業務用食洗機にかかる電気代はどのくらい?
まずは、業務用食洗機を使用するとどのくらいの電気代がかかるのか見ていきましょう。
業務用食洗機の電気代の計算方法
業務用食洗機の電気代は、以下の計算式で求められます。
【電気代の計算式】
消費電力(kW)× 使用時間(h) × 電気料金単価(円) = 電気代(円)
上記の計算式に、使用する業務用食洗機の消費電力と、契約している 電気料金単価を当てはめることで、1時間あたりの電気代が計算できます。
消費電力は、業務用食洗機の取扱説明書や本体に貼り付けられているシールなどで確認することが可能です。
電気料金単価は、電力会社のホームページや検針票などに記載されています。
業務用食洗機にかかる電気代
それでは、実際に販売されている業務用食洗機の電気代を確認してみましょう。
今回は、『ホシザキ』『パナソニック』『ダイワ』から発売されている業務用食洗機をピックアップしました。
メーカー名 | 製品 | 消費電力量(最大) | 1時間あたりの電気代 | 1ヶ月あたりの電気代 |
---|---|---|---|---|
ホシザキ | JWE-680B | 5.19kW | 161円 | 14,480円 |
パナソニック | DW-DR44U3 | 4.41kW | 137円 | 12,304円 |
ダイワ | DDW-UE4 | 4.35kW | 135円 | 12,137円 |
※電気代料金単価は、目安単価の31円/kWhで計算
※1ヶ月あたりの電気代は、1日3時間、30日使用で算定
※50Hz専用の消費電力で計算
(出典:ホシザキ|JWE-680B)
(出典:パナソニック|DW-DR44U3)
(出典:ダイワ|DDW-UE4)
今回選んだ機種の場合、業務用食洗機の1ヶ月あたりの電気代は、約12,000円〜15,000円という結果になりました。
上記のとおり、消費電力は機種によって異なります。ぜひお手持ちの食洗機の消費電力を調べて計算してみてください。
業務用食洗機には電気代以外にもガス代や水道代がかかる
業務用食洗機の電気代をご紹介しましたが、食洗機を使う場合にかかる費用は電気代だけではありません。
電気代以外にも、ガス代や水道代が発生します。また水道光熱費だけでなく、洗剤代も必要になるので、業務用食洗機のランニングコストを考える際はその辺りも考慮しましょう。
手洗いと比較すると、食洗機を使った方が洗浄スピードは2〜5倍ほど速くなります。
そのため、食洗機本体の購入費用や光熱費などはかかりますが、その分人件費の削減にはなるため、長い目で見ると結果的にはおトクになる可能性があります。
また、店舗の忙しい時間帯に自動で食器を洗えることは、店舗運営において大きなメリットでしょう。
業務用食洗機の電気代を節約する3つの方法
業務用食洗機の電気代は、工夫することで抑えることができます。
ここでは業務用食洗機の電気代を節約する方法を3つご紹介します。
1. 食器をできるだけまとめて洗う
食器を洗う際は、ある程度まとめて洗うのがおすすめです。
少量ずつの食器を食洗機で何回も洗うと、その都度電気代がかかります。
洗い物の量が少ない場合は、手で洗うか、水につけておいてある程度の量が溜まったらまとめて食洗機で洗うようにすると良いでしょう。
2. 適切なコースを選択する
業務用食洗機の中には、洗い方を複数のコースから選択できる製品や、洗浄時間を選べる機種もあります。
たとえば、しっかり洗いたいからと、毎回標準よりも長い時間洗浄するよう設定していると、その分電気代や水道代がかかります。
そのため、食器の種類や数、汚れ具合に合わせて、適切なコースを選ぶようにしましょう。
3. 乾燥機能を使う頻度を減らす
乾燥機能の使用頻度を減らすことも、電気代の節約につながります。
食洗機は、洗浄よりも乾燥に電気代が多くかかります。
乾燥する際、食器を乾かすためヒーターを使って庫内の温度を上げるのですが、その時に大きな電力が必要になります。
電気代を抑えたいなら、できる時は自然乾燥で済ませるようにするなど、乾燥機能の使用回数を減らすように心がけましょう。
(出典:ホシザキ|JWE-680B)
(出典:ホシザキ|JWEシリーズ ランニングコスト比較)
(出典:パナソニック|DW-DR44U3)
(出典:ダイワ|DDW-UE4)
(出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会|よくある質問 Q&A)
(出典:Haier|食洗機にかかる電気代や水道代、手洗いとどっちがオトク?)