節約上手になるための5箇条
節約を成功させるために押さえておきたいポイントがあります。 まずは、誰でも節約上手になれる5箇条をチェックしてみましょう。
1. 家計簿をつける
節約を始めるにあたり、まずは家計状況を知ることが大切です。
収入がどのくらいあり、何にいくら使用しているのか、そして最終的な支出を知りましょう。そのために便利なのが家計簿です。
家計の収支を数字で記録すれば、節約すべき出費を明確にすることができ、より効率的に節約ができます。
また、しっかりと可視化できるので、より節約の意識が高まるでしょう。さらに、節約に成功したときは、その努力を数字で実感できるのが嬉しいポイントです。
家計簿を家族と共有しておくと、一致団結して節約することもできます。
最近ではスマホで使える家計簿アプリがあるので、誰でも気軽に家計簿をつけることができます。
「いつ、どこで、何を、いくらで買ったか」と、細かく記録するのが面倒な場合は、「食費」や「家賃」など大まかな分類でも良いので、月単位の収支を明確にしておきましょう。
家計簿の項目については、下記の記事に詳しくまとめています。
【関連記事】家計簿の項目を一覧で紹介|項目の決め方も合わせて解説
2. 整理整頓を心掛ける
整理整頓と節約は無関係に感じますが、実は強い結びつきがあります。
部屋が散らかっていると何がどこにあるのか分からず、同じものを買ってしまったり、管理状態が悪くて物をダメにしてしまったりと、ムダが増える原因になるのです。
部屋をしっかりと整理整頓できていれば、不必要な買い物が減ります。そして、家中の細かなケアができるので物の寿命も伸び、結果的に節約へと繋がるでしょう。
節約上手な人は家の整理整頓ができていることが多いです。
常に完璧な掃除ができなくても良いので、家にあるものを把握して、整頓された空間を大切にしてください。
3. 適度な息抜きポイントを作る
根を詰めて節約を行っていると、「大変だ」「しんどい」と感じてしまいます。
すべてを完璧にやろうとせず、できることとできないことを把握することが大切です。
できないと判断したことは無理をせず、息抜きポイントと思ってちょっと楽をしてみましょう。
例えば、特売品を買いに行くためにスーパーへ足を運ぶ代わりに、少し高くてもネットスーパーを利用します。すると、時間の節約ができるので、心にゆとりが生まれるでしょう。
また、毎日自炊だけでは疲れてしまうので、適度に外食を取り入れると、心を休めることに繋がります。
節約上手な人ほど、できないところは適度に手を抜き、できるとことは頑張るというメリハリをつけて行っています。
4. 楽しみながら継続させる
節約は、苦しいと思って行っていると長続きしません。その場しのぎの節約よりも、小さな節約でも継続することが重要です。
そのためには、楽しんで節約を行いましょう。
「今日は3つの節約をすればクリア」「あといくら節約できたらゴール」というように、ゲーム感覚で節約に取り組むのもおすすめです。
また、目標をクリアしたり、頑張ったと感じたりしたときは、ご褒美を用意して気分を上げましょう。
節約は、継続して行えるものを取り入れるようにしてください。
5. 節約ブログなどをこまめにチェック
自分で考えた節約術だけでなく、節約のプロからも知識を拝借しましょう。
最近は専業主婦の方やファイナンシャルプランナーの方などが、ブログやSNSで自身の節約術を紹介しています。
日ごろから節約に興味を持って、ネットや本から情報収集をするように心掛けましょう。そして、得た知識は積極的に実行に移し、自分に合ったものを探してください。
1番チャレンジしやすい!食費の節約術6選
まず、節約初心者でもチャレンジしやすい、食費の節約術をご紹介します。
食費は家計の支出のなかでも大きな割合を占めるので、節約すると効果を実感しやすいでしょう。
スーパーに行く回数を減らし、ネットスーパーも活用
スーパーに足を運ぶと、その日の特売品やその店だけの見切り品など、掘り出し物に出会えることがあります。
しかし、余計なものも買ってしまう可能性が上がるため、なるべくスーパーに行く回数は減らすのがおすすめです。
3日に一度や1週間に一度などスーパーに行く日を決め、その期間分の食料をまとめ買いすれば、余計な買い物を減らせます。
また工夫をして食材を使うようになるので、「使いきれずに腐らせた」というような食品ロスが減らせるのもメリットです。
そして、子供と一緒に行くとお菓子やおもちゃをねだられてしまうこともあるため、スーパーへはなるべくひとりで行くのが良いでしょう。
もし足りない食材が出たら、ネットスーパーを活用してみてください。ネットスーパーなら目移りしにくく、必要なものだけを購入しやすくなります。
ポイントが貯まる所での買い物を積極的に行う
食費に使う金額は大きいので、なるべくポイントが貯まるところで買い物をするのがおすすめです。
店舗ごとのポイントをはじめ、クレジットカードやQRコード決済などでもポイントを貯めることができます。
また、店舗によっては曜日や日にち限定でポイントがアップすることも多く、その日を狙ってまとめ買いするのも良いでしょう。
ちょっとでも得をするよう、“ポイ活”を心掛けて買い物をしてみてください。
【関連記事】ポイント生活をはじめよう!初心者でも今すぐ始められる「ポイ活」のコツをご紹介
売り場の安いもので献立を考える
自分が食べたいものや、家族からのリクエストで献立を考えるのも良いですが、節約に慣れてきたらその日安く売っていたものから献立を考えてみましょう。
献立ありきで買い物に行くと必要なものが増え、割高な食材を買わなければいけないシーンが増えます。
しかし、その日の特売品から献立を考えれば、効率的に食費を使うことができ、積み重なると大きな節約に繋がるでしょう。
また、家族のリクエスト料理を作る場合でも、「バラ肉よりロースの方が安かった」、「小松菜がタイムセールだったからほうれん草はやめよう」というように、臨機応変に代用できればかなりの節約上級者になれます。
作り置きや冷凍を行う
毎回料理を作っていると、手間もかかって光熱費もかさんでしまいます。
一度の調理で数日分作ってしまえば、料理の回数も減り、食材を使わずに腐らせてしまうということも減らせます。
特に、作り置きが可能な副菜や、冷凍ができるおかずなどを上手に使い、食費だけでなく料理をする手間も節約してしまいましょう。
冷凍する場合は、保存容器や袋に保存日時を記載しておくと、食べ切る期限の目安を把握することができ安心です。
外食は控える
どうしても外食は割高になるので、なるべく自炊を心掛けましょう。
飲み会などの外食はもちろん、コンビニ弁当なども割高です。可能な限りお弁当を自作したり、家で食事をして、贅沢は我慢しましょう。
そうはいっても、たまの外食は気分も上がり、「また節約を頑張ろう!」という気分にさせてくれます。
友達との楽しい外食や、好きなスイーツなどは自分へのご褒美にし、適度に取り入れて無理せず節約に励みましょう。
ふるさと納税の返礼品を活用
ふるさと納税は所得税や住民税の控除が受けられるので、活用している方も多いでしょう。
それだけでも価値がありますが、返礼品を食材にすれば、食費の節約に繋がります。
高級な肉や魚なら、贅沢気分を味わいたいときに最適ですし、お米や野菜などは定期配送があり、食費がピンチというときに助かります。
上手に利用して、税金と一緒に食費も節約しましょう。
おしゃれな人ほど試して欲しい!被服費の節約術4選
節約とおしゃれは相反するように見えますが、ふたつを両立させることは可能です。
被服費はコートなど大型の買い物になることもあるので、しっかり計画を立てて節約する必要があります。
節約ポイントは意外とシンプルなので、そこを押さえておしゃれを楽しみながら実践しましょう。
洋服代に使う予算を決めておく
洋服にかけるお金は人によって大きく異なります。毎月何着も買っているという方もいれば、ほとんど買わないという方もいるでしょう。
2019年の総務省統計局の家計調査によると、4人家族の一般的な生活費は1ヶ月あたり約340,000円で、そのうち被服費には14,000円程度使われていました。
このことから、被服費の目安は手取り月給の5%以内、節約を意識したいなら2~3%を目標にしたいところです。
家庭の収入から2~3%分を計算し、被服費の予算を決めてみましょう。
月ごとに決めても良いですし、シーズンごとに予算を考えれば、冬など出費が多くなりがちな季節に対応できます。
予算の範囲なら何を買っても良いというルールにすれば、おしゃれも楽しめ、ストレスも感じにくくなるでしょう。
(出典:政府統計「家計調査 1世帯当たり1か月間の収入と支出(二人以上の世帯)」)
良いものを長く使う
流行りのファッションやファストファッションは、翌年には流行遅れになっていたり、ほつれや色あせなど劣化が早かったりと、長期間着用するのが難しいのがデメリットです。
翌年には新調しなければいけないとなるとコスパが悪く、ムダな出費がかさむでしょう。
その点、質の良いものは、丈夫で劣化しにくいので、長い目で見ると節約に繋がります。また、流行りを追いかけすぎないということも重要です。
コートなど金額が大きくなりやすいものは、長く使うことを前提に、良いものを選んで購入してみてください。
【関連記事】サステナブルファッションとは?背景や取り組み、実践する方法を詳しく解説
1着買ったら1着処分
衣装持ちの人に試してもらいたいのが、1着買ったら1着は処分することです。
クローゼットがパンパンになっている場合、本人も存在を忘れているような衣服があるかもしれません。
または、同じようなデザインやカラーを、複数着持っていることもあるでしょう。
1年間一度も着なかった服は処分してしまい、クローゼットの整理整頓をしてみてください。
そして、今後は1着買ったら持っているものの中から1着処分するようにします。
そうすれば、似たような服を買わなくなり、1着をしっかり悩んで買うことができます。その結果、洋服にかける出費を減らせるでしょう。
洋服を処分するときは、ただ捨てるのではなく、フリマアプリなどを使って少しでも収入を得れば、次の衣服代に回せます。
ネット通販を上手に使う
スーパーでの買い物と一緒で、店舗へ足を運ぶとつい衝動買いをしがちです。そのため、洋服もネット通販での購入を検討してみてください。
ネット通販でも目移りしてしまうことがありますが、衝動買いを減らすコツがあります。
それは、気になるものを買い物かごに入れてもすぐには購入せず、冷却期間を置くことです。
お風呂に入ったり、一晩考えたりすると、「やっぱりこれはいらない」「これはどうしても必要」という冷静な判断ができます。
また、ネット通販は気軽に中古品を購入できることも魅力のひとつです。
流行りものの洋服ならワンシーズンだけと割り切って、安い中古品でおしゃれを楽しむのも良いでしょう。
お出かけも遊びもOK!無理のない娯楽費の節約術3選
節約を楽しむためにも、娯楽費を設けることは必要です。
ただ、闇雲に出費するのではなく、娯楽費も楽しく節約しましょう。
割引キャンペーンを狙う
どこかへ遊びに行こうと思ったら、まずは割引デーがあったり、クーポンが発行されているスポットがないか調べましょう。
映画などは曜日によって割引があるので、その曜日に出かけるようにすると安く済みます。
思いつきで出かけずに、おトクになるか下調べをして娯楽を楽しむのが、節約のポイントです。
割安な年間パスポートなどを活用
よく遊びに行くスポットがあるなら、割安になる年間パスポートなどを利用してみましょう。
その一瞬は大きな出費になってしまいますが、2、3回ほど行けば元が取れるようなものも多く、長い目で見ると節約に繋がります。
特に子供がいる家庭は、動物園や水族館、遊園地などの年間パスポートを利用して、家族全員でおトクに遊びましょう。
無料のイベントを探す
公共施設などのイベントは無料のことも多く、出費せずに楽しめる可能性があります。
また、入場料がかかるスポットも、無料デーを設けていることがあるので、こまめにチェックしましょう。
すぐに実行できる!水道光熱費の節約術5選
水道光熱費も、家での過ごし方をちょっと気をつけるだけで節約ができます。
日々の積み重ねで気軽に支出を抑えられるので、ぜひ実践してみてください。
家の中でも家族一緒に行動する
エアコンや電気の節約をするなら、家族みんなで同じ部屋で過ごすのが効果的です。
別の部屋で過ごしていると、それぞれの部屋で電気を使ってしまい電気代がかかります。なるべく一つの部屋にまとまれば使用する電気の量も抑えられ、節約に繋がるでしょう。
また、お風呂の追い炊き機能を使わないだけでも、ガス代を節約することができます。ひとりずつ入らず、数人まとめて入ってしまいましょう。
節約をしながら、家族の仲も深まりそうです。
お風呂の残り湯の活用
水道代を節約したいときにおすすめなのが、お風呂の残り湯の活用です。
お風呂にお湯を張ると何十リットルという水を使うことになるので、そのまま捨ててしまうのはもったいないです。
多くの人が行っている節約術が、洗濯に使う方法です。
最近の洗濯機にはお風呂の残り湯をくみ上げる機能がついていることもあり、それを使用するだけで簡単に水道代を節約できます。
【関連記事】お風呂の費用を節約する7つの方法|誰でもできる節約法を紹介
待機電力をなくす
電化製品は、使用していなくても、コンセントが差さったままだと微力ながら電力が消費されています。これを待機電力といい、ムダな電気代がかさむ原因です。
一つひとつは微々たる電気量ですが、積もり積もるとまとまった額になります。使用していない電化製品のコンセントは、こまめに抜くようにしましょう。
電源スイッチつきのタップに替えると、スイッチの入り切りだけで待機電力の調整ができるので、コンセントの抜き差しが面倒という方におすすめです。
省エネグッズを活用
ムダな水や電気を使わずに済むよう、省エネができるグッズがたくさん販売されています。
電球をLEDにしたり、節水効果のあるシャワーヘッドに変えたりすると、じわじわと光熱費の節約が実感できるでしょう。
家電を最新のものに変える
古い家電は消費電力が高いものが多く、その分電気代を使っています。そのため、消費電力が低いものに買い替えるだけで、電気代を抑えられるでしょう。
10年前の家電と比べると、最新家電は消費電力が1/3~1/2程度も下がっているものがあります。
それほど違いがあれば、電気代を大幅に節約できるので、古い家電を使っている方は買い替えも検討してみてください。
(出典:COOL CHOICE 省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」)
本格的な節約ができる!固定費の節約術3選
最後に、本格的な節約に繋がる固定費の見直しをご紹介します。
固定費を節約できれば、確実に、そして継続的に出費を減らせるので、ぜひチャレンジしてみてください。
住居費を見直す
まずは、固定費のなかで1番大きな割合を占める住居費を見直してみましょう。
賃貸は更新のタイミングで節約できる可能性あり
賃貸住宅に住んでいる方は、更新のタイミングで家賃を見直してみましょう。
更新料を支払う前に、もっと家賃の低い物件への引っ越しを検討してみると良いかもしれません。
また、引っ越しの予定がないなら、賃貸物件のオーナーと家賃交渉をしてみるもひとつの手です。
周辺の似たような広さの家の家賃を調べ、相場を元に交渉の余地があるならチャレンジしてみてください。
住宅ローンを組んでいるなら、繰り上げ返済や借り換えを検討
住宅ローンを組んでいる方は、繰り上げ返済で利息を節約することを検討しましょう。
または、今より金利の安いところへ借り換えをするのもおすすめです。
どちらも手数料を引かれることがあるので、トータルの金額から考えておトクな方法を選ぶようにしてください。
通信費を見直す
家のインターネット代やスマホ代などの通信費も、見直すと節約に繋がることが多い部分です。
インターネットの固定回線を引いているなら、自宅での利用状況から加入しているプランを定期的に見直しましょう。
家であまりインターネットを利用しない場合、解約をしてスマホのテザリングで済ませるという方法もあります。
また、スマホの料金が高いと感じている方も、加入しているプランを見直してみてください。
プランを変えてもあまり安くならないようなら、格安スマホに切り替えるのもおすすめです。
【関連記事】通信費の節約方法を4つご紹介!スマホもネットも賢く使おう
光熱費を見直す
電気代とガス代は、会社やプランを見直すことでよりおトクな会社に切り替えることができます。
こまめに電気を消すなど、コツコツ光熱費を節約することも大切ですが、根本的な料金プランを見直す事で大きな節約に繋げることができます。
『エバーグリーン』は、電力事業で20年以上の実績があります。東証プライム市場上場の『イーレックス』のグループ会社で安心感があり、契約数は20万件を超えました。
初期費用や契約手数料、解約違約金は一切かかりません(※あるく・おトク・でんきを除く。)。
余計な出費を減らして節約上手になろう!
日々の生活を振り返ってみると、予想以上にムダな出費が多いことに気がつくかもしれません。
節約は日々の積み重ねが重要なので、無理なく楽しみながら、できるところから始めてみましょう。
また、固定費を見直すことができれば大きな節約に繋がります。電気会社の切り替えなど、すぐに効果の出るところから検討してみてください。
できる主婦になるために、上手に節約を行っていきましょう。