バイオマスとは?種類や特徴をわかりやすく解説

ライフスタイル
2021年7月30日

最近、地球にやさしいエネルギーが注目され始め、「バイオマス」という言葉を耳にする機会も増えた人も多いのではないでしょうか。地球環境の保全のためにも、バイオマスは重要な存在です。今回はバイオマスの種類や特徴についてご紹介します。

目次

深刻さを増す環境問題の中で、地球にやさしいエネルギー源として期待されているのがバイオマスです。

バイオマスとは、動植物などから生まれた資源の総称です。

バイオマスの定義は「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」であり、主に木材、生ゴミ、ふん尿などがあります。

バイオマスを燃焼させると二酸化炭素を放出しますが、それはバイオマス燃料が成長過程で大気中から吸収したものであるため、新たに二酸化炭素を増加させているわけではありません。

そのため、二酸化炭素の増減に影響を与えない性質を持っているとされています。

これを「カーボンニュートラル」といいます。

カーボンニュートラルについては、こちらの「カーボンニュートラルとは?意味や考え方をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

先ほどバイオマスの一例として木材や生ゴミを紹介しましたが、バイオマスは大きく以下の3つに分けられます。

  • 廃棄物系バイオマス
  • 未利用バイオマス
  • 資源作物

具体的にどのようなものがあるか、一つずつ見ていきましょう。

廃棄物系バイオマス

廃棄物系バイオマスには、以下のようなものがあります。

  • 家畜の排せつ物
  • 食品廃棄物
  • 廃棄紙
  • 黒液(パルプ工場廃液)
  • 下水汚泥
  • し尿汚泥
  • 建設発生木材
  • 製材工場等残材

上記のような廃棄物をバイオマスとして有効活用することで、ゴミの量が減少し、また廃棄する際に発生する二酸化炭素の削減にも繋がります。

未利用バイオマス

廃棄物系バイオマスとは違い、未利用バイオマスは言葉の通り、まだ使われていないものを指します。

たとえば以下のようなものが含まれます。

  • 稲わら
  • 麦わら
  • もみがら
  • 林地残材

未利用バイオマスは、収集、運搬、管理に手間がかかることが課題となっています。

資源作物

資源作物とは、製品やエネルギーを製造することを目的として栽培される植物のことです。

具体的には以下のようなものです。

  • 糖質資源(さとうきび等)
  • でんぷん資源(とうもろこし等)
  • 油脂資源(なたね等)
  • ポプラ
  • スイッチグラス

EG_131_2.jpg

バイオマスを原料として用いた発電方法が、バイオマス発電です。

バイオマス発電の仕組みは、基本的に火力発電と同じです。

バイオマス燃料を燃やして蒸気を発生させ、それを使ってタービンを回して発電します。

そんなバイオマス発電には、以下のような特徴があります。

  • カーボンニュートラルで地球にやさしい
  • 廃棄物の再利用や減少につながる
  • 天候に左右されない

先ほど説明した通り、バイオマス発電は原料を燃やすため、火力発電の一種になります。

しかしバイオマス発電にはカーボンニュートラルの性質があるため、大気中の二酸化炭素は実質的に増えません。

また原料には木くずや生ゴミなど、廃棄される予定だったものを利用するため、環境の改善に貢献できるという側面もあります。

さらに、天候に左右されない点も大きな魅力です。

太陽光発電などもエコな発電方法ではあるものの、天候によって発電量が大きく影響を受けます。

一方、バイオマス発電は、燃料さえあれば安定的に電気を供給できるという特徴があります。

バイオマス発電については、こちらの「バイオマス発電のメリットとは?仕組みや特徴をわかりやすく解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

EG_131_3.jpg

環境にやさしい電力会社『エバーグリーン』をご存知でしょうか?

『エバーグリーン』は東証プライム市場上場の『イーレックスグループ』の一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。

沖縄と一部離島を除く日本全国の家庭に電気をお届けしており、電気契約数は20万件を超えました。

親会社のイーレックスは、全国で5基のバイオマス発電所を所有している国内トップクラスのバイオマス発電事業者です。

エバーグリーンは、そんなイーレックスのバイオマス発電所などから、安定した電力調達を実現しています。

CO₂排出量がゼロになるから地球温暖化防止に貢献できる

エバーグリーンでは、実質再エネ100%の「CO₂フリー電気」をすべてのお客さまにお届けしています。

エバーグリーンの電気に切り替えることで、ご家庭の電力使用によるCO₂排出量がゼロになります。

エバーグリーンへの切り替えで削減できる年間CO₂排出量は、一般的な家庭で1,562kg-CO₂です。

これは杉の木約112本が1年間に吸収する量に相当します。

※ 300kWh/月×12か月×0.434kg-CO₂/kWh(令和3年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

エバーグリーンについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひホームページをご覧ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

バイオマスは、環境問題を解決するために重要な資源のひとつです。

バイオマス燃料は、燃やしても新たに二酸化炭素を増加させないのが特徴です。

地球温暖化の要因になっている二酸化炭素の削減に繋がるので、バイオマス発電は環境問題を解決しながらエネルギーを作り出すことができます。

環境問題の解決に貢献したい方は、『エバーグリーン』への切り替えを検討してみませんか?

エバーグリーンの電気なら、電力使用による二酸化炭素排出量が実質ゼロになります。

ご興味のある方は、ぜひ一度エバーグリーンのホームページをご覧ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

エバーグリーンは
環境に配慮した電気を
供給することで
皆さまの暮らしを支えます

  • Point
    1

    CO₂排出量が実質ゼロの電気

    実は、家庭から排出されるCO₂の約半数は電気の使用によるもの。エバーグリーンの電気をご利用いただくと、これを実質ゼロに抑えることができます!

  • Point
    2

    安心・安全の供給体制

    エバーグリーンは、再生可能エネルギーのリーディングカンパニーであるイーレックスと、東京電力エナジーパトナーの共同出資により創設した企業です!

  • Point
    3

    充実のサポート体制

    電気のトラブル時に迅速に駆け付ける「でんきレスキュー」 サービスなど、万が一の際もご安心いただけるサポート体制を整えています。

電気のご契約は
こちらをご覧ください

社会環境を脅かす気候変動の改善を促す脱炭素社会の実現に向けた取り組みについて、一緒に考えてみませんか

詳しく見る