賃貸契約の初期費用はどれくらい?内訳や相場と安く抑える方法をご紹介

ライフスタイル
2022年3月31日

賃貸契約を行う際、敷金や礼金などさまざまな費用がかかります。また、新生活には何かと出費が発生するため、初期費用はできるだけ安く抑えたいところです。この記事では、賃貸契約の初期費用の内訳や相場、節約する方法まで詳しく解説します。

目次

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賃貸物件で生活をする場合、契約する際にいろんな初期費用がかかります。

初期費用には以下のようなものがあります。

【初期費用の種類】

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃
  • 仲介手数料
  • 火災保険料

敷金は、部屋を退去する際の原状回復に充てられるお金です。使用しなかったお金は退去時に返金されます。

礼金は、家を貸してくれる大家さんに対する謝礼金です。敷金とは違って、礼金は返金されません。

前家賃とは、契約する際に入居翌月の家賃を前払いするお金のことです。前家賃は、入居後に借主が家賃を支払わないといったトラブルを防ぐことが目的で設けられています。

仲介手数料は、物件の案内や契約手続きなど、契約者と物件の仲介をする不動産会社に支払う費用です。

火災保険料とは、契約するアパートで発生するかもしれない火事に備える火災保険の保険料です。

上記以外に、引っ越しにかかる費用や、家賃保証会社を利用する場合は保証料なども発生します。

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先ほどご紹介した通り、賃貸物件の契約にはさまざまな初期費用がかかりますが、それぞれの相場はどのくらいなのでしょうか。

国土交通省が発表している「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、下記のような結果が出ています。

  • 家賃:平均78,069円/月
  • 敷金:家賃1ヶ月分が最多(敷金が発生した世帯の64.9%が回答)
  • 礼金:家賃1ヶ月分が最多(礼金が発生した世帯の69.4%が回答)
  • 仲介手数料:家賃1ヶ月分が最多(仲介手数料が発生した世帯の76.4%が回答)

火災保険料は保険会社や物件により異なりますが、賃貸物件の場合1.5〜2万円程度が相場と言われています。

つまり、賃貸物件の初期費用の相場は、家賃の4〜5ヶ月分が目安と言えるでしょう。

家賃を平均額の​78,069円​と想定して計算すると、初期費用の目安は下記の通りです。

項目 金額
敷金 78,069円
礼金 78,069円
前家賃(1ヶ月分と想定) 78,069円
仲介手数料 78,069円
火災保険料 15,000~20,000円
合計 327,276~332,276円

(出典:国土交通省|令和4年度 住宅市場動向調査報告書)

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賃貸契約を結ぶ際は、上記の通り家賃の4〜5ヶ月分ほどの初期費用がかかります。

さらに引っ越し費用なども発生するため、初期費用はできる限り安く済ませたいところです。

そこでここでは、賃貸契約の初期費用を節約するための方法を5つご紹介します。

  • フリーレント物件を探す
  • 仲介手数料の安い不動産会社を探す
  • オフシーズンに入居する
  • 大家さんに交渉する
  • 引っ越し前に不用品を処分する

フリーレント物件を探す

フリーレント物件とは、入居してから一定期間家賃が発生しない物件です。一般的には1ヶ月から2ヶ月間のフリーレント期間を設定している場合が多く、その間の家賃を節約できます。

ただしフリーレント物件は、契約期間の縛りなど条件が設定されている場合が多いです。契約する前にをあらかじめ内容を確認しましょう。

仲介手数料の安い不動産会社を探す

先ほどご紹介した通り、不動産会社に支払う仲介手数料は家賃の1ヶ月分が相場です。

しかし、なかには家賃の0.5ヶ月分など、相場よりも安く設定している会社もあります。

初期費用を抑えたい人は仲介手数料の安い不動産会社を探しましょう。

オフシーズンに入居する

入学や入社を控える人が多い2~3月頃は、引っ越しの繁忙期です。

入居時期を調整できる場合は、上記以外のオフシーズンを狙って引っ越しをしましょう。

オフシーズンは入居者が少ないため、賃貸物件を貸し出す側は、敷金や礼金を0円に設定するなど、少しでも入居してもらいやすい条件を整える傾向があります。

また、引っ越し業者もオフシーズンの料金をリーズナブルに設定している場合が多く、オフシーズンに入居すれば初期費用全体を抑えることができます。

大家さんに交渉する

大家さんに初期費用の交渉をするのも方法のひとつです。敷金、礼金などの交渉ができれば、大幅に費用を節約できることもあります。

交渉を行う際は、繁忙期よりもやはりオフシーズンがおすすめです。

繁忙期は既に入居者が決まっていたり、大家さんが交渉に対応する余裕がなかったりするため、あまり交渉に適していません。閑散期は、入居者を求めている時期であり、交渉が上手くまとまる可能性があります

引っ越し前に不用品を処分する

引っ越し業者に荷物の運搬を依頼する場合、荷物が多いほど費用が高くなってしまいます。費用を抑えるためには、不用品を処分して荷物を少なくするのがポイントです。

ゴミとして捨てる方法でも問題ありませんが、まだ使えるものはリサイクルショップやフリマアプリなどで売ると、不用品を処分しつつ資金を得られるのでおすすめです。

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賃貸契約の初期費用はもちろん、生活をするためにもお金がかかります。

生活費をなるべく抑えたいなら、固定費に注目しましょう。

固定費とは、光熱費や通信費など毎月必ず発生する費用のことです。

固定費の中でも、光熱費は削減しやすい費用です。電気やガスの使い方を意識すれば、無駄な費用を抑えることができます。

電気代の節約にもっとも重要なのは、契約する電力会社です。

電気料金は電力会社ごとに異なりますので、料金の高い会社と契約してしまうと、毎月の電気代で家計が圧迫されてしまいます。

固定費の節約方法については、こちらの「5つの固定費を見直して徹底節約!簡単にできる節約術を紹介」で詳しく解説しています。

賃貸契約には、敷金や礼金、前家賃などの初期費用が発生します。

初期費用の目安は家賃の4〜5ヶ月分と決して安くはないので、なるべく抑えたいところです。

フリーレント物件や仲介手数料の安い不動産会社を探すなど、初期費用を削減できる方法はありますので、ぜひ取り入れてみてください。

また、賃貸契約後は固定費をはじめとした生活費も発生します。

固定費の中では電気代が比較的節約しやすい項目です。電気代の節約には電力会社選びが重要で、良い会社が見つかれば、毎月の家計に余裕が生まれます。

ぜひこの機会に電気契約の見直しも行なってみてください。

電力会社の選び方については、こちらの「電力会社・電気料金の選び方とは?プランや比較方法を解説」で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

(出典:国土交通省|令和4年度 住宅市場動向調査報告書)

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