電気使用量と電気代の関係って?一般的な電気代の相場や節約方法もあわせて解説

ライフスタイル
2021年7月30日

電気代は毎月発生する費用のため、できるだけ安く済ませたいところです。電気代を左右する要素はいくつかありますが、そのひとつが電気使用量です。今回は、電気使用量と電気代の関係や一般的な電気代の相場、節約方法などをご紹介します。

目次

電気使用量のkWhって何?

電力会社から届く検診票を見ると、電気使用量の欄に「〇〇〇kWh」と記載されています。

この「kWh」がどのような意味かご存知でしょうか?

「kWh(キロワットアワー)」とは、1kW(1,000W)の電気を1時間使用した時の電力量を表します。

  • kW = 1,000W
  • h = 時間

たとえば、1,000Wのエアコンを30分使った場合、次のように計算します。

1kW(1,000W)× 0.5時間 = 0.5kWh

電気使用量から電気代を計算する方法

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家庭の電気代は電気使用量によって大きく左右されます。

電気料金プランにはさまざまなタイプがありますが、もっとも普及しているのは従量電灯プランというもので、以下の計算で電気代が決まります。

基本料金 + 電力量料金 = 電気代

※厳密には燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金も加算されますが、ここでは分かりやすくするため省略します。

「基本料金」は、電気の使用量に関わらず、毎回固定でかかる費用です。

一方、「電力量料金」は、電気使用量に応じて変動する費用になります。

この電力量料金を計算する際に、電気使用量が大きく関わってくるのです。

電力量料金の計算方法は以下の通りです。

1kWhあたりの料金 × 電気使用量(kWh)= 電力量料金

多くの電力会社では、「1kWhあたりの料金」が電気使用量ごとに設定されています。

たとえば東京電力の従量電灯Bは、以下の通りです。

区分 1kWhあたりの料金(税込)
最初の120kWhまで 19円88銭
120kWhをこえ300kWhまで 26円48銭
上記超過 30円57銭

電気使用量が200kWhの場合は、以下のように計算します。

19.88円 × 120 kWh + 26.48円 × 80 kWh = 4,504円

このように、電気使用量に対して決められた単価をかけて電力量料金が計算されるのが一般的です。

電気代の平均金額はどれくらい?

自分の家の電気代が、一般的に高いのか安いのか気になる方も多いのではないでしょうか。

政府統計によると、2020年の世帯人数別の月間の電気代はそれぞれ以下の通りです。

平均 2人 3人 4人 5人 6人以上
電気代 10,671円 9,515円 10,932円 11,788円 12,471円 16,003円

(出典:政府統計|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯)

ご家庭の電気代と比べていかがでしょうか?

実際には、電気代は季節や電力会社、地域などによって異なりますので、参考として捉えましょう。

電気使用量を確認する方法は?

家庭で使用した電気使用量は、契約している電力会社から届く検針票で確認できます。

また、電気代が確認できるWEBのマイページを提供している電力会社も増えており、そこでチェックすることも可能です。

電気代の節約方法

先ほど世帯別の電気代をご紹介しましたが、自分の家の電気代が相場より高い人は、どうにかして電気代を節約したいと思ったかもしれません。

また相場よりも安かった家庭でも、毎月かかる電気代はなるべく安く済ませたいところです。

そこでここでは、電気代を節約する方法をご紹介します。

日常のちょっとした無駄な電気の浪費を見直す

上記の通り、電気代は電気を使った量と大きく関係しています。

そのため、電気使用量を減らすことを意識しましょう。

まずは誰もいない部屋の電気をこまめに消すなど、無駄な電気を削減することから始めてみてください。

また、待機電力をなくすことも重要です。

待機電力とは、コンセントにプラグが接続された電化製品が、使っていない状態でも消費する電力のことです。

資源エネルギー庁によると、平成24年度のひと世帯あたりの消費電力量のうち、全体の5.1%を待機電力が占めているとされています。

プラグを挿しっぱなしにする必要がない製品は、コンセントから抜くようにしましょう。

(出典:資源エネルギー庁|平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 (待機時消費電力調査)報告書概要)

エコ機能のある電化製品を使う

電化製品は年々省エネ化が進んでおり、「エコ機能」が搭載された製品が多く販売されています。

エコ機能を使えば消費電力を抑えながら電化製品を使用できるので、積極的に活用しましょう。

もし古い製品を長く使い続けているのなら、最新家電に変えるだけでも電気代を大きく節約できるかもしれません。

おトクな電力会社に切り替える

電力会社の切り替えも、電気代節約に効果的です。

2016年にスタートした電力自由化以降は、電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。

家庭のライフスタイルにあった電力会社やプランを選択することで、電気料金が下がるかもしれません。

コロナの影響によりリモートワークなども普及し、自宅で過ごす時間が増えた人も多いと思います。

今の新しいライフスタイルと、以前の料金プランが合わなくなっている可能性もあるため、この機会に電力会社の切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?

まずは今の電気使用量を把握!電気代を抑えながら快適に暮らそう

毎月の電気代は電気使用量と大きく関係しています。

まずは現在の電気使用量がどのくらいか確認し、少しでも減らして電気代を抑えましょう。

電気代を削減したいなら、電力会社の切り替えも有効です。

電気料金そのものが安くなれば、電気使用量が変わらなくても、毎月の電気代を下げることができます。

しかも一度切り替えると、それ以降の電気代がずっと安くなるので、節約効果はとても大きいです。

この機会に検討してみてはいかがでしょうか?

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