空気清浄機の仕組みとは?
空気清浄機は、室内の空気を清浄するために使用される家電ですが、全て同じ方法で空気をキレイにしている訳ではありません。
国内で販売されている空気清浄機は、主に「汚れを吸い取って濾す(こす)」もしくは、「汚れに働きかけて不活化させる」という2パターンに分かれます。
- 汚れを吸い取って濾す(ファン方式、電気集じん方式)
- 汚れに働きかけて不活化させる(イオン発生方式)
汚れを吸い取って濾すタイプには、「ファン方式」と「電気集じん方式」の2種類があります。
ファン方式の空気清浄機は、室内の空気を取り込み、ホコリや花粉などをフィルターで濾過します。そしてキレイになった空気を室内に排出するという仕組みです。
一方の電気集じん方式は、汚れを集める際に静電気を起こしてホコリを吸着します。
汚れの集め方に違いはあるものの、フィルターで濾過してキレイな空気を排出という流れは「ファン方式」も「電気集じん方式」も同じです。
また、汚れを吸い取って濾す以外の方法に、イオンを放出して汚れ自体を不活性化させる「イオン発生方式」の空気清浄機もあります。
(出典:SUNSTAR|空気清浄機の仕組みを種類ごとにご紹介)
空気清浄機にかかる電気代
新型コロナウイルスの感染拡大により、空気清浄機を使う機会が増えた人も多いのではないでしょうか。
空気清浄機を使う上で気になってくるのが電気代です。
実際に販売されている製品を使って、それぞれどれくらいの電気代がかかるのか見てみましょう。
空気清浄機にはいろんな製品がありますが、ここでは適用床面積が25畳のモデルを下記3つのメーカーからピックアップしました。
- アイリスオーヤマ
- Panasonic
- DAIKIN
1時間あたりにかかる電気代は以下の通りです。
風量モード | 【アイリスオーヤマ】MSAP-DC100 | 【Panasonic】F-VXT55 | 【DAIKIN】MC55X |
---|---|---|---|
ターボ | 約2.2円 | 約1.5円 | 約1.1円 |
中(標準) | 約0.5円 | 約0.3円 | 約0.4円 |
静音 | 約0.1円 | 約0.2円 | 約0.2円 |
※ 1時間あたりの電気代
※ 電力量単価には新電力目安単価の27円/kWhを使用
最も電気代が高かったのは、『アイリスオーヤマ』の「MSAP-DC100」で、ターボモードを使った場合の電気代は1時間あたり約2.2円です。
24時間使用した場合は約52.8円、1日24時間を30日間つけっぱなしにすると約1,584円という計算になります。
空気清浄機の電気代を節約する方法
先ほど空気清浄機の電気代をご紹介しましたが、ランニングコストはできるだけ抑えたいところです。
そこでここでは、空気清浄機の電気代を節約する方法を3つご紹介します。
部屋の広さに適した機種を選ぶ
空気清浄機は部屋の広さにあった機種を選ぶことが大切です。
たとえば製品の適用畳数より広い部屋で空気清浄機を使用すると、空気清浄にかかる時間は長くなってしまいます。
空気清浄機を使用する時間が長くなると、当然ながら余分な電気代がかかります。
無駄な電気代を発生させないためにも、使用する部屋をあらかじめ想定した上で空気清浄機を購入しましょう。
省エネ運転モードを使う
空気清浄機の中には、消費電力を抑えられる省エネ運転モードが搭載されているものがあります。
たとえば『Panasonic』の空気清浄機の一部には、「エコナビ運転」という機能がついています。
エコナビ運転は、空気の状態を検知し、綺麗であれば運転を休止するという機能です。
このような機能を積極的に使用すると、無駄な電気代を削減できるでしょう。
(出典:Panasonic|【加湿空気清浄機】エコナビ運転とは)
電力会社を切り替える
空気清浄機を使いながらしっかりと電気代を抑えたいなら、電力会社の切り替えも検討してみましょう。
電力自由化により、今では自由に電力会社を選べるようになりました。
自分の家庭に適した電気プランに切り替えるのも大切なことです。
電力会社の切り替えにおすすめなのが、新電力の『エバーグリーン』です。
『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員として、電力事業20年以上の実績があります。
沖縄や一部離島を除く全国に電気を供給しており、電気契約数は20万件以上と多くのご家庭に選ばれています。
在宅勤務で家で過ごす時間が長くなり、以前よりも空気清浄機などの家電を使う場面が増えたようなご家庭に、『エバーグリーン』はピッタリかもしれません。
具体的にどれくらい節約できるのか知りたい方は、『エバーグリーン』のホームページで料金シミュレーションができますので、ぜひチェックしてみてください。
空気清浄機の電気代を節約するには電力会社の切り替えがベスト
上記の通り、空気清浄機にかかる電気代はさほど大きくはありません。
しかし在宅時間の長いご家庭などでは長時間つけっぱなしにすることもあり、電気代を気にする方もいるかと思います。
空気清浄機の電気代を抑えるには、部屋の広さにあった機種を選んだり、省エネモードを使うことが有効です。
無理なく空気清浄機を利用して快適に過ごしてください。