【目次】
4人家族の食費の平均金額
総務省統計局の家計調査によると、2021年における4人家族の食費の平均金額は、1ヶ月あたり87,017円です。
これは4人家族の食費全体の金額ですが、食材から外食費まで、食費にはさまざまな項目があります。
また、収入が違えば、食費にかける金額も変わってきます。
そこで、4人家族の場合の食費の内訳や、収入ごとの食費の違いも見ていきましょう。
4人家族の食費内訳
まずは食費の内訳です。
総務省統計局の家計調査のデータを見ると、4人世帯の食費の内訳(2021年)は、下記の通りです。
項目 | 金額(1ヶ月あたり) |
---|---|
穀類(米、パンなど) | 7,551円 |
魚介類 | 5,515円 |
肉類 | 10,036円 |
乳卵類 | 4,558円 |
野菜・海藻類 | 8,847円 |
果物 | 2,475円 |
油脂・調味料 | 4,300円 |
菓子類 | 8,168円 |
調理食品 | 12,794円 |
飲料 | 5,599円 |
酒類 | 3,481円 |
外食 | 13,693円 |
合計 | 87,017円 |
(出典:e-stat 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 表番号3-1)
コストが一番多くかかっているのは、外食費です。食費の節約には、外食費の削減が鍵を握っていると言えるでしょう。
収入別の4人家族の食費
続いて、4人家族の食費を収入別に見てみましょう。
収入が250万円から1,500万円の世帯では、次のような結果となりました。(2021年)
収入 | 4人家族の食費(1ヶ月あたり) |
---|---|
250~300万円 | 68,703円 |
300~350万円 | 55,983円 |
350~400万円 | 68,296円 |
400~450万円 | 73,707円 |
450~500万円 | 69,642円 |
500~550万円 | 74,341円 |
550~600万円 | 74,507円 |
600~650万円 | 77,669円 |
650~700万円 | 85,091円 |
700~750万円 | 80,476円 |
750~800万円 | 88,299円 |
800~900万円 | 90,399円 |
900~1,000万円 | 93,742円 |
1,000~1,250万円 | 97,965円 |
1,250~1,500万円 | 126,623円 |
(出典:e-stat 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 4人世帯(有業者1人)-年間収入階級別 表番号2-7)
上記の通り、基本的には収入が高くなるにつれて、食費も上がる傾向が見て取れます。
ぜひご家庭の食費と比較してみてください。
4人家族の食費はどれくらいが理想?
ここまで世間一般の4人家族の食費をご紹介してきましたが、気になるのが、「毎月の食費はどれくらいが理想か」というところではないでしょうか。
適正な食費を計算する目安になるものとして、「エンゲル係数」があります。
エンゲル係数とは、家計の消費支出のうち、食費が占める割合を示すものです。
総務省統計局の家計調査によると、2021年の4人家族のエンゲル係数は27.2%です。
たとえば消費支出額が30万円の場合、エンゲル係数を27.2%として計算すると、食費は81,600円となります。
ぜひ一度、エンゲル係数を用いて食費の目安を計算してみてください。
4人家族の食費を節約する方法6選
食費は少しの工夫で節約することができます。
ここでは、4人家族の食費を節約する6つの方法をご紹介します。
- 月の予算を決めておく
- なるべく自炊をする
- 買い物に行く回数を減らす
- 食材の買い出しに子供を連れて行かない
- アプリを活用する
- キャッシュレス決済を活用する
それぞれの節約方法について見ていきましょう。
月の予算を決めておく
食費を節約したいなら、まずは毎月の予算を明確にしておくことが大切です。
予算を決めることで、その範囲内で生活しようという意識が働きます。
予算は、先ほどご紹介したエンゲル係数を用いて計算したり、食費以外の支出を収入から引いて、残った金額を食費に充てるという方法もあります。
また、まずは家計簿をつけてみて、どれくらいの食費が毎月かかっているのか、現状を把握することも大切です。
現状と予算を比較し、具体的に削れそうな食費の項目を考えてみましょう。
なるべく自炊をする
食費を節約したいなら、できるだけ自炊をして外食の回数を減らすようにしましょう。
先ほど確認した通り、食費の中で特にコストがかかりがちなのが外食費です。
自炊をした方が外食をするよりも安くなる場合が多いです。特に、4人家族は人数が多いので、毎回の外食費がそれなりの金額になります。
ただ、これまで外食ばかりしていた人が、急に毎日自炊をしようとしても、なかなか継続するのは難しいケースもあります。
ストレスが溜まってしまうことも考えられるので、外食費の予算を設定しておいて、その金額の範囲内でたまには外食を楽しむと良いでしょう。
買い物に行く回数を減らす
買い物に行くといろんな商品が目に入り、ついつい無駄遣いをしてしまいがちです。
そのため、買い物に行く回数自体を減らし、無駄遣いをする機会を削減しましょう。
買い物に行くときは、事前に買い物リストを作成し、週に1回程度のまとめ買いをすると良いでしょう。
食材の買い出しに子供を連れて行かない
小さなお子さんのいる4人家族の場合、子供と一緒に買い物に行く人も多いと思います。しかし子供が一緒だと、お菓子をねだられるなど、出費が増えてしまう傾向にあります。
食費を節約したい場合は、食材の買い出しはなるべく大人だけで行くようにすると、無駄な買い物を減らせるでしょう。
アプリを活用する
最近では、多くのスーパーマーケットが独自のアプリをリリースしています。アプリはポイントを貯められることが多く、活用することで食費の削減につながります。
多くの場合、ポイントは買い物の金額に応じて付与されます。4人家族は、一人暮らしや二人暮らしに比べて食材の買い物にかかる金額が大きくなりますから、その分ポイントが多く貯まりやすいです。
また、アプリを通してクーポン券を配布したり、タイムセールなどの情報発信も行っているため、よく利用するスーパーのアプリがないかチェックしてみてはいかがでしょうか。
キャッシュレス決済を活用する
買い物時の支払い方法には、現金払い、クレジットカード払い、電子マネーなど、さまざまな選択肢がありますが、どのように支払っているでしょうか?
節約したい人におすすめなのが、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済です。
キャッシュレス決済の場合、支払額に応じて、現金と同じように使えるポイントがもらえるケースがが多いです。
もし現金で支払っている場合は、キャッシュレス決済に切り替えるだけでも、これまでよりおトクに買い物をすることができる可能性があります。
生活費を抑えるには固定費の見直しが効果的
食費の見直しも家計の節約に効果的ですが、さらに生活費を抑えるには、家賃や光熱費などの固定費の削減が重要です。
固定費は毎月かかるものなので、一度見直すとそこからずっと節約効果が続きます。そのため、食費などの変動費よりも、効率的に節約できます。
電気代の節約には電力会社の切り替えがおすすめ
毎月かかる電気代を安くしようと、電気を小まめに消したり、使っていない電化製品のプラグをコンセントから抜くといった、地道な節電を心がけている人も多いのではないでしょうか。
ほかには、電力会社の見直しもおすすめです。
最近では電力自由化により、好きな電力会社を選べる時代になりました。
特にこれまで一度も電力会社を変更したことがない場合や、4人家族のご家庭におすすめしたいのが、新電力の『エバーグリーン』です。
エバーグリーンは、以下のような電力会社です。
- 東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員
- 電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力
- 沖縄と一部離島を除く、日本全国に電気を供給
- 初期費用、契約手数料、解約違約金がかからない ※あるく・おトク・でんきを除く
また、シンプルな通常プランの他に、下記のようなユニークなプランもあります。
- CO₂フリープラン
電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになるプラン - プレミアムポイントプラン(Tポイント)
電気料金に応じてTポイントがたまるプラン - プレミアムポイントプラン(dポイント)
電気料金に応じてdポイントがたまるプラン - 保険でんき
個人賠償責任保険と電気がセットになったプラン - あるく・おトク・でんき
電気代が歩数に応じるプラン
エバーグリーンならWEBから5分ほどでお申し込みできます。
気になる方は、ぜひ一度エバーグリーンの公式ホームページをご覧ください。
4人家族の食費は少しの意識で大きく変わる
今回は、4人家族の食費の相場や、食費を抑える節約術をご紹介しました。
4人家族は、一人世帯や夫婦二人暮らしなどの家庭に比べて人数が多いので、食費は比較的高くなります。
しかし食費が高い分、少し意識を変えるだけでも、大きく節約できるチャンスがあります。
この記事でご紹介した節約術を参考にして、ぜひできそうなものから実践してみてください。
電力会社の見直しに関しても、この機会にぜひ一度ご検討ください。
(出典)