【目次】
異常気象とは
異常気象とは、気候が過去の平均的な状態と比べて大きく偏った気象のことを指します。
具体的には、特定の地域・場所において30年に1回以下の頻度で発生する気象状況です。
長期間続く干ばつや極端な冷夏、暖冬なども含まれます。
異常気象の原因は地球温暖化?
近年の猛暑や豪雨などの異常気象は、温室効果ガス排出量の増加に伴う地球温暖化が原因のひとつと考えられています。
たとえば地球の平均気温が上昇すると、海や地面から蒸発する水分が増加します。
具体的には、気温が1度上がると水蒸気の量が約7%増えるといわれています。
水蒸気の量が増えると大雨の雨量も増加し、豪雨の発生につながるのです。
このように、地球温暖化は異常気象を引き起こす原因の一つとされています。
なお温室効果ガスとは、二酸化炭素やメタン、フロンガスなどのことです。
特に地球温暖化への影響が大きいとされているのが二酸化炭素で、石油や石炭を消費することで大気中に大量に放出されてしまいます。
IPCC第5次評価報告書によると、人為起源の温室効果ガスの排出量のうち、二酸化炭素が75%以上の割合を占め、最も多くなっています。
地球温暖化以外の異常気象の要因
地球温暖化以外にも、異常気象の要因と考えられるものがあります。
一つずつ見ていきましょう。
エルニーニョ現象
エルニーニョ現象は、東太平洋の赤道付近の海水温が平年より高くなる現象です。これによって、世界中の気候パターンが大きく変化し、異常気象を引き起こすことがあります。例えば、東南アジアでの干ばつや南米での豪雨などが起こりやすくなります。
ラニーニャ現象
ラニーニャ現象はエルニーニョの逆で、同じ海域の水温が平年より低くなる現象です。これも世界各地に影響を及ぼし、オーストラリアでの洪水や東南アジアでの大雨などを引き起こす可能性があります。
北極振動
北極振動は、北極周辺の大気圧の変動を指します。この振動が強まると、中緯度地域の気候に大きな影響を与えます。例えば、北極振動が正の状態だと、日本を含む中緯度地域で暖冬になりやすく、逆に負の状態だと寒冬になりやすい傾向があります。
異常気象の事例
近年、日本を含め、世界のさまざまな地域で異常気象が起こっています。
ここではその一部をご紹介します。
日本の事例
令和2年7月に、東北地方から西日本にかけて、記録的な豪雨が発生しました。
九州、岐阜、長野、山形において、3日間の降水量の記録を更新した地点が多く見られ、各地で大雨による大きな被害が出ています。
さらに東日本の日本海側地域では、日照不足が続き、7月の月間日照時間は、 1946 年の統計開始以降で最も少なくなりました。
国外の事例
2020年8月16日、アメリカのカリフォルニア州では、同日の午後に気温54.4度を観測しました。
これは、1931年以降では世界で最も高い気温です。
9月に入ってからもロサンゼルスで最高気温が49.4度を記録するなど、2020年は州内の多くの地点で観測史上もっとも高い気温が更新された年となりました。
気温が高かったのはアメリカだけではありません。
この年の6〜8月の北半球は、1880年以降の観測史上で最も暑くなりました。
異常気象の被害を減らすために私たちができること
上記の通り、地球温暖化が異常気象を引き起こす原因のひとつと考えられています。
つまり地球温暖化を防止することが、異常気象による被害を減らすことにつながります。
そこでここでは、地球温暖化を防止するために私たちが普段の生活で取り組めることをご紹介します。
節電を心がける
『全国地球温暖化防止活動推進センター』によると、2019年度に家庭から出された二酸化炭素のうち、電気の消費に起因する排出量が45.1%を占めており、一番多くなっています。
厳密には、電気を使用する時には二酸化炭素は排出されませんが、その電気を作る為に多くの二酸化炭素を排出しているのです。
つまり家庭の二酸化炭素排出量を削減するためには、電気の使い方の見直しが重要です。
まずは、こまめに電気を消す、使っていない家電はコンセントからプラグを抜くなど、無駄な電気をカットすることに取り組みましょう。
そのほか、エアコンの設定温度を過度に低くしたり高くしないことも、節電につながります。
公共交通機関を利用する
先ほど、家庭から出された二酸化炭素のうち、電気の使用に起因する排出が一番多いとご紹介しましたが、2番目に多いのがガソリンです。
そのため車の使い方を見直すことでも、地球温暖化の防止に貢献できます。
移動する際は、自家用車ではなく、できるだけ公共交通機関や自転車を使って移動しましょう。
電車やバスなどの公共交通機関は、一度にたくさんの人を乗せることができるため、一人ひとりが自家用車で移動することと比べると、二酸化炭素の排出量が小さくなります。
どうしても自家用車を使わなければいけない場合は、車内のエアコンの温度を調整したり、信号待ちのときにはアイドリングストップをするなど工夫してみてください。
再生可能エネルギーを選ぶ
再生可能エネルギーとは、太陽光やバイオマスを使った、資源が枯渇しないエネルギーのことです。
また、温室効果ガスの排出がない(または増加させない)のも大きな特徴で、地球に優しいエネルギーとして注目を集めています。
今ではさまざまな電力会社があり、積極的に再生可能エネルギーを扱っている会社も登場しています。
そのような会社に切り替えるだけでも、温室効果ガスの削減につながるでしょう。
エバーグリーンの電気なら地球温暖化の防止に貢献できる
地球温暖化の防止に貢献したいという方は、ご家庭の電気の契約をエバーグリーンに切り替えてみませんか?
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親会社である『イーレックス』は、国内トップクラスのバイオマス発電事業者として、エコな電気の供給に取り組んでいます。
エバーグリーンは、そんなイーレックスグループの一員として、電気の小売りをしています。
電力事業は20年以上の実績があり、電気契約数は20万件を超えました。
対応エリアは広く、沖縄と一部離島を除く日本全国の家庭に電気をお届けしています。
CO₂の排出量がゼロに
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エバーグリーンの電気を使うことで、ご家庭の電力使用によるCO₂排出量がゼロになります。
エバーグリーンへの切り替えによって削減できる年間CO₂排出量は、一般的な家庭で1,562kg-CO₂です。これは杉の木約112本が1年間に吸収する量に相当します。
※ 300kWh/月×12か月×0.434kg-CO₂/kWh(令和3年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)
エバーグリーンについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ一度エバーグリーンの公式ホームページをご覧ください。
異常気象を減らすため、地球に優しい選択をしよう
近年の異常気象は、地球温暖化が原因のひとつといわれています。
豪雨などの被害を抑えるためにも、地球温暖化への対策が重要です。
日々の暮らしの中でも、地球温暖化の原因である温室効果ガスの排出量を抑える行動ができます。
節電を意識したり、自家用車の代わりに公共交通機関を使うなど、できることからはじめてみてください。
エコな電気を選ぶことも、地球温暖化の防止につながります。
ご興味のある方は、ぜひこの機会にエバーグリーンへの切り替えをご検討ください。
(出典)