3人家族の食費の相場
早速、3人家族の一か月あたりの食費の相場を確認しましょう。
食費の相場は、総務省統計局が公表している家計調査で確認することができます。
月 | 金額 |
---|---|
1~3月 | 74,094円 |
4~6月 | 75,973円 |
7~9月 | 77,488円 |
10~12月 | 82,757円 |
平均 | 77,578円 |
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表)
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2021年)
上記の通り、2021年における3人家族の1ヶ月あたりの食費は、約7.8万円です。
4半期ごとの食費の平均を見てみると、10月から12月が最も高くなっています。これは、クリスマスや年末などのイベントが多いためと考えられます。
ぜひ上記の表とご家庭の食費を比較し、違いをチェックしてみてください。
3人家族の食費の予算はどう決める?
食費の目安を把握する際に参考になるのが、エンゲル係数です。
エンゲル係数とは、家計の消費支出のうち、食費が占める割合のことです。
総務省の家計調査によると、2021年の3人世帯のエンゲル係数は27.2%です。
たとえば消費支出が30万円とすると、エンゲル係数が27.2%の場合、食費は81,600円になります。
当然、生活スタイルは人によって様々な為、消費支出の27.2%が正しいというわけではありません。あくまで参考として、ぜひ一度エンゲル係数を使って食費の目安を計算してみてください。
3人家族の食費を抑えるおすすめの節約術7選
先ほど食費の相場をご紹介しましたが、「もう少し節約しないと…」と思った方もいるのではないでしょうか。
ここでは、3人家族におすすめの食費の節約術を7つご紹介します。
節約術1.あらかじめ食費の予算を決めておく
節約を考えるときに大切なのが、予算を決めておくことです。
事前に食費にかけられる予算を決めておけば、「その範囲で生活しなければ」という意識が働き、無駄遣いを防げます。
まずは家計簿をつけるなどして、家計全体のお金の流れを把握したうえで、1ヶ月あたりの食費を決めてみてください。
節約術2.食費の節約には自炊が大前提
外食は食費がかさむ大きな原因です。食費を抑えたいのであれば、自炊を心がけましょう。
フードデリバリーも、自炊するよりも割高になることが多いため、控えておく方が無難です。職場などで食事をする場合も、弁当を持参すると食費を抑えられます。
また、自炊をすれば栄養バランスのとれた食事を自分で考えることができ、健康にも繋がります。そうすれば生活習慣病の予防になり、医療費も節約できるかもしれません。
節約術3.無駄なくまとめ買いする
食費の節約にはまとめ買いも効果的です。
週に何度も買い物に行くと、その都度いろんな商品が目に入って、無駄なものまで買ってしまい、支出が増える可能性があります。買い物は週に1回程度にまとめて行い、無駄な支出を極力抑えましょう。
まとめ買いをする際は、1週間単位で献立を決めておくのもおすすめです。あらかじめ献立を決めておけば、食材を無駄なくまとめ買いできます。
車で買い物に行っているなら、まとめ買いをすることで、ガソリン代の節約にもなるでしょう。
節約術4.事前に買うものをメモしていく
食材の買い出しに行くときは、事前に購入するものをメモしてから行きましょう。「メモしたものだけを購入する」ということを徹底すれば、無駄な支出を防げます。
買い物に行く前に冷蔵庫の中を確認し、何が残っているかチェックしたうえで、献立に必要な食材をリストアップしておきましょう。
節約術5.節約食材を購入する
節約食材とは、値段が安くて、かつ、保存がきく経済的な食材のことです。
例を挙げると、鶏の胸肉、豚こま肉、豆腐、もやしなどが該当します。
節約食材を毎日の献立に取り入れると、自然と食費が抑えられるでしょう。
節約術6.セールや特売品などなるべく安い食材を購入する
食材を購入する際は、節約食材を購入することに加え、セールや特売品などを狙い、なるべく安くなっている食材を購入することをおすすめします。
最近は新聞の折り込みチラシのほか、アプリやLINEなどで特売などの情報発信をするお店も増えてきました。
スマホで簡単に情報を手に入れることができるので、普段よく利用するスーパーマーケットがあれば、アプリやLINEアカウントがないかチェックしてみてください。
節約術7.ポイントを活用する
買い物時の支払い方法によっても、節約は可能です。
クレジットカードやアプリを利用したキャッシュレス決済では、多くの場合、支払い金額などに応じてポイントがたまります。
これまで現金で支払いをしていた方は、キャッシュレス決済に切り替えるだけで、ポイントを活用して節約できる可能性があります。
生活費を節約するには「固定費」の見直しが効果的
生活費は、大きく分けて固定費と変動費の2種類に分けられます。固定費とは、家賃や光熱費など、毎月必ず発生する費用のことです。
毎月かかる固定費を見直して費用を下げることができれば、その後ずっと節約効果が続き、結果的に大きく生活費を抑えることが可能です。
一度見直すだけで家計が楽になる!
今回は、3人家族の食費の相場や簡単に取り組める節約方法をご紹介しました。
この記事でご紹介した食費の平均金額やエンゲル係数を参考にして、まずは自分の食費が高いのか安いのかを把握するところからはじめましょう。
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表)
(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2021年)