省エネ家電とは?買い替えで家計にも環境にもやさしい生活を

2021年03月11日

一度買った家電を長く使い続けている人も多いのではないでしょうか。しかし、もしかしたら省エネ家電に買い替えたほうがおトクかもしれません。この記事では、省エネ家電の解説や補助金制度、省エネ家電の選び方をご紹介します。あわせて環境にやさしい発電方法や電力会社もチェックしましょう。

環境に優しい、エバーグリーンの「CO₂フリープラン」

『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

エバーグリーンの「CO₂フリープラン」に加入すると、電気を使用したときのCO₂排出量が実質ゼロになります。

CO₂フリープランの詳細はこちらからご覧いただけます。

家電製品は値が張ることが多く、なるべく長く使いたいものです。しかし、買い替えずに長く使う方がおトクとは言い切れません。

「省エネ家電」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。家電製品の機能は年々向上しており、省エネ性能の高い家電製品を省エネ家電と呼びます。

長く使っている家電製品がある場合は、省エネ家電に買い替えたほうが電気代が安くなるかもしれません。

ここでは省エネ家電についての解説と、買い替えることで電気代が抑えられる仕組みをご紹介します。

省エネ家電とはエネルギーの消費量を抑えた家電製品

そもそも「省エネ」とは何でしょうか。

省エネとは、「省エネルギー」を略した言葉で、簡単に言えば「エネルギーを無駄なく効率的に使うこと」です。

私たちの生活に欠かせない電気やガス、水道をはじめ、あらゆるものがエネルギーを消費することで成り立っています。

その資源である石油や石炭、天然ガスなどは限りがあるので、なくなってしまうのを防止しなければいけません。そのために、無駄なく上手にエネルギーを使う省エネが必要なのです。

そして「省エネ家電」は、エネルギーの消費量を抑えられる家電製品を指します。

現在、日本のエネルギーの約85%は、化石燃料の燃焼によって作られます。これに伴いCO₂(二酸化炭素)が排出され、結果として地球温暖化を促進してしまっているのです。

特に電気を使うことで発生するCO₂の排出量は多くなっています。そのため、エネルギー消費を抑えた省エネ家電を使うことで、地球環境を守ることに繋がります。

長く使っている家電があるなら買い替えがおすすめ

現在日本では、環境を守るために省エネ法などの制度や政策がとられています。そのうちのひとつが「トップランナー制度」です。

"「トップランナー制度」とは、家電製品や自動車などの機器の省エネルギー基準を、それぞれの機器において、現在商品化されている製品のうち、最も優れている機器の性能以上にするというものです。"

(出典:資源エネルギー庁|省エネポータルサイト)

つまり、クリアすべき基準を最も優れている製品以上に設定することで、家電製品の省エネ性能が年々向上していくのです。

現在の家電製品はこのトップランナー制度によって、10年ほど前の製品と比較すると大幅に省エネ性能が向上しています。

そのため、もしも現在使っている家電製品が10年以上前のものなら、買い替えた方が消費電力を抑えられ、電気代が安くなることが考えられます。

たとえば10年前の2011年製と2021年製の冷蔵庫(定格内容積501~550L)を比較した場合、年間で約5,000~6,000円も電気代が安くなります。

下記の環境省のサイトで、省エネ家電に買い替えた際の電気代を比較できるので、ぜひ一度試してみてください。

省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」

省エネ家電への買い替えで補助金のある自治体も

自治体によっては、省エネ家電への買い替えで使える補助金制度があります。

たとえば東京都では、エアコン・冷蔵庫・給湯器を省エネ性能の高いものに買い換えると、商品券もしくはLED割引券に交換できる「東京ゼロエミポイント」が付与される事業を実施しています。

申請には条件がありますが、このような補助金を活用して買い替えることでさらにおトクになります。

お住まいの地域で補助金制度があるか確認してみることをおすすめします。

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それでは省エネ家電はどのように選べば良いのでしょうか。

家電製品には、その商品の省エネ性能を示す「省エネラベル」が付いています。

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(出典:資源エネルギー庁|エネルギー消費機器の小売事業者等の省エネ法規制)

この省エネラベルは、トップランナー制度により定められた基準の達成度合いをラベルに表示したものです。

省エネ家電を選ぶ際は、この省エネラベルを参考にして選びましょう。

省エネラベルはカタログや製品本体などに貼られています。

省エネ基準を達成している製品には緑色のマークに、基準に満たない場合はオレンジ色のマークになっているため簡単に識別可能です。

そのほか、省エネ基準達成率・エネルギー消費効率・目標年度などが記載してあります。

多段階評価での省エネ性能や、年間の目安電気料金も記載されているので、購入するときの参考になるでしょう。

ここからは家電製品別に、以前の製品との消費電力比較と、選び方をご紹介します。

エアコン

エアコンは、2009年と2019年の製品を比較すると、省エネ性能が約17%上がっています。

リビングや寝室など、使用時間が長い部屋ほど、省エネ効果の高いエアコンを設置することをおすすめします。省エネ効果が大きくなり、電気料金も安くなる効果が期待できます。

また、エアコンを選ぶときは部屋の広さに見合った能力の製品を選びましょう。

さらに、一度換気して熱気を逃してからスイッチを入れたり、室外機の周りをきれいにしておいたりすると、より一層効率よくエアコンを使うことができます。

冷蔵庫

冷蔵庫は2009年と2019年の製品を比較すると、約40〜47%もの省エネになっています。

冷蔵庫はスイッチを切らず、24時間365日稼働しています。そのため高性能なものに買い替えると、大きな省エネ効果を得ることが可能です。

冷蔵庫を効率的に使えるインバーター制御やノンフロン対応、高性能の断熱材を使用した製品を選ぶと良いでしょう。

さらに省エネ効果を高めるコツは、以下の2点です。

  • 冷蔵室は余裕を持たせる
  • 冷凍庫は隙間なく食材などを入れる

これらを実践することで、効率よく食材の温度を保てます。

液晶テレビ

液晶テレビは、2010年と2019年の製品を比較すると約42%の省エネになっています。LEDバックライトが採用されたことが大きいようです。

省エネ効果の高い液晶テレビを選ぶときは、先ほど挙げたLEDバックライトや、省電力機能が搭載されているかどうかがチェックポイントです。自動電源オフ機能や明るさ調整機能などがあれば、ムダな電力消費を抑えられます。

見ていないときは電源をこまめに消したり、明るさを適切に調整すれば、さらに省エネ効果が高くなりおすすめです。

照明機器

意外と気にしている人が少ないのが照明機器ですが、一般の電球とLED電球を比較すると86%もの省エネになっています。またランプ寿命で比較すると、LEDランプの方が40倍も長持ちです。

LEDランプへの交換は、使っている照明器具に対応しているかをよく確認して選ぶことが大切です。対応していないものを選んでしまうと、寿命が短くなってしまったり、発煙・火災の原因になってしまうおそれがあり、注意が必要です。

また、これまで主流だった一室一灯照明より、多灯分散照明にすることがおすすめです。

多灯分散照明とは、ワット数の低い照明器具を分散して配置する方法のことです。

これまでの一室一灯は、部屋全体を照らすため、不要な箇所まで明るくなるというムダを生んでしまっていました。

しかし多灯分散照明であれば、部屋や目的に合わせて適切に照明を配置しているため、ムダな明かりを減らすことが可能です。

たとえば食事のときはダイニングテーブル上部のペンダントライトを点けたり、夜はスポットライトのみを点けたりして、生活シーンに合わせるのです。

ほかにも昼間の明るい時間帯は照明を明るくしすぎないなど、時間やシーンに合わせて調光や調色することも省エネに繋がります。

温水洗浄便座

温水洗浄便座は、節電モードがあるものを選びましょう。使っていないときの温度を自動で下げたり、使用時のみ水温を上げたりするなど、多様な機能があります。

また、節水効果が高い製品を選ぶこともおすすめです。

このように、近年では省エネ効果の高い電化製品が多くあるので、買い替えを検討してみることをおすすめします。

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省エネ家電を選ぶことも大切ですが、電力会社を選ぶことも大切です。

再生可能エネルギーを多く使った電力会社を選べば、エネルギーの安定供給確保や地球温暖化防止に貢献できます。

再生可能エネルギーとは

再生可能エネルギーとは、資源が枯渇することがないエネルギーのことです。

火力発電の主な資源である石油や石炭には限りがありますが、太陽光や地熱、風力、バイオマス(再生可能資源)を使用した発電方法は、資源がなくならないとされています。

資源を繰り返し使えるうえにCO₂を排出しないため、環境にやさしいのが特徴です。

環境にやさしいバイオマス発電

環境への配慮を考える際、家電製品の買い替えだけでなく、電力会社の切り替えも検討してみましょう。

たとえば『エバーグリーン』は、国内トップクラスのバイオマス発電所事業者であるイーレックスグループの小売電気事業者です。

バイオマス発電とは、生物由来の再生可能資源(バイオマス)を使った発電方法です。

バイオマスには木くずや間伐材などいろんな種類がありますが、イーレックスではPKSという椰子殻(やしがら)を使用しています。水分量が少ないため発電量が高く、近年注目されている資源です。

地熱や風力を使った発電方法は天候などに左右されるというデメリットがありました。しかし、バイオマス発電は、燃料があれば安定して供給できるメリットがあります。

環境にやさしいうえ、安定して電気を使えるので魅力的です。

エバーグリーンのCO₂フリープランがおすすめ

『エバーグリーン』には、「CO₂フリープラン」というものがあります。

CO₂フリープランに加入すると、家庭の電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになります。

このプランに切り替えることで削減できるCO₂排出量は、一般的な家庭で、杉の木約130本が一年間に吸収する量に相当します。

※ 300kWh/月×12か月×0.496kg-CO₂/kWh(平成29年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

環境に配慮しながら生活したいという方は、ぜひ一度CO₂フリープランをご検討ください。

CO₂フリープランの詳細こちら >>

長く使っている電化製品を省エネ家電へ買い替えることで、消費電力が抑えられ、電気代の節約に繋がります。

また電気を使うことで多くのCO₂が排出されるので、電力会社も環境に配慮されたプランがあるところに切り替えるとなお良いでしょう。

これからの地球のために、省エネ家電への買い替えや電力会社の切り替えを検討してみませんか。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

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