エアコンの暖房の設定温度は20℃が良い?電気代との関係は?

ライフスタイル
2021年10月28日

この記事では、エアコンの暖房の適切な設定温度について解説します。エアコンの設定温度と電気代の関係や、電気代を節約する方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

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寒い冬には、エアコンの暖房をなるべく暖かい温度に設定したいところです。

しかし温度を適切に設定しないと、以下のような問題が出てきます。

  • 電気代が高くなってしまう
  • 体調不良につながる

エアコンの電気代は、設定温度と密接な関係があります。

環境省によると、冬に暖房の設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力を削減できるとされています。

たった1℃でもエアコンにかかる電気代が大きく変動するという事です。

特に夏よりも冬の方がエアコンの電気代が高くなりやすいため注意が必要です。

エアコンは、設定温度に達するまで活発に稼働し、その分、消費電力が多くなります。

室内の温度とエアコンの設定温度の差が大きいほど、設定温度になるまで時間が多くかかり、たくさんの電力が必要になります。

冬の方が夏よりもエアコンの設定温度と実際の温度の差が大きくなるため、電気代が高くなりやすいのです。

設定温度を誤ると、体調不良につながるおそれがあります。

暑すぎると発汗が多くなり、冬でも脱水症状を起こすかもしれません。

また、設定温度を低く設定していると、身体が冷えて、体調を崩してしまうこともあるでしょう。

身体が冷えたまま、浴室で熱いシャワーや湯舟に入ると、ヒートショックが起きる場合もあります。

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エアコンの暖房の設定温度は、20℃がひとつの目安になります。

20℃というのは、環境省が推奨している冬の暖房時の室温です。

「冬の暖房時の室温」であり、「エアコンの暖房時の推奨設定温度」ではありませんが、室温が20℃に近づくようエアコンを設定すると良いでしょう。

しかし室温が20℃だと、寒く感じる人もいるかもしれません。

その場合は、下記でご紹介する「風向きの設定」や「サーキュレーターの併用」などを試してみてください。

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先ほど、エアコンの暖房を適切な温度に設定することが、電気代を抑えるために重要であると説明しました。

エアコンの暖房の電気代を節約する方法は、そのほかにもいくつかあります。

ここでは6つの方法をご紹介します。

  • 自動運転に設定する
  • 下向きの風に設定する
  • 加湿器やサーキュレーターを併用する
  • 断熱シートを活用する
  • フィルターや室外機を定期的に掃除する
  • 電力会社を切り替える

1つずつ見ていきましょう。

エアコンの暖房にかかる電気代を抑えたいなら、運転モードは「自動運転」がおすすめです。

自動運転は、室内が最短で設定温度に達するよう、効率よく風量を調節してくれます。

無駄な電力を使わないため、省エネにつながるのです。

風量を弱モードにした方が節約になりそうですが、設定温度になるまでに時間がかかり、かえって電気代が高くなる場合があります。

これまで風量を意識していなかったという人は、ぜひ自動運転を使ってみてください。

エアコンの自動運転については、こちらの「エアコンの自動運転とは?機能や電気代との関係を解説」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

暖かい空気は上の方に、冷たい空気は下の方にたまるという性質があります。

つまり部屋の上部は暖かくなるもの、人がいる場所は寒いまま、ということが起きてしまいます。

寒く感じるからとエアコンの設定温度を高くすると、結果的に電気代が多くかかってしまうのです。

そこで試してもらいたいのが、エアコンの風向を下向きに設定することです。

下向きにすると、暖かい空気が下の方へ移動しやすくなります。

そうすると、今までより設定温度を下げても十分暖かく感じることができ、結果的に電気代の削減につながります。

加湿器やサーキュレーター、扇風機は、暖房と上手く併用すると節約につながります。

加湿器によって湿度を上げると、体感温度が上がるため、同じ温度でも暖かく感じやすくなります。

また先ほど説明した通り、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まる性質がありますが、サーキュレーターや扇風機を使えば空気を循環させることが可能です。

空気の循環によって暖房の効率が上がり、エアコンの設定温度を下げても暖かさを感じやすくなって、電気代を抑えられるでしょう。

エアコンと扇風機の併用については、こちらの「エアコンと扇風機を併用して電気代を削減!置き方や節約術を紹介」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

部屋の暖かい空気の多くが、窓から出ていってしまいます。冬の暖房時は、58%もの熱が部屋の窓から逃げていると言われているほどです。

窓に断熱シートを貼ると、窓から逃げる熱を軽減でき、部屋の暖かさを維持できます。

そうすると、エアコンの設定温度を少し下げることができ、結果的に電気代の節約につながります。

エアコンのフィルターや室外機は、こまめに掃除を行いましょう。

ほこりや汚れがたまっていると、暖房効率が下がって電気を余計に使ってしまいます

フィルターの掃除を2週間に1度の頻度で行えば、暖房の消費電力を約6%削減できるとも言われています。

電力会社の切り替えは、電気代の削減にとても有効です。

電力会社を切り替えて電気料金そのものが安くなれば、エアコンの暖房にかかる電気代のみならず、家庭全体の電気代が丸ごと下がる可能性があります。

2016年にスタートした電力自由化により、今ではさまざまな会社が電力事業に参入しています。

各社が魅力的なプランを提供していますので、家庭に合ったプランが見つかるかもしれません。

電力会社の選び方については、こちらの「電力会社・電気料金の選び方とは?プランや比較方法を解説」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

エアコンの暖房の設定温度を適切に調節しよう

エアコンの暖房の設定温度を適切に保たないと、電気代が高くなったり、体調不良につながるおそれもあります。

上記でご紹介した「20℃」を冬の室温の目安として意識し、エアコンの温度を設定してみてください。

エアコンの暖房にかかる電気代を節約するためには、自動運転に設定したり、風向きを下向きにしたりするなどの方法が効果的です。

また、電力会社を切り替えて、電気代そのものを下げるという方法もあります。

ご自身に合ったプランを探してみましょう。

(出典:COOL CHOICE|家庭でできる節電アクション)
(出典:Panasonic|ポイントは「体感温度」と「湿度」!快適な室温にするためのコツとエアコンの設定温度の関係とは?)

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