地球温暖化と海面上昇の関係とは?海面上昇による影響も解説

2021年08月30日

地球温暖化の影響は気温の上昇だけにとどまらず、さまざまな事象を引き起こすと考えられています。そのうちのひとつが海面上昇です。この記事では、地球温暖化と海面上昇の関係性や、海面上昇がもたらす影響などについてご紹介します。

地球全体の平均気温が上がる「地球温暖化」が、世界中で問題視されています。

地球温暖化が進むと、ただ単に気温が上がるだけでなく、それによってさまざまな影響が出ます。

そのひとつが海面上昇です。

地球温暖化で気温が高くなり、陸上の氷河や氷床に貯蔵されていた氷が溶け出すと、海に流れ込みます。

そうすると海水の量が増えて、海面が上昇してしまうのです。

また、水温が高くなって海水の体積が膨張することも海面上昇の原因のひとつと言われています。

一般的に、液体は温度が高くなれば、体積が膨張します。

20℃の海水が1℃上昇すると、体積が約0.025%膨張するとされており、このことも海面の上昇につながっているのです。

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海面上昇が起こると、台風や高潮の脅威がさらに増すことになります。

海面上昇している海に台風や高潮が重なると、街に浸水する海水のボリュームが大きくなるからです。

特に海抜の低い島国への被害は深刻です。

ツバルやフィジー諸島共和国などはすでに高潮による被害が大きくなっており、海水が住宅や道路、田畑に入り込む事象が発生しています。

ツバルに住む人々の中には、こうした被害から逃れるためにニュージーランドへ移住する人たちも出てきており、事態の深刻さがわかります。

【関連記事】高潮の原因は?引き起こされる災害や温暖化との関係も紹介

海面が30センチ上昇した場合、日本全国の砂浜の半分以上が失われると言われています。

もし1メートル上昇すると、なんと9割以上が消失してしまうと考えれられているのです。

被害は砂浜だけにとどまりません。

海面が1メートル上昇した場合、もし堤防を高くするなどの対策を行わなければ、東京では、江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区のほぼすべてのエリアが影響を受けると予測されています。

各国の政府関係者と世界有数の科学者が参加している気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告によると、1901年から2010年の約100年間を通じて、海面は19センチ上昇しました。

2013年には、2100年までに海面が82センチ上昇すると予測していましたが、海面上昇は想定外の速さで進んでおり、最も深刻化すると2100年には最大110センチまで上昇するとの見方も出ています。

海面上昇を抑えるために、私たちにできることはあるのでしょうか。

先ほど地球温暖化が海面上昇の原因のひとつであることをご紹介しました。

つまり地球温暖化を防止することが、海面上昇を抑えることにもつながると言えます。

地球温暖化の進行を止めるためには、その原因となっている温室効果ガスの排出量を減らすことが重要です。

ここでは温室効果ガスの排出を抑えることにつながる、家庭で取り組める省エネ行動をいくつかご紹介します。

エアコンを適切な設定温度で使う

エアコンは設定温度によって消費電力が大きく左右されます。

消費電力が大きいということはその分エネルギーをたくさん必要とし、温室効果ガスの一種である二酸化炭素の排出量が多くなります。

そのため、夏は冷房の設定温度を下げすぎないように、冬は暖房の設定温度を上げすぎないように心がけましょう。

資源エネルギー庁では、夏の冷房時の室温は28℃、冬の暖房時の室温は20℃を目安にするよう呼びかけています。

何℃に設定すれば良いかわからない場合は、この数値を参考にすると良いでしょう。

エアコンの設定温度については、こちらの「冷房の設定温度は何℃が良いの?電気代との関係や節約術をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

電気の無駄遣いをなくす

必要のない照明はこまめに消しましょう。

高効率蛍光灯やLED照明に交換するのも省エネには効果的です。

また、テレビのつけっぱなしを控えて、使わない場合は主電源からオフにしておきましょう。

他の家電製品も主電源をオフにしたり、コンセントからプラグを抜くと、無駄な電力をカットできます。

しかし、タイマーや時刻表示などの機能は、主電源をオフにすると機能しなくなってしまいますので、臨機応変に対応しましょう。

待機電力については、こちらの「待機電力の電気代はどれくらい?待機電力が多い家電製品や節約方法も紹介」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

エコな電気を使う

再生可能エネルギーを使ったエコな電気に切り替えることも、温室効果ガスの排出削減につながります。

再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・バイオマスなどのエネルギーを指します。

温室効果ガスを排出せず(もしくは増加させず)に発電でき、資源が枯渇しないことから、世界中で注目されているエネルギーです。

電力自由化がスタートして以来、今ではさまざまな電力会社があります。

再生可能エネルギーを積極的に扱っている会社も登場しているため、そのような会社に切り替えるだけでも、温室効果ガスの排出削減に貢献できるでしょう。

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地球温暖化を食い止めるために行動したいという方におすすめなのが、『エバーグリーン』です。

『エバーグリーン』は東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員です。

親会社である『イーレックス』は、国内トップクラスのバイオマス発電事業者として、エコな電気の供給に取り組んでいます。

エバーグリーンは、そんなイーレックスグループの一員として、電気の小売りをしている会社です。

イーレックスのバイオマス発電所などから、安定した電力調達を実現しています。

電力事業は20年以上の実績があり、電気契約数は20万件を超えました。

対応エリアは広く、沖縄と一部離島を除く日本全国の家庭に電気をお届けしています。

CO₂の排出量が実質ゼロに

エバーグリーンでは、実質再エネ100%の「CO₂フリー電気」をすべてのお客さまにお届けしています。エバーグリーンの電気に切り替えることで、ご家庭の電力使用によるCO₂排出量がゼロになります。

エバーグリーンへの切り替えで削減できる年間CO₂排出量は、一般的な家庭で1,562kg-CO₂です。これは杉の木約112本が1年間に吸収する量に相当します。

※ 300kWh/月×12か月×0.434kg-CO₂/kWh(令和3年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

エバーグリーンについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ一度公式ホームページをご覧ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

海面上昇が進むと、台風や高潮による被害がこれまで以上に大きくなります。

海抜の低い国ではすでに影響が出ており、海面上昇は深刻な問題です。

海面上昇の原因のひとつと言われているのが、地球温暖化です。

つまり地球温暖化を抑えることができれば、海面上昇を防ぐことにつながります。

地球温暖化の大きな原因は、温室効果ガスの排出量が増えていることです。

エアコンの設定温度を適切にしたり、無駄な電気を使わないよう意識するなど、温室効果ガスの排出量を抑える行動を心がけましょう。

また、エコな電気を選ぶことも、地球に優しい選択のひとつです。

ぜひこの機会に、エバーグリーンへの切り替えをご検討ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

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