引っ越し前に早めにやっておくべきこと
まずは、引っ越しの1か月前から考えておきたいことを見ていきましょう。
時間に余裕のあるうちに、できることを前倒しで進めていくことをおすすめします。
【やることリスト】
転居先の決定(引っ越し先の家の確保)
引っ越すことが決まったら、まずは住宅の確保が必要です。
社員寮や社宅などに住む場合は不動産会社と賃貸契約を結ぶ必要はありませんが、そうでない一般的な賃貸物件に住むことを考えている場合には、なるべく早く動き出したほうがいいでしょう。
特に2〜4月頃は引っ越しをする人が多く、条件のいい人気物件はすぐに埋まってしまいます。
辞令の交付タイミングなどによって転居先のエリアが決まるまでに時間が掛かってしまう場合は仕方ありませんが、希望条件などは前もって考えておくようにしましょう。
引越業者の選定、引越日の確定
転居先の住所が決まったら、次は業者の選定と引越日の確定を行います。
こちらも引っ越しのハイシーズンは希望通りにならないケースが多く、特に4月1日発着の引っ越しに関してはかなり前から予約しておかないと対応してもらえないケースが多々あります。
また、ハイシーズンの引っ越しは費用も割高となります。
もし日程を柔軟に決められるのであれば、2〜4月頃は外して引っ越したほうがいいでしょう。
引っ越し業者は、複数の会社から見積もりをもらうのが理想です。
業者と引越日が確定したら、業者経由でダンボールなど梱包資材を調達しましょう。
梱包材はホームセンターなどでも購入できますが、大手引越業者は無償で提供してくれる場合が多いので、確認してみてください。
(賃貸の場合)管理会社への連絡
今住んでいる物件が賃貸物件なのであれば、引っ越しすることを管理会社に連絡する必要があります。
連絡する際に管理会社と話す内容は、主に下の4つです。
・退去予定日の報告
・退去立会日がいつになるか
・最終月の家賃・管理費・水光熱費などの扱いについて
・鍵の返却について
退去の立ち会いはすべての荷物を運び出してからでないと行えないため、荷物搬出の当日以降となります。
遠方への引っ越しの場合、立ち会いが退去と別日になると、そのためだけに元の住居へ戻ってこなくていけなくなります。
移動が大変になるので、なるべく荷物搬出の当日にしてもらうよう交渉してみてください。
インフラ(電気・ガス・インターネット)の見直し検討
2016年にスタートした電力自由化、2017年に始まった都市ガスの自由化により、電力会社やガス会社は選択の幅が広がりました。
近距離での引っ越しで、電力会社・ガス会社ともに変更する必要がない場合であっても、住宅の間取りやライフスタイルの変化によって、よりお得に使える契約会社・料金プランがあるかもしれません。
また、現在契約している電力会社・ガス会社が供給している対象地域の外に引っ越しする場合も、よりお得なプランで契約できるチャンスです。
今では電力会社・ガス会社の数も増え、各社が特色のあるプランを打ち出しています。
たとえば、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員である新電力『エバーグリーン』には、下記のようなユニークな電気プランが用意されています。
- CO₂フリープラン:電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになるプラン
- プレミアムポイントプラン(Tポイント):電気使用料金に応じてTポイントがたまるプラン
- 保険でんき:個人賠償責任保険と電気がセットになったプラン
- あるく・おトク・でんき:歩数に応じて電気代が安くなるプラン
エバーグリーンについてもう少し詳しく知りたいという方は、ぜひ一度公式ホームページをご覧ください。
インターネットなどの通信費に関しても、契約に無駄がないかを見直して支出をスリムにする絶好の機会です。
ぜひチェックしましょう。
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不用品処分
新居には持っていけない大型家具や家電などは、転居前の住所地で処分するのが望ましいです。
自力で運び出せないような家具は処分業者に引き取りにきてもらうのが理想です。
しかし、3月中旬から4月上旬にかけてはこうした業者も忙しいので、なるべく早く連絡することをおすすめします。
また、大型家具以外も、早い段階から身の回りの不用品の処分を進めていきましょう。
不要な服や本、ゲーム、自分で持ち運べる程度の小型家電は、中古品買取店へ持ち込むなどすると、少額ではありますが引っ越し費用の足しになるかもしれません。
新居のレイアウトを考える
新居の間取りを考えることは、引っ越しの楽しみのひとつでもあります。
どの空間を何の部屋として利用するのか、今持っている家具はどこに配置するのかなど、できるだけ細かく想像しておくといいでしょう。
細かい家具配置を考えておくことで新居に不要な家具、新しく必要な家具が見えてくるものです。
なお、社員寮や社宅の場合、具体的な部屋の見取り図が示されず、(2LDKなど)部屋数程度の情報しかもらえないというケースもあります。
その場合は、どのような役割を持たせた部屋を作るかということだけを事前に考えておき、あとは搬入の直前に軽く家族内で相談して大まかなレイアウトを決めるしかありません。
なるべく見取り図をもらって、イメージを膨らませておくようにしましょう。
引っ越しの1週間前までにやっておくこと
次に、荷物搬出日の1週間前までにやっておきたいことをご紹介します。
行政手続きなども含まれますので、抜け漏れのないよう、気を付けて進めていきましょう。
【やることリスト】
役所への転出届提出
転出届は、市区役所もしくは町村役場で提出する書類です。 転出予定日と転入予定日、引っ越す家族の名前などを記載して報告します。
転出届は、転出予定日のおよそ2週間前から受け付けてくれますが、窓口が混みあうことも予想されますので、なるべく早い段階で準備することをおすすめします。
転出届を出した際にもらえる「転出証明書」という書類は、転居先の役所に提出しなくてはいけない書類ですので、絶対に紛失しないよう気を付けてください。
なお、転居の際に本籍地を一緒に移動する方もいますが、本籍地については本来転居に合わせて動かす必要のないものです。
一軒家やマンションなどを購入して、生涯そこに住み続ける予定となる転居であれば本籍地移転をしてもいいかもしれませんが、そうでない限りは、わざわざ本籍地を変更しなくても問題ありません。
もし本籍地を変更したい場合は、転出届のほかに転籍届も提出することとなります。
(子どもがいる場合)転校(転出)手続き
公立の小学校・中学校・高校に通っているお子さんがいる場合には、転校手続きが必要になります。
公立小学校・中学校の児童・生徒の転校手続きのためには、まず、転居前に通っている学校に「在学証明書」「教科書用図書給与証明書」を発行してもらう必要があります。
これらの必要書類は、学校へ連絡すればもらうことができます。
校区外への引っ越しの場合は、転居先の教育委員会に連絡して、通学指定校を確認してください。
その後、通学指定校に転居後の通学開始時期を連絡することで、ひとまず引っ越し前の手続きは終了となります。
公立高校に通っている生徒の転校は、学校でのカリキュラムの違いによる単位取得状況の差などから、必ずしもすべての学校で受け入れてもらえるとは限りません。
また学校によっては、転入学のための面接や学力試験が課されるケースもあります。
詳細については、現在通っている高校と、転入学を希望している高校の双方に確認をとる必要があるので注意してください。
転校手続きはやることが多いので、早めに動きだしておくといいでしょう。
また学用品が指定される場合もあるので、転校前に一通り揃えておくが必要となります。
なお、私立学校からの転出、私立学校への転入の場合については学校ごとで対応が異なりますので、それぞれの学校に問い合わせを行ってください。
郵便の転送手続き
郵便物は、転居から1年間の期限付きで新居へ転送してもらうことができます。
これは郵便局のサービスで、郵便窓口にある転居届を出すことで対応してもらえるものです。
絶対に必要とは言い切れませんが、旧住所に郵便物が届くケースはとても多いので、登録しておくに越したことはないでしょう。
インフラの再契約、転居手続き
事前に見直していたインフラの契約について、新規契約、現契約の終了、プランの切り替えなどを行いましょう。
電力会社、ガス会社、インターネットプロバイダが変わる場合には、まず元会社に対して契約終了の連絡を取ります。
次に新しい契約先に対して、荷物搬入日当日から新規契約を行う旨を連絡します。
プランのみを変更して契約先企業を変更しない場合は、引っ越しに合わせてプラン変更を行う旨を伝え、転居日と転出先、希望のプランについての連絡を行いましょう。
また、プランの変更も行わないという場合であっても、転居の連絡は必要になります。
水道については、転居前の住所地の管轄水道局に転出の旨を伝え、転入先の住所地の管轄水道局にも同様に転入の連絡を入れます。
現住所での水道利用は荷物搬出の翌日まで、新住所での水道利用は荷物搬入日の当日から、としておきましょう。
ガスの「閉栓」作業には立ち合いが必要なケースがあります。「開栓」作業には立ち合いが必須です。
ガス閉栓作業に立ち合いが必要な場合は、転居前住所地でのガス契約を荷物搬出前日までとしておいて、ガス会社に閉栓作業をお願いするなど、柔軟な対応が必要です。
電気や水道、ガスの契約日を間違ってしまうと、インフラが整備されていない状況で生活しなくてはならないという事態が発生しかねません。
十分注意しましょう。
火災や地震など住宅にかかる保険の見直し
住宅に関わる保険には、火災保険や地震保険などがあります。
転居前と転居後の家の規模によって、必要な補償内容、保険料が変わる場合があるので事前に確認しておきましょう。
電気やガスなどと同様に、プランの見直しも合わせて行うことをおすすめします。
荷造り
荷造りは、すぐには使わないものから順番に梱包していくことがポイントです。
季節外れの服や、特定の行事にしか使わない飾り物、アウトドア用品などから順に整理していくようにしましょう。
その次に、本などの娯楽品、普段使わない調理器具などを梱包していきます。
毎日使っている衣類や食器類、布団を梱包するのは、引っ越しの直前です。
最終的には、荷物搬出日から荷物搬入日までの2泊3日程度を過ごせるだけの寝間着、普段着、下着、靴を残して、あとはすべて梱包することとなります。
梱包材が足りなくなる場合もありますので、なるべく早めに動き出して、不用品の仕分けなども進めていきましょう。
梱包するときに気を付けたいことは、どのダンボールにどれくらいのものを詰め込むか、という点です。
本などの重たいものをひとつのダンボールにまとめてしまうと、底が抜けたり、持ち運びが難しくなったりする原因となります。
本と一緒にタオルや衣類、CDなど、少し重さを軽減できるようなものも同梱すると、重さが分散されて運びやすくなるのでおすすめです。
ガラス食器や陶器の置物などのこわれ物は、梱包にも工夫が必要です。
古新聞や専用の緩衝材でしっかりと包装したあとにダンボールに詰め、『こわれ物注意』とどの角度からも見えやすいように朱書きしておきましょう。
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引っ越し前日~当日にやること
続いて、引っ越し前日から当日にやることです。スムーズに当日を迎えられるよう、必要な作業をしっかり確認しておいてください。
【やることリスト】
- 転出元、転入先への挨拶用のアイテム(お菓子など)の購入
- 冷蔵庫、洗濯機のコンセントプラグを抜く
- 転出元の荷物搬出と住宅の掃除
- 転出元のインフラ停止
- 転出元の近隣住民へのご挨拶
- (賃貸の場合)退去立ち会い
- 転入先の近隣住民へのご挨拶
- 転居先での荷物搬入
- 転入先のインフラ開通
転出元、転入先への挨拶用のアイテム(お菓子など)の購入
これまでお世話になった近所の方へのあいさつ、転入先のお宅へのあいさつの際に渡すアイテムを忘れず購入しましょう。
金額は高くても1,000円程度に留めておきます。あまり高額なものを贈っても、受け取り側が困惑してしまうためです。
冷蔵庫、洗濯機のコンセントプラグを抜く
冷蔵庫はコンセントプラグを抜いて少しすると内部から水が出てきます。この状態で搬送を始めてしまうと電気系統が水濡れ状態となって故障の原因となってしまうのです。
そのため、持ち運びの半日以上前にはコンセントを抜いて、不要な水を取り除いておく必要があります。
前日には冷蔵庫が使えなくなるので、そこに合わせて食材も消費していきましょう。
洗濯機も同様に、使用直後は水気が多い状態なので、早めに最後の洗濯を終わらせて水抜きをし、電源を落としておきます。
洗濯機の水抜きは、洗濯物をすべて取り除き、水道栓を閉じた状態でしばらく運転させて行います。
その後、排水ホースから出てくる水を切り、洗濯機の脱水ボタンを押せば、水抜き完了です。
難しい操作ではないので、忘れずに行いましょう。
転出元の荷物搬出と住宅の掃除
引越し業者が到着したら、荷物を搬出します。
荷物搬出については基本的に業者がすべてやってくれますので、黙って作業状態を確認するか、もしくは住宅の掃除を始めてしまいましょう。
荷造り作業をしながらある程度の掃除はすると思いますが、ここで行う掃除は部屋を明け渡す前の最終的なものになります。
家具の裏にたまっていた埃なども取り除き、できるだけ入居した時と同じ状態を復元するよう努めましょう。
転出元のインフラ停止
掃除がひと通り完了したら、ガスと水の元栓を閉めましょう。
水の元栓を切ったあとは、「水落とし(水抜き)」を行います。元栓を切った状態で蛇口を開き、元栓より住宅側の水をすべて出し切ります。
最後に電気のブレーカーを落として完了です。
配電盤がスマートメーターに切り替わっている場合は、契約終了に伴って自動的にブレーカーが落ちる仕組みとなっています。
全居室の電源を一気に落とすブレーカーや各居室の電源をコントロールするブレーカーがあるかと思いますので、念のためそれらをすべて「OFF」にしておきましょう。
これらの元栓を閉める作業は退去点検時にもチェックされますが、事前にやっておくとスムーズに退去処理が進みます。
転出元の近隣住民へのご挨拶
お世話になった近隣住民へ、お菓子などを渡して簡単にお礼を述べましょう。
なるべくは直接会ってお礼を言うのが理想ですが、不在の場合はひとことメッセージを添えて郵便受けなどに投函しておきます。
特別仲が良かった方で連絡先を知っている場合は、事前に退去予定日を伝えて、直接お伺いしたいという旨を伝えておいてもいいかもしれません。
(賃貸の場合)退去立ち会い
賃貸物件の場合は、退去の立ち会いが必要になります。
退去時に確認されることは、住宅が借りる前に近い状態で返されているか、という点です。
壁に大きな穴が開いているなど、通常の生活を送っているだけでは起こらないような破損がある場合、修繕費を請求されてしまう可能性もあります。
多くの賃貸物件では敷金を事前に管理会社に支払っており、その中から修繕費用を出してくれますが、修繕にかかる費用が極端に高かったり、そもそも敷金不要の物件を借りている場合は、支払いを求められるでしょう。
きれいに使っている場合は敷金を返してもらえます。
転入先の近隣住民へのご挨拶
転入先の周辺住民へのご挨拶は、これからの生活をより良くするために、必須と言えます。
一軒家であれば町内会のつながりなどで地域協力しなくてはならない場合も少なくないでしょう。
マンションであれば、騒音問題などが発生した際の対処がしやすくなります。
転出元で近隣住民に渡したものと同額程度の手土産を渡し、簡単に挨拶を行いましょう。
転居先での荷物搬入
転居先での荷物受け取りは、近距離であれば当日中、遠距離であれば1~2日後に到着するケースが大半です。
事前に打ち合わせていた日時に、新居で荷物を受け取りましょう。
大きな家具・家電は自力で配置できないかもしれません。
あらかじめ決めておいた配置通りに、引越業者に指示を出して置いて行ってもらいましょう。
転入先のインフラ開通
荷物の搬入を待っている間に、転入先のインフラ開通処理を行いましょう。
開通作業は転居前に閉栓した作業の逆順で行いますので、最初は電気のブレーカーを下げて通電させます。
次に水の元栓をあけて、水道から水が流れるのを確認しましょう。
長い間誰も住んでいなかった家の場合、最初の1分間程度はサビの浮いた水が出てくる可能性が高いので、しばらく流しっぱなしにしておいてください。
ガスの開栓は、ガス会社の作業員が立ち会わないと行えないので、荷物搬入日にガスが使えるとは限りません。
引っ越したらすぐにやること
最後は引っ越し後にすぐやるべきことをチェックしましょう。ここでご紹介している作業は、遅くとも引っ越し後2週間以内には対応したいものです。
【やることリスト】
役所への転入届提出
住民票を新しい住所に書き換えないと多くの手続きが進まないため、転入届の提出は最初にやっておきたいことです。
転入届の提出は転居後2週間以内に行うよう定められていますが、可能な限り早くに、できれば転居の翌日などに、すぐ行ったほうがいいでしょう。
転出証明書を持って市区役所・町村役場へ行き、転入届を出すと、新しい住民票を取得できるようになります。
新しい住民票は様々な場面で使う可能性があるので、数部発行してもらうとスムーズに手続きが出来ます。
転入者の多い4月上旬は窓口業務が混み合い、転入届提出の当日に住民票が発行されないケースもあるので、注意してください。
(子どもがいる場合)転校(転入)手続き
公立の小・中学校に通うお子さんがいる場合、役所へ「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を持っていくと、「転入学通知」を受け取ることができます。
転入学通知は子どもの転校処理に必要な書類ですので、必ず早めに受け取っておいてください。
在学証明書、教科書用図書給与証明書、転入学通知の3点を持って転入学先の学校へ行けば、あとは学校側で処理してくれます。
この際、転居前の時点で、転校先の学校に対して転入時期の連絡をしておくことで、スムーズに処理が進みます。
なお、私立の小・中学校、高校に関しての転入手続きは、各校で対応が異なりますので、それぞれの転入希望先の学校に問い合わせて確認してください。
(犬を飼っている場合)登録変更手続き
犬を飼っている場合は、飼い犬の登録と狂犬病予防注射が義務付けられています。
引っ越しをしたら、市区役所・町村役場、もしくは保健所に連絡して住所の変更届を出しましょう。
交付されている犬の鑑札をもって、担当窓口へ行ってください。
各種住所変更
他にも、住所変更によって変更が必要なものがたくさんあります。 管轄別にまとめたので、それぞれ見ていきましょう。
市区役所・町村役場管轄
・国民年金
・国民健康保険
・マイナンバーカード
・原付(排気量125cc以下)
・(本籍地が変更になっている場合)パスポート
これらはすべて市区役所・町村役場で住所変更が可能です。
転入届に合わせて変更申請を行うのが理想ではありますが、役所の混雑具合などを見て、翌日以降に申請に行ってもいいでしょう。
警察管轄
・運転免許証
・車庫証明
運転免許証の住所変更には、新しい住所を確認できる書面と運転免許証が必要です。
新しい住所を確認できる書面は、住民票、健康保険証、公共料金の受領書、本人宛の郵便物などが該当しますが、引っ越してすぐだとどの書類も揃えづらいので、住民票を提出するのが1番簡単でしょう。
車庫証明の住所変更は、自動車保管場所証明申請書をはじめとする複数の書類が必要となります。
事前に準備しておきたいのは駐車場管理者の使用承諾証明書です。
駐車場を借りる場合に大家さんや管理会社に署名・捺印をしてもらう必要があります。
陸運局管轄
陸運局では、普通自動車とバイク(排気量126cc以上)の車検証の住所変更を行います。
軽自動車は軽自動車検査協会という別組織で、同様に住所変更処理を行わなくてはいけません。
車検証の住所変更には新住所における車庫証明が必要となりますので、事前に車庫証明を取得しておきましょう。
カーディーラーに任せた場合は、一括で対応してくれるケースがあります。
その他
・銀行
・保険関係
・クレジットカード
・通販サイト
・他登録中の各種サービス
これらも、なるべく早い段階で住所を切り替えておきましょう。
住所を変更していく途中で、サービス自体の継続、中止などについても一度考えてみてもいいかもしれません。
例えば、使っていないクレジットカードや銀行口座は利用停止や口座閉鎖しても支障はないでしょう。
引っ越しは、不要なものをカットして、今後の手続きをスリム化していくいいチャンスです。
(必要な場合のみ)新住所での印鑑登録
印鑑証明の登録は必須ではないものの、必要になりそうであれば、事前に登録しておくといざというとき便利です。
印鑑登録は市区役所・町村役場の窓口で対応してもらえます。
インフラの手続きには時間がかかる!早めの準備を!
インフラサービスの閉鎖、開通、住所変更などの手続きは、多くがWEB上で出来るようになってきましたが、まだ電話のみの会社も少なからずあります。
特に3月下旬~4月上旬にかけては、こうしたサービス系統の電話はかなり繋がりにくくなっているケースが大半です。
それだけでなく、ガスの立ち会いやインターネット用のルーターなど、人や物が実際に移動しなくてはならないものは、手配に時間がかかって希望日に届かないということもよくあるのです。
だからこそ、引っ越しにおいてインフラ系の切り替え手続きは、早めの動き出しが肝心といえます。
また、インフラ系の各種サービスは、生活費の中でも普段はなかなか見直す機会のない固定費であり、生活支出の中でも大きなウエイトを占めています。
新生活での節約を考えているのであれば、これを機にお得な会社・プランへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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