二人暮らしのガス代の相場
二人暮らしでかかるガス代の相場はどのくらいなのでしょうか。
政府の統計データによると、2023年における二人暮らしのガス代の平均は、4,971円です。
しかし実際のところ、ガス代は季節や住んでいる地域によって差があります。
そこでここでは、二人暮らしのガス代を、季節別・地域別の視点からも確認してみましょう。
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年 4 世帯人員・世帯主の年齢階級別)
季節別のガス代平均
まずは季節別のガス代です。
2023年における二人暮らしの季節別のガス代は、以下の通りです。
時期 | 1か月あたりのガス代 |
---|---|
1~3月 | 7,628円 |
4~6月 | 5,512円 |
7~9月 | 3,204円 |
10~12月 | 3,539円 |
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期)
冬にあたる1〜3月が最も高くなる傾向が確認できます。
これは、ガスストーブの使用や、水温低下によって給湯に必要なガスの量が増えることが理由として考えられます。
地域別のガス代平均
続いて、地域別のガス代を見てみましょう。
なお地域別については、二人暮らしのデータが公表されていないため、参考として全世帯の平均金額をご紹介します。
地方別 | 1か月あたりのガス代 |
---|---|
北海道地方 | 3,930円 |
東北地方 | 3,678円 |
関東地方 | 4,887円 |
北陸地方 | 3,864円 |
東海地方 | 5,017円 |
近畿地方 | 5,046円 |
中国地方 | 3,636円 |
四国地方 | 3,559円 |
九州地方 | 3,787円 |
沖縄地方 | 3,809円 |
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年 2 都市階級・地方・都道府県庁所在市別)
地域としては近畿地方が比較的高く、四国地方が最も安いようです。
ガス代は世帯人数によって変動するものの、地域ごとの傾向は上記データで把握できるため、参考にしてください。
プロパンガスと都市ガスはどう違う?
家庭で使用できるガスには、プロパンガスと都市ガスの2種類があります。
プロパンガスは液化石油ガスをガスボンベに入れて各家庭に配るタイプで、家の横にガスボンベが設置されている場合はプロパンガスを使用していることになります。
都市ガスは、地下のガス管を通して各家庭にガスを供給するタイプです。
プロパンガス用のガス機器を都市ガスで使用することはできませんし、都市ガス用のガス機器をプロパンガスで使用することもできません。
また、現在プロパンガスを契約している家庭で都市ガスに変更しようと思う場合は、建物にガス管を引いてくる工事が必要になります。
賃貸の場合は勝手に工事ができませんし、ガス管を引くための工事にはそれなりのお金がかかるため、今後のコストなども考えて慎重な検討が必要です。
二人暮らしのガス代を節約する方法
先ほど二人暮らしのガス代の相場をご紹介しましたが、自分の家のガス代が高いと感じた方は、節約に取り組みましょう。
ここでは二人暮らしのガス代を節約する方法をご紹介します。
キッチンのガス代を節約
キッチンでは、給湯と加熱調理でガスを使います。
そのためガス代を節約したいなら、下記のことを意識しましょう。
- 不必要にお湯を使わない
- 鍋から火がこぼれない程度に火力調整する
- 火の通りにくい根菜類の下茹でなどには電子レンジを活用する
- 圧力鍋など時短料理が可能な器具を使う
お風呂でガス代を節約
お風呂では、給湯にガスを使っています。
下記がガス代節約のポイントです。
- お湯の温度を少し下げる
- 追い炊きを使わないように入浴の時間を二人で工夫する
- 浴槽にお湯を張らずにシャワーで短時間で済ませる
ガス代は賢く節約しよう
今回は二人暮らしのガス代について解説しました。
二人暮らしのガス代の相場を見て、自分のガス代が高いと感じた人は、ぜひ節約に取り組んでみてください。
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(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年 4 世帯人員・世帯主の年齢階級別)
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期)
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2023年 2 都市階級・地方・都道府県庁所在市別)