一人暮らしの電気代の平均はどのくらい?
総務省が発表している家計調査のデータによると、2021年における一人暮らしの電気代の平均金額は1ヶ月あたり5,482円です。
これは一人暮らし全体の電気代の平均金額ですが、実際のところ、一人暮らしの電気代は季節や地域によって異なります。
そこで、季節別と地域別の一人暮らしの電気代の平均金額のご紹介します。
季節別の電気代平均
季節によって気温や日照時間が変わるため、電気を使う頻度や時間もシーズンごとに変化します。
総務省が公表している家計調査によると、2021年における四半期ごとの一人暮らしの電気代の平均金額は、以下のようになっています。
時期 | 1ヶ月あたりの電気代 |
---|---|
1~3月 | 6,641円 |
4~6月 | 4,990円 |
7~9月 | 5,107円 |
10~12月 | 5,068円 |
(出典:e-stat 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 用途分類(年齢階級別))
冬にあたる1~3月が最も高くなっています。暖を取るために暖房器具を多く使用することが原因と考えられます。
夏にも冷房としてエアコンを使いますが、それでも冬の方が電気代が高くなっています。これは、冬の方が日照時間が短く、照明を使う時間が長くなることも関係しているでしょう。
地域別の電気代平均
電気代は地域によっても差があります。
下記の表は、地域ごとの一人暮らしの電気代です。
地域 | 1ヶ月あたりの電気代 |
---|---|
北海道・東北 | 6,194円 |
関東 | 4,963円 |
北陸・東海 | 5,625円 |
近畿 | 5,131円 |
中国・四国 | 6,593円 |
九州・沖縄 | 5,818円 |
(出典:e-stat 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 2021年 都市階級・地方別)
中国・四国地方が最も高く、北海道・東北地方、九州・沖縄地方と続きます。
そして、関東地方と近畿地方が同程度で比較的安くなっています。
ぜひお住まいの地域の平均金額と自宅の電気代を比べてみてください。
一人暮らしの電気代を節約する方法
一人暮らしは何かとお金がかかるため、電気代はできるだけ安く済ませたいと考えている人も多いと思います。
そこでここでは、電気代を節約する方法を3つご紹介します。
- 使っていない電化製品はコンセントからプラグを抜く
- 電化製品の使い方を見直す
- 電力会社を見直す
使っていない電化製品はコンセントからプラグを抜く
電化製品は、使っていなくても、コンセントにプラグが挿さっているだけで電気を消費するものがあります。その電力を「待機電力」と言います。
家庭全体の消費電力量のうち、待機電力による消費電力量は、全体の約5%を占めるというデータもあり、決して無視できません。
待機電力で電気代がかかるともったいないので、使っていない電化製品があれば、できるだけコンセントからプラグを抜くようにしましょう。
ただし、テレビの録画機能など、プラグを抜くと使えなくなる機能もあるので、その辺りは考慮する必要があります。
もし何度もプラグを抜くのが面倒に感じるなら、節電タップの活用をおすすめします。節電タップなら、コンセント口それぞれに付いているスイッチをオフにするだけで、通電を簡単にストップできるので便利です。
電化製品の使い方を見直す
東京都が作成している「家庭の省エネハンドブック」によると、家庭の中で特に電気の使用量が多い電化製品は以下の3つです。
- 照明
- 冷蔵庫
- エアコン
上記3つの使い方を見直せば、電気代の削減につながります。
それぞれの電気代節約方法をご紹介します。
照明
基本的なことですが、まずは使っていない部屋や誰もいない場所の照明をつけっぱなしにしないことを意識しましょう。
白熱電球や蛍光灯を使用しているなら、LED電球に交換するのも電気代の節約におすすめです。
LED電球は本体価格が高いものの、寿命が長く、また、消費電力も低いという特徴があります。
電気代が下がるので長い目で見れば元を取れますし、寿命が長いため交換作業の手間も減ります。ぜひLED電球に交換しましょう。
また、照明器具の手入れをするのも節約につながります。照明器具にほこりがたまっていると明るさが落ちてしまい、無駄に照明器具を増やしたり、必要以上の明るさに設定したりと、電気代が高くなる原因になるのです。照明器具は定期的に掃除するようにしましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫は、庫内の温度が上がると、温度を下げるために電力を多く消費するのが特徴です。そのため、庫内の温度をできるだけ上げないようにすることが大切です。
まずは扉を開ける時間や回数を減らしましょう。冷蔵庫の中を整理して食材をすぐに置けるようにしておいたり、何を取り出すかを明確にしてから開ける癖をつけることが有効です。
冷蔵庫に温かいものを入れたいときは、あらかじめ冷ましてから入れるようにしましょう。そうすることで、庫内の温度を必要以上に上げずに済みます。
また、食材の入れすぎにも注意してください。食材を多く入れすぎると、冷蔵庫の冷却効率が落ち、無駄な電力を消費することにつながります。先ほどと同様に、冷蔵庫の中の整理を意識すること、また買い物をする前に冷蔵庫の中に何があるかを確認しておくことも大切です。
エアコン
エアコンを使ううえで意識したいのは、設定温度です。
エアコンの電気代は設定温度と密接な関係があり、夏に冷房の設定温度を1度上げると約13%、冬に暖房の設定温度を1度下げると約10%の節電効果があるとも言われています。
そのため、もしエアコンの温度を過度に高く、もしくは低く設定してしまっている場合は、1度だけでも良いので見直しましょう。
サーキュレーターを活用すると、冷暖房の効率が上がります。
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まりやすい性質があり、エアコンを使ってもなかなか部屋全体が均一に暖かく、もしくは涼しくならないことがあります。
サーキュレーターを使えば、部屋の空気が循環しやすくなり、エアコンの設定温度を少し緩めても、これまでと同様、もしくはこれまで以上に、冬は暖かく、夏は涼しく感じることができます。
電力会社を見直す
ここまで電気代の節約方法を紹介してきましたが、電力会社の見直し・切り替えもおすすめです。
「電力会社の切り替え」と聞くと、「なんだか面倒臭そう」「難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、今ではWEBから5分程度で申し込みができるところもあり、ハードルはそんなに高くありません。
また、電力自由化がスタートし、今では電力会社の選択肢も増えています。なかには個性的な面白いプランを出している会社もあるので、電力会社選びもきっと楽しく感じると思います。
もし、「どの電力会社が良いかわからない」という場合は、『エバーグリーン』を検討してみませんか?
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一人暮らしの電気代の節約には電力会社の見直しが効果的
今回は、一人暮らしの電気代の平均金額をご紹介しました。
まずは自分の電気代を相場と比較してみましょう。
もし電気代が高すぎると感じたなら、この記事でご紹介した電気代の節約方法を実践してみてください。
電力会社の見直し・切り替えも含めて、ぜひ検討してみてください。
(出典)
- e-stat 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 用途分類(年齢階級別)
- e-stat 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯 2021年 都市階級・地方別
- 東京都|家庭の省エネハンドブック 2022
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