テレビの電気代はどのくらい?
テレビの電気代と一口にいっても、画面サイズや4K・8Kといった画質によって変わってきます。
まずは画面サイズと画質別に、テレビの電気代を確認していきましょう。
画面サイズ別の電気代
テレビにはさまざまな画面サイズの機種があります。
画面サイズが大きいほど消費電力が高いイメージがありますが、サイズによって電気代はどのくらい変わるのでしょうか。
『SHARP』のテレビ「DEライン」を例にして、サイズ別の電気代を見ていきましょう。
1時間あたりの電気代はそれぞれ以下の通りです。
・19V型(SHARP 2T-C19DE)
35W(消費電力)÷1,000×1時間×27円=0.945円
・24V型(SHARP 2T-C24DE)
42W(消費電力)÷1,000×1時間×27円=1.134円
・32V型(SHARP 2T-C32DE)
65W(消費電力)÷1,000×1時間×27円=1.755円
※電気代は新電力目安単価27円と仮定
※1,000で割っているのは、WをkWに変換するためです。
1時間あたりの電気代はどのサイズも約1~2円です。
製品仕様によっても異なりますが、一般的には画面サイズが大きくなるほど電気代も高くなることがわかります。
画質別の電気代
次は画質別の電気代です。
4Kや8Kといった高画質なテレビが登場していますが、電気代に違いはあるのでしょうか。
こちらも『SHARP』の機種を参考にして、1時間あたりの電気代をチェックしましょう。
・4Kテレビ(SHARP 4T-C60CN1 60V型)
218W(消費電力)÷1,000×1時間×27円=5.88円
・8Kテレビ(SHARP 8T-C60CX1 60V型)
550W(消費電力)÷1,000×1時間×27円=14.85円
1時間あたりの電気代は、4Kが5.88円、8Kが14.85円です。
8Kの方が電気代は高くなっており、画質が良いほど電気代がかかると言えるでしょう。
テレビの電気代を節約するポイント
テレビの電気代はちょっとした工夫で節約できます。
すぐに実践できる節約方法を5つご紹介しますので、できるものから試してみてください。
- 見ていないときはこまめに電源を切る
- コンセントを抜く
- 明るさや音量を調節する
- テレビの省エネ機能を活用する
- 省エネに優れたテレビに買い替える
それぞれ見ていきましょう。
見ていないときはこまめに電源を切る
テレビはつけている時間が長くなるほど、電気代も高くなります。見ていない間もつけていると無駄に電気代がかかるので、必要のないときはこまめに電源を切りましょう。
また、画面が消えていても主電源が入っていると電力を消費しているので、主電源から消すのがポイントです。
コンセントを抜く
コンセントを抜くことも、テレビの電気代節約につながります。
電化製品は電源がオフになっていても、コンセントにつながっているだけで電力を消費するものが多くあります。その電力を「待機電力」と言います。
テレビも待機電力が発生する機器のひとつです。テレビ本体はリモコンを使って操作するため、電源を切っていてもリモコンからの信号を受け取れるように、待機電力を使って指示待ち状態を作っているのです。
機器それぞれの待機電力はそこまで大きくありませんが、すべてを合計するとそれなりの量になります。資源エネルギー庁によると、家庭で消費する1年間の電力のうち、なんと全体の6%が待機電力と推定されています。
この待機電力をカットするために、テレビを使わないときはコンセントを抜くことをおすすめします。
ただし、コンセントを抜くことによって、録画予約機能や番組表の自動ダウンロードなどが停止する場合もあるので注意が必要です。
(出典:資源エネルギー庁|待機時消費電力を減らしましょう。)
明るさや音量を調節する
テレビの画面が必要以上に明るかったり、音量が大きかったりすると、電力を多く消費してしまいます。
そのため明るさや音量は、不便のない範囲で低く設定するようにしましょう。
明るさについては、画面をこまめに掃除するとホコリや汚れが取り除かれて、少し暗めに設定しても比較的見えやすくなります。
テレビの省エネ機能を活用する
テレビには、機種によって省エネ機能が搭載されています。
主な省エネ機能は、画面の明るさの自動調整や自動電源オフなどです。
最適な明るさに自動で調整されたり、一定時間操作しないと電源が消えたりすることによって、無駄な電力消費を抑えられます。
省エネに優れたテレビに買い替える
もし古いテレビを長く使っているならば、省エネ性能に優れた最新のテレビに買い替えるのも節約法のひとつです。
テレビの性能は年々向上しており、消費電力量も少しずつ少なくなっています。
たとえば2017年に発売されたテレビを2010年のものと比較すると、約34%も省エネ性能がアップしているのです。そのため最新のテレビに買い換えるだけで、電気代を大幅に下げることができるかもしれません。
省エネ性能の良し悪しを見極める際は、年間消費電力量や省エネ基準達成率に注目しましょう。どちらもカタログや製品本体に書かれています。
また先ほど説明したとおり、テレビ画面が大きくなるほど消費電力が高くなるので、部屋の広さに合ったサイズのテレビを選ぶことも大切です。
テレビの電気代節約には電力会社の切り替えも効果的
テレビの電気代を節約するなら、電力会社の切り替えも効果的です。
テレビではなく、そもそもの電気代を見直すことによって、テレビ以外の機器や照明の電気代も節約できます。
ここでは電力会社を切り替える際のポイントやおすすめの電力会社をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
電力会社を切り替える際のポイント
電力自由化にともない、新たな会社が続々と電力事業に参入してきています。
そのため、電気料金やサービスなどを比較して、自分に合った電力会社を慎重に選ぶことが大切です。
電力会社を切り替える際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 電気使用量やライフスタイルにマッチしたプランを選ぶ
- セット割引やポイントサービス、キャンペーンなどをチェックする
- 違約金に注意する
電気料金プランには、家族の人数が多い家庭に向いているものや、土日の電気代が安くなるものなど、各家庭のニーズに合わせた様々なタイプが存在します。そのため、電気の使用量や電気を多く使う時間帯などを考慮して、最適なプランを選ぶことが重要です。
また、電気代がおトクになるサービスを実施している電力会社もあります。ガスと一緒に申し込むことで料金が割引される「セット割」などがあるので、上手く活用しましょう。
実際に電力会社やプランを切り替える際は、違約金に注意が必要です。契約期間が残った状態で解約をすると、違約金がかかる電力会社があります。もし高額な違約金がかかる場合はタイミングを待った方が良いでしょう。
また、新しく契約する電力会社の違約金についても調べておくと、将来もう一度解約や切り替えをすることがあった場合にスムーズに進めることができます。
電力会社を切り替えるならエバーグリーンがおすすめ
電力会社を切り替える際のポイントをご紹介しましたが、「電力会社が多すぎてどれを選べば良いかわからない」という方もいるでしょう。
そんな方におすすめしたい電力会社が、『エバーグリーン』です。
『エバーグリーン』では、通常プランに加えて、電気料金に応じてTポイントやdポイントがたまる「プレミアムポイントプラン」、歩くほど電気代が割引される「あるく・おトク・でんき」、個人賠償責任保険が付帯した「保険でんき」などのユニークなプランがあります。
その他にも、数分で完了する簡単な申し込み手続きや、LINEで電気料金をお知らせしてくれる通知機能など、便利なサービスも豊富です。
ホームページでは料金を簡単にシミュレーションできるので、『エバーグリーン』に切り替えたら電気代がどう変化するのか、ぜひ一度チェックしてみてください。
テレビにかかる電気代を理解して節約を始めよう
テレビにかかる電気代は、使用している時間はもちろん、サイズ・画質によっても変化します。
サイズが大きいほど消費電力が多く、また通常のテレビよりも4K・8Kの高画質機の方が電気代がかかりやすいです。
テレビの電気代を節約するためには、こまめに消す、音量・明るさを見直す、省エネ機能を活用するといったポイントを実践してみましょう。
また電力会社の切り替えも検討して、電気代全体の節約を始めてみてください。