SDGsの目標11ってなに?具体的な対策や私たちができる取り組みを解説

ライフスタイル
2021年8月30日

持続可能な社会を目指すSDGsの取り組みが、世界中に広がっています。SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」は、私たちが快適に生活するためにも重要な目標です。この記事では、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に注目し、日本の課題や私たちでできる取り組みを紹介します。

目次

最近はSDGsの話題が、ニュースなどでも多く取り上げられています。

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。

17の大きな目標と169のターゲットから構成され、目標達成に向けて国や企業がさまざまな活動に取り組んでいます。

しかしSDGsの目標は、各国政府や企業による取り組みだけでは達成できません。私たち一人ひとりの行動も鍵を握っています。

2030年までの達成に向けて、SDGsの目標を理解し、私たちにできることを積極的に行いましょう。

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SDGsには17の大きな目標がありますが、私たちの生活にも密接に関わってくるのが目標11の「住み続けられるまちづくりを」です。

今後、都市で生活する人が大幅に増えることが予想され、それに伴って様々な課題が出てくることが考えられます。

そのため、安定した生活を維持するために、SDGsの目標11では以下のターゲットが設定されています。

11-1 2030年までに、すべての人が、住むのに十分で安全な家に、安い値段で住むことができ、基本的なサービスが使えるようにし、都市の貧しい人びとが住む地域(スラム)の状況をよくする。
11-2 2030年までに、女性や子ども、障害のある人、お年寄りなど、弱い立場にある人びとが必要としていることを特によく考え、公共の交通手段を広げるなどして、すべての人が、安い値段で、安全に、持続可能な交通手段を使えるようにする。
11-3 2030年までに、だれも取り残さない持続可能なまちづくりをすすめる。すべての国で、だれもが参加できる形で持続可能なまちづくりを計画し実行できるような能力を高める。
11-4 世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化する。
11-5 2030年までに、貧しい人びとや、特に弱い立場にある人びとを守ることを考えて、水害などの災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らす。世界の国内総生産(GDP)に対して災害が直接もたらす経済的な損害を大きく減らす。
11-6 2030年までに、大気の質やごみの処理などに特に注意をはらうなどして、都市に住む人(一人当たり)が環境に与える影響を減らす。
11-7 2030年までに、特に女性や子ども、お年寄りや障がいのある人などをふくめて、だれもが、安全で使いやすい緑地や公共の場所を使えるようにする。
11-a 国や地域の開発の計画を強化して、都市部とそのまわりの地域と農村部とが、経済的、社会的、環境的にうまくつながりあうことを支援する。
11-b 2020年までに、だれも取り残さず、資源を効率的に使い、気候変動への対策や災害への備えをすすめる総合的な政策や計画をつくり、実施する都市やまちの数を大きく増やす。「仙台防災枠組2015-2030」にしたがって、あらゆるレベルで災害のリスクの管理について定め、実施する。
11-c お金や技術の支援などによって、もっとも開発の遅れている国ぐにで、その国にある資材を使って、持続可能で災害にも強い建物をつくることを支援する。

(出典:日本ユニセフ協会|11.住み続けられるまちづくりを)

Sustainable Development Reportで、各国のSDGs達成状況がスコア化されています。

2023年を見ると、日本のスコアは全体で79.4、これは世界166ヶ国中21位です。

SDGs目標11の状況は、「やや改善中」となっています。

目標11の中身を細かな項目別に見ると、概ね改善傾向にありますが、「Population with rent overburden(住居費全体が可処分所得の40%以上を占める人口の割合)」はスコアが悪化しています。

2050年には都市部で暮らす人の割合が、世界全体で約70%まで増加すると予想されています。

日本においても、電気やガス、水道といったインフラ設備をさらに充実させることが課題となっています。

都市化で最も心配されるのが、災害などによる被害です。

大都市で災害が起こってしまうと、公共交通機関が停止し、帰宅困難者が路上にあふれ、道路は深夜まで大渋滞になってしまう恐れがあります。

コンビニエンスストアなどには商品が届かなくなって、食料にも困ってしまうでしょう。

災害時の都市部の混乱は、日本でも大きな課題となっています。

SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」は、私たち一人ひとりも積極的に取り組んでいかなければいけないことです。

そこで、目標11を達成するために、個人でもできることをご紹介します。

地域活動に率先して参加する

安心して住み続けられるまちづくりには、地域活動も重要になってきます。

私たちにできることは、地域活動に率先して参加し、地域を盛り上げることです。

例えば、児童の登下校を見守るボランティアに参加するなど、地元の治安を守るための活動などがあります。

安心して児童が学校に通える地域は、私たちにとっても住みやすい環境と言えるでしょう。

他にも、清掃活動やリサイクル活動、運動会やお祭りなどのコミュニティ活動など、個人が参加できる活動はたくさんあります。

これらを通じて、豊かで活力ある地域社会の実現に貢献しましょう。

飲料水や食料品を備蓄する

「住み続けられるまち」には、大規模な災害が起きても対処できるという側面が含まれています。

災害はいつ起きるかわかりません。緊急事態に備えて、飲料水や食料品を蓄えておくことが大切です。

住民一人ひとりが意識して飲料水や食料品を保管しておけば、災害が発生しても対応できる強いまちの形成につながるでしょう。

地域によっては、防災訓練を行っているところもあります。

ボランティアとして防災訓練に参加するなど、災害に対する正しい知識も身に付けるようにしましょう。

また、地域のハザードマップもチェックし、避難場所や経路を確認しておくことも重要です。

災害に強いまちづくりを目指して、防災意識を高めるようにしましょう。

自分が住んでいる街の魅力を考える

皆さんは、自分が住んでいる街の魅力をどれたけ言えるでしょうか?

魅力のない街には人は集まらず、地域活動も活性化しません。

SDGs目標11の達成には、魅力あるまちづくりが必要不可欠です。

魅力あるまちづくりのために、まず住んでいる人が自分の街の魅力について考えることが大切になります。

すでにたくさんの魅力があるのならば、それをさらに伸ばしたり周りに伝えたりすると良いでしょう。

魅力がある街には、これからもずっと住み続けたいと思うのが当然です。

あなたの住んでいる街が「持続可能」な街となるように、地元の魅力を考え地域活性化に役立ててください。

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世界が抱える環境問題を解決するためには、地球にやさしいエネルギーを使うことも大切です。

SDGsの目標達成に貢献したいと考えている方には、『エバーグリーン』をおすすめします。

エバーグリーンは、東証プライム市場上場で国内トップクラスのバイオマス事業者であるイーレックスグループの一員です。

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SDGsの目標達成には、私たち一人ひとりの取り組みが大切です。

世界で起きている様々な環境問題には、国や企業はもちろんですが、私たち自身も立ち向かわなければいけません。

環境問題へのアプローチの仕方はさまざまありますが、エコな電気を選ぶことも、地球に優しい選択のひとつです。

ぜひこの機会に、エバーグリーンへの切り替えをご検討ください。

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(出典:外務省|SDGsとは?)
(出典:日本ユニセフ協会|11.住み続けられるまちづくりを)
(出典:相模原市|11.住み続けられるまちづくりを)

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