布団を清潔に保つために使いたい布団乾燥機
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれ、その汗は布団に染み込んでいます。
そんな湿度の高い布団はダニやカビが発生しやすく、なるべく乾燥させておくのが理想です。
清潔でふかふかの布団は、快適な睡眠に欠かせませんが、毎日布団を干すのは大変ですし、家の周りの環境や季節などによっては、なかなか干せないという家庭も多いでしょう。
そんなとき活躍するのが布団乾燥機です。布団乾燥機を使えば布団の湿気が取れることはもちろん、潰れた羽毛の復活にも効果的です。
さらに、高温の温風によってダニを死滅させる機能が付いるものもあり、布団の衛生面を守るために役立つ家電といえるでしょう。
他にも、寒いときには布団を温めたり、靴や衣類を乾かす乾燥機として使えたりと、用途の幅が広いことから年々需要が高まっています。
布団乾燥機にかかる電気代を知ろう!
とても便利な布団乾燥機ですが、「電気代はどれくらいかかるのだろう?」と気になっている人もいるのではないでしょうか?
そこでまずは、布団乾燥機にかかる電気代をチェックしてみましょう。
布団乾燥機にかかる電気代の計算方法
布団乾燥機にかかる電気代の計算方法は、次の通りです。
電気代 = 消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間 × 1kWhあたりの電気代
※消費電力を1,000で割っているのは、単位をWからkWへ変換するためです。
同じ布団乾燥機でも、消費電力は機種によって異なるので、取扱説明書などをチェックしてみてください。
1kWhあたりの電気代も電力会社によって違いがあります。ご家庭の電気代は、毎月届く検針票や電力会社のホームページで確認できるので、ぜひ一度調べてみてください。
布団乾燥機を1時間使った場合の電気代
それでは実際に、布団乾燥機の電気代を計算してみましょう。
今回は布団乾燥機で人気の6メーカーからそれぞれ一つずつ商品を選び、1時間使用した場合の料金を比較しました。
なお1kWhあたりの電気代は、目安単価の27円/kWhで計算しています。
商品 | 消費電力 | 1時間あたりの電気代 |
---|---|---|
【日立】 アッとドライ HFK-VS2500 |
680W | 約18.36円 |
【アイリスオーヤマ】 ふとん乾燥機カラリエツインノズル FK-W1 |
760W | 約20.52円 |
【象印】 スマートドライ RF-FA20 |
905W(50Hz) | 約24.44円 |
【三菱】 フトンクリニック AD-X80 |
680W | 約18.36円 |
【シャープ】 ふとん乾燥機 UD-CF1 |
480W | 約12.96円 |
【パナソニック】 ふとん乾燥機 FD-F06A7 |
540W | 約14.58円 |
(出典:アイリスオーヤマ|ふとん乾燥機カラリエツインノズル FK-W1)
布団乾燥機の1ヶ月あたりの電気代
先ほどご紹介した6つの布団乾燥機の電気代を平均してみると、1時間あたり約18.2円になります。
乾燥にかかる時間は機種や機能によって異なりますが、1つの布団につき1時間と仮定し、家族4人分の布団を1ヶ月間(30日)、毎日乾燥させた場合で計算すると、布団乾燥機の電気代は1ヶ月あたり約2,184円です。
1時間単位では微々たる料金に感じた布団乾燥機ですが、毎日家族分の布団に使用すると考えると、大きな金額になることがわかります。
さらに、状況によっては布団を乾燥させるのに時間がかかり、長時間使用することで料金がかさむ場合もあるでしょう。
布団乾燥機の電気代を安くする方法は?
上述の通り、布団乾燥機は毎日使用するとなると、それなりに電気代のかかる家電です。
少しでも電気代を抑えられるよう、節約のポイントをチェックしてみましょう。
正しい使い方で無駄な電力を使わない
布団乾燥機はマットの有無などで使用方法に違いがあり、また機種によっても使い方が異なるケースがあります。
メーカーが提示している正しい方法に従わないと、温風を逃がすなど無駄な消費電力を使うことになるので、使用するときはしっかり取扱説明書を確認しましょう。
電力を多く使用するモードの利用頻度を下げる
布団乾燥機で1番電力を使うのが、高温で長時間使用する必要がある「ダニ退治モード」です。
『日立』の布団乾燥機「アッとドライ HFK-VS2500」を例に挙げると、シングルサイズの布団乾燥は最短28分で完了しますが、ダニ退治には90分もかかります。
布団の温度にムラがあったり、熱する時間が足りなかったりするとダニを完全に死滅させることはできないため、必ずメーカーが指定した温度と時間を守らなければいけません。
そのため、ダニ退治モードは温度を下げたり時間を短縮したりすることができないので、節約したいなら使用頻度を減らしましょう。
『アイリスオーヤマ』の「ふとん乾燥機ツインノズル FK-W1」の取扱説明書には、「ダニ対策は、1年に1~2回季節の変わり目にふとんを変えるときなどにすると効果的」という記載があります。
もし毎月頻繁にダニ退治モードを使っている場合、回数を数ヶ月に1回程度にするだけで節約が可能です。
(出典:アイリスオーヤマ|ふとん乾燥機ツインノズル FK-W1取扱説明書)
布団乾燥機をこまめに掃除する
家電の掃除は、その製品を清潔に保つだけでなく、無駄な消費電力を抑えることにも効果的です。
布団乾燥機は、フィルターが目詰まりすると本来のパワーが発揮できず、通常よりも乾燥させるのに時間がかかるなど、余分な電力が必要になります。
布団乾燥機を効率良く使用するためにも、月に1回程度は掃除をしましょう。
(出典:アイリスプラザ|布団乾燥機の使い方~電気代や効果・お手入れ方法について~)
古い布団乾燥機なら買い替えるのもあり
先ほどご紹介した乾燥機を見比べてみても、機種によって消費電力が異なります。なるべく消費電力が低いものに買い替えることで、電気代が抑えられるでしょう。
最新家電はエコ性能が年々向上しており、消費電力が抑えられているものが多くなっています。
古い布団乾燥機を使用している家庭は、買い替えを検討してみても良いでしょう。
電力会社を見直してみる
布団乾燥機を適切に使用しており、掃除も適度にしているという方は、電力会社を見直してみるのも良いでしょう。
電気代が高く感じる原因として、契約しているプランや電力会社の電気代が根本的に高いということも考えられます。
電力会社やプランを見直す際は、次のようなポイントをチェックしてみてください。
契約アンペア数
電気料金プランには「アンペア契約」や「最低料金制」などいくつか種類があります。
アンペア契約の場合、電気代に含まれる基本料金は、基本的に契約アンペア数が大きいほど高く設定されています。
そのため、もし不必要に高いアンペア数で契約していると、無駄な費用を支払っていることになるのです。
現在契約しているアンペア数が適切かどうか、一度見直してみると良いでしょう。
【関連記事】電気代の基本料金とは?必要な理由や電気料金の仕組みを紹介
契約している電力会社が自分の家庭にマッチしているか
2016年4月から、自分で自由に電力会社が選べる「電力の自由化」が始まっています。
現在契約している電力会社に良いプランがない場合や、料金が高いなどの不満があるなら、切り替えを検討してみても良いでしょう。
最近はネットだけで切り替えの申し込みができるところも多く、気軽に電力会社の変更ができます。
さまざまな電力会社を見比べて、ご家庭に合ったところを探してみてください。
【関連記事】電力自由化とは?メリット・デメリットから電力会社選びのポイントまでご紹介
電力会社を切り替えるなら『エバーグリーン』がおすすめ
布団乾燥機の使用頻度が高いなど、電気をたくさん使うという方におすすめしたいのが『エバーグリーン』です。
エバーグリーンは、東証プライム市場上場企業の『イーレックス』グループの一員で、電力事業は20年以上の実績があります。顧客契約数も20万件以上と多くのご家庭に選ばれており、安心して契約いただけます。
また、イーレックスグループはバイオマス発電事業者では国内トップクラスと、環境に配慮した電気を作っているというのも大きなポイントです。
エバーグリーンについてもう少し詳しく知りたいという方は、ぜひ一度公式ホームページ公式ホームページをご覧ください。
布団乾燥機は賢く使って、無駄な電気代がかからないようにしよう
布団乾燥機は、1時間程度の使用なら20円弱と、そこまで気になるほどの電気代ではありません。しかし、これが毎日となると大きな出費につながります。
少しでも節約しながら使用するには、正しい使い方と適度な掃除が大切なので、日頃から意識しましょう。
また、根本的に電気代が高いようなら、電力会社の見直しもおすすめです。布団乾燥機だけでなく、家庭の電気代を丸ごと安くできるかもしれませんので、一度検討してみてはいかがでしょうか。