環境問題にはどんな種類がある?身近なものをご紹介

ライフスタイル
2024年1月4日

この記事では、環境問題にはどんな種類があるのか、身近なものをまとめました。また、環境問題に対して私たちができることについても解説します。

目次

私たちは、経済活動などを通じて大気中に様々なガスを放出しています。

大気の質が悪化すると、人間の呼吸器に問題をもたらすことはもちろんのこと、生態系全体にも大きな悪影響を与えます。

大気汚染の主な原因は主に以下の2つです。

  • 工場排ガス・自動車排気
  • フロンガスの排出

工場排ガス・自動車排気

石油などの燃料が燃えたときに生じる硫黄酸化物(SOx)や、高温で物体が燃えたときに生じる窒素酸化物(NOx)は、酸性雨の原因になります。

酸性雨が降ると、石灰岩質の土地を溶かしたり、土地のpHを下げることで植物が育ちにくくなったりします。

また、これらの物質は水に溶けて酸性になりやすいという性質があり、気管支炎や喘息の原因になる危険性もあるのです。

フロンガスの排出

上空には、オゾンという物質が多く存在しているオゾン層があります。

オゾンは紫外線を吸収してくれる性質があり、オゾン層があるおかげで地上に降り注ぐ紫外線量が減っているということが知られています。

しかし、かつて冷蔵庫などに使われていたフロンガスは、大気圏上空のオゾンを分解してしまいます。

これにより、地上まで到達する紫外線量が増え、皮膚がんなどのリスクが高まってしまうのです。

現在ではオゾン層保護・回復のためにフロンガスの排出が規制されたこともあり、徐々にオゾン層は回復しつつあります。

オゾン層の破壊については、こちらの「オゾン層が破壊されたらどうなる?破壊の原因や現状、保護するための取り組みを解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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地球の平均気温が上昇すると、北極や南極に氷や雪として存在する水が溶け出し、標高の低い土地が水没する可能性があります。

気温が変動していくと、これまでとは違った気象状況が発生しやすくなり、かつて発生したことのなかった干ばつ・豪雨被害などが発生しやすくなるというリスクもあるのです。

二酸化炭素の過排出

地球温暖化は、主に二酸化炭素の過排出が原因とされています。

二酸化炭素は、化石燃料や有機物を燃やすことで発生します。

同時に、植物の減少によって二酸化炭素の吸収量が減ることも、二酸化炭素量増加に大きな影響を与えます。

温室効果ガスが増える原因については、こちらの「温室効果ガスが増える原因は?減らすためにできることも紹介」で詳しく解説しています。

川や海にゴミを捨てたり、処理が不十分な汚水を流したりすることで海が汚染されていきます。

海洋汚染は生態系に問題を起こしたり、飲料水の確保が難しくなるといった問題につながります。

海洋汚染は下記の2つが主な原因です。

  • 海洋ゴミ
  • 水質汚染

海洋ゴミ

水域に不法投棄されたゴミは、最終的に海に流れ着いて、海洋環境を悪化させてしまいます。

特に自然の分解作用が働きにくいプラスチックなどは、長期間海中に漂ってしまうため、問題が長引く傾向があるのです。

ニュースなどで見たことがある人もいるかもしれませんが、ウミガメなど、海の生き物がビニール袋を間違って食べてしまう事例が発生しています。

もちろん彼らにとってビニール袋は異物ですので、体調を崩してしまうこともあり得ます。

プラスチックごみの問題については、こちらの「プラスチック問題とは?プラスチックごみがもたらす影響や家庭でできる取り組みなどを解説」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

水質汚染

処理が不十分な工場排水・生活排水をそのまま川に流してしまうと、下流域の水は上水として使えなくなってしまいます。

また、タンカーの座礁で海に重油が漏れ出るなどの場合でも、あたり一帯の海域を汚染し、生態系の破壊や公害の原因となります。

こうした水質汚染は、生態系を大きく傷つけてしまうことはもちろんのこと、上水の確保が難しい国・地域においては、飲料水不足・農業用水の不足につながるのです。

水質汚染については、こちらの「水質汚染の原因とは|汚染の現状や家庭で取り組める対策までまとめて解説」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

土壌汚染は、人間の活動によって排出された有害な物質が土に蓄積されている状態を指します。

土壌が汚染されると人間への影響はもちろん、地域の生態系を大きく乱し、動植物が生きていけなくなってしまう場合もあります。

土壌汚染の原因となる有害物質には、水中や大気中とは違って移動しにくい性質があり、土の中に長い時間とどまりやすいのが特徴です。

汚染された土は、有害物質が排出されなくなったとしても、すぐに状況が改善されるわけではなく、汚染が長い間続きます。

また目に見えないため汚染に気づきにくいという危険性があります。

土壌汚染が発生する原因には以下のようなものがあります。

  • 工場などから有害な物質を含んだ排水が漏れ出る
  • 廃棄物が不適切な方法で土に埋められ、雨などの影響で有害物質が土に溶け出してしまう
  • 排気ガスなどに含まれる有害物質が土に落ちてくる

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こうした環境問題に対して、私たちができることは何なのでしょうか。

環境にやさしい生活を、と思っても、電気やガスなどのインフラは使用しないと不便ですし、車も使わざるを得ないシーンが多いでしょう。

そのためすべてを完全に制限するのではなく、代替可能なものから、少しずつ環境への配慮があるものへと変えていくことが必要なことだと言えます。

近年切り替えが進んでいるものとして、エネルギーが挙げられます。

日本における発電方法は火力発電が中心で、全体の約75%を占めているのが現状です。

しかし火力発電は二酸化炭素の排出量が多く、また原料である化石燃料が枯渇する可能性があるなど、さまざまな問題を抱えています。

そのため、できれば再生可能エネルギーへの移行が望ましいといえるでしょう。

再生可能エネルギーには、「太陽光」「風力」「水力」「バイオマス」「地熱」などの発電方法が挙げられます。

今では再生可能エネルギーを使った電気を供給している電力会社が登場しています。

そのような会社を選ぶだけでも、環境問題の解決に貢献できるでしょう。

地球に優しい新電力『エバーグリーン』をご存知でしょうか?

エバーグリーンは、東証プライム市場上場で国内トップクラスのバイオマス事業者であるイーレックスグループの一員です。

電力事業20年以上の実績があり、電気契約数は20万件を超えました。

エバーグリーンでは、実質再エネ100%の「CO₂フリー電気」をすべてのお客さまにお届けしています。

エバーグリーンの電気を使うことで、ご家庭の電力使用によるCO₂排出量がゼロになります。

エバーグリーンへの切り替えによって削減できる年間CO₂排出量は、一般的な家庭で1,562kg-CO₂です。これは杉の木約112本が1年間に吸収する量に相当します。

※ 300kWh/月×12か月×0.434kg-CO₂/kWh(令和3年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

エバーグリーンの公式ホームページでは電気料金のシミュレーションもできますので、気になる方はぜひお試しください。

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環境問題は深刻度を増しており、解決に向けて努力しなければいけません。

解決するには国の政策だけではなく、私たち一人ひとりの行動が重要になってきます。

できるだけゴミを出さないようにしたり、自家用車の使用を避けてできるだけ公共交通機関を利用するなど、できることから始めましょう。

エコな電気を選ぶことも、地球に優しい選択のひとつです。

ぜひこの機会に、エバーグリーンへの切り替えをご検討ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)

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