食費の平均ってどのくらい?世帯人数別や地方別にご紹介

ライフスタイル
2021年10月28日

今回は、食費の平均額についてまとめました。世帯人数別や年収別、地方別など、いろんな視点から食費の平均額を紹介しています。また、自分の家庭にあった食費の予算を決める方法や、食費を節約する方法にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

食費の平均はどのくらい?

食費をはじめとした家計の収支は、政府のサイトで統計データが公開されています。

2021年の統計データによると、総世帯の食費の平均金額は、1ヶ月あたり62,531円です。

ここではさらに深掘りして、世帯人数別、年収別、地方別の食費の平均金額もご紹介します。

世帯人数別の食費平均

まず、世帯人数別の食費の平均額を見ていきましょう。

2021年における、世帯人数別の1ヶ月あたりの食費の平均額は、それぞれ以下の通りです。

1人 38,410円
2人 66,327円
3人 77,578円
4人 87,017円
5人 92,333円
6人~ 105,102円

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年)

上記の通り、世帯人数が増えるほど食費が高くなる傾向があります。

年収別の食費平均

続いて、世帯の年収別に見た食費の平均額です。

年収を10個の区分に分けて、2021年における1ヶ月あたりの食費の平均額をチェックしましょう。

~1,690,000円 33,208円
1,690,000~2,330,000円 40,549円
2,330,000~2,940,000円 49,229円
2,940,000~3,540,000円 55,105円
3,540,000~4,210,000円 60,203円
4,210,000~5,060,000円 65,946円
5,060,000~6,010,000円 67,056円
6,010,000~7,400,000円 74,750円
7,400,000~9,630,000円 82,137円
9,630,000円~ 97,127円

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|年間収入五分位・十分位階級別 2021年)

上記の通り、年収が高くなるにつれて、食費も多くなる傾向があります。

地方別の食費平均

最後に、地方別に見た、2021年の1ヶ月あたりの食費の平均額をご紹介します。

北海道地方がもっとも低く、関東地方がもっとも高い結果となっています。

北海道地方 54,367円
東北地方 58,952円
関東地方 66,955円
北陸地方 60,776円
東海地方 65,686円
近畿地方 63,011円
中国地方 56,649円
四国地方 55,272円
九州地方 55,320円
沖縄地方 55,179円

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|都市階級・地方・都道府県庁所在市別 2021年)

地方別と合わせて、食費が高い都道府県と安い都道府県のトップ5も見ていきましょう。

下記は2021年における、「都道府県庁所在地」の食費の平均額(1ヶ月あたり)のランキングです。

【食費が高い都道府県庁所在地トップ5】

  • 1位 東京都区部(東京都):76,111円
  • 2位 富山市(富山県):68,632円
  • 3位 金沢市(石川県):67,358円
  • 4位 奈良市(奈良県):67,148円
  • 5位 宇都宮市(栃木県):66,504円

【食費が安い都道府県庁所在地トップ5】

  • 1位 宮崎市(宮崎県):47,253円
  • 2位 熊本市(熊本県):49,364円
  • 3位 甲府市(山梨県):50,042円
  • 4位 岡山市(岡山県):51,047円
  • 5位 佐賀市(佐賀県):51,996円

なお、水道・光熱費の平均額についても下記の記事でご紹介しています。

ご興味のある方は合わせてご覧ください。

【関連記事】水道・光熱費の平均はいくら?家族の人数ごとに紹介

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|都市階級・地方・都道府県庁所在市別 2021年)

適切な食費の金額はどうやって計算するの?

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食費を節約するためには、まず食費の予算を立てることが大切です。

あらかじめ大まかな金額を決めておくと、その範囲内で食費をコントロールしやすくなります。

では、適切な食費の金額はどうやって計算すれば良いのでしょうか。

ここでは、2つの方法をご紹介します。

エンゲル係数を参考に計算する

エンゲル係数とは、家計の消費支出に対する食費の割合のことです。

消費支出に対して食費が多いほど数値が高くなり、少ないほど数値が低くなります。

政府統計の家計調査によると、2021年の総世帯のエンゲル係数の平均は、26.6%となっています。

もちろん、世帯収入や家族構成によって基準も変わりますが、まずは26.6%を目安として考えてみると分かりやすいかもしれません。

たとえば1ヶ月の消費支出が20万円と仮定すると、エンゲル係数を26.6%で計算した場合、食費は53,200円となります。

ご家庭の収入を確認し、エンゲル係数を使って計算してみてください。

他の支出を参考に計算する

家計の支出には、食費以外にも下記のようなさまざまな項目があります。

  • 住居費
  • 光熱費
  • 被服費
  • 保険・医療費
  • 交通費
  • 通信費

これらの支出額を収入から差し引き、残った費用を使って食費を計算することも可能です。

【関連記事】家計簿の項目を一覧で紹介|項目の決め方も合わせて解説

食費を節約するポイント

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先ほどご紹介した食費の平均額を見て、「節約しなければ…」と思った方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、食費を節約するポイントを5つご紹介します。

  • 予算を決める
  • 自炊を心がける
  • 1度の買い物でまとめて食材を購入する
  • 食材を整理整頓する
  • 冷凍保存や作り置きで食材を無駄にしない

予算を決める

まずは、1ヶ月の食費の予算を決めましょう。

予算を設定していないと、ついつい無駄遣いをしてしまいがちです。

しかしあらかじめ食費にあてる金額を決めていると、その範囲で収まるように買い物ができます。

食費の予算は先ほどご紹介した計算方法を参考にしてみてください。

自炊を心がける

外食は1食あたりの費用が高くなりがちなので、できるだけ自炊を心がけましょう。

食材を上手く使って自炊できれば、大幅に食費を節約することも可能です。

とはいえ、明日からすべて自炊にするのは難しいでしょう。

まずは外食の数を少し減らしたり、忙しいときはお惣菜をおかずにするなど、無理せずに自炊を続けるのがポイントです。

1度の買い物でまとめて食材を購入する

買い物に行く回数が増えると、その分お金を使う機会が多くなるということです。

食費を減らしたいなら、1週間に1度ぐらいの頻度で、なるべくまとめて食材を購入するのがおすすめです。

まとめ買いをする際は、献立を決めてから買い物に行きましょう。

そして必要なものだけ買うことを意識するのがポイントです。

食材を整理整頓する

冷蔵庫や保存食を保管しているキャビネットなどは、何がどのくらいあるかを把握できるように整理整頓しましょう。

今あるものと足りないものが一目でわかると、購入すべきものがはっきりするので、お金の無駄遣いを減らすことができます

クリアボックスや仕切りかごなどのアイテムを使って、何があるかわかりやすくなるように食材を整理しましょう。

冷凍保存や作り置きで食材を無駄にしない

購入した食材は、余すことなくしっかり使い切りましょう。

余ってしまった分は無駄遣いであり、そもそも必要なかったり、量を間違えて購入した食材と言えます。

食材を無駄にすることなく最大限に使うためには、冷凍保存や作り置きがおすすめです。

冷凍保存をするときは、あらかじめ小分けにすると、食べるときに便利です。

節約ポイントは食費以外にも!

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家計の中には食費以外にもさまざまな支出があります。

たとえば電気代やガス代、水道代は、毎月(もしくは2ヶ月に1回)発生する固定費であり、節約するうえでは見逃せない項目です。

電気代を節約するには、誰もいない部屋の照明をこまめに消したり、使用しない家電はコンセントからプラグを抜くなどの方法があります。

電気代の節約方法については、下記の記事でも詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】電気代を節約する2つの方法とは?節約術のポイントを解説

また、電気代の平均額については、下記の記事でご紹介しています。

【関連記事】電気代の平均をチェック!自宅の電気代と比べて節約を始めよう

より効果的に電気代を下げたいなら、電力会社の切り替えがおすすめです。

電力会社の切り替えによって電気料金そのものを見直すことで、電気代を大幅にカットできる可能性があります

今ではさまざまな電力会社があり、各社それぞれが特徴のあるプランを打ち出しています。

ご自身に合った電気料金プランを探してみましょう。

食費の平均を知って賢く節約を始めよう

食費の平均額は、世帯の人数や年収、地方などによって異なります。

この記事でご紹介した各データを参考に、ご家庭の食費と比べてみてください。

食費を節約するためには、予算を決めたり、1度の買い物でまとめ買いをすることなどがポイントです。

また、節約できる支出は食費以外にもたくさんありますので、ぜひいろんな部分に目を向けてみてください。

(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|世帯人員・世帯主の年齢階級別 2021年)
(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|年間収入五分位・十分位階級別 2021年)
(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|都市階級・地方・都道府県庁所在市別 2021年)
(出典:政府統計|家計調査|家計収支編|(実数,構成比,増減率,寄与度) 2021年)

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