一人暮らしの光熱費の平均はいくら?相場と節約方法を解説

ライフスタイル
2023年1月28日

一人暮らしなら、光熱費や水道代はできるだけ節約したいポイントです。節約できれば、月々の家計に余裕を持つことができます。この記事では、一人暮らしの水道光熱費の平均と、それぞれの費用を節約する方法をご紹介します。

目次

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総務省統計局が公表している家計調査の結果によると、2021年における一人暮らしの光熱費と水道代の平均金額は、1ヶ月あたり11,383円です。

内訳は下記の通りです。

項目 平均金額
電気代 5,482円
ガス代 3,001円
その他の光熱費 651円
水道代 2,248円
合計 11,382円

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 年次)

上記の通り、一人暮らしの光熱費の中で最も高い項目は電気代であり、全体の約48%を占めています。

つまり、光熱費を節約するためには電気代が鍵となるでしょう。

また上記は一人暮らし全体の平均額になりますが、実際のところ、光熱費は時期や地域によって金額が変わります。

そこで、季節別と地域別の光熱費もご紹介します。

2021年における季節別の一人暮らしの光熱費平均を見てみましょう。

時期 電気代 ガス代 その他の光熱費 水道代 合計
1~3月 6,641円 3,562円 1,387円 2,263円 13,853円
4~6月 4,990円 3,313円 384円 2,224円 10,911円
7~9月 5,131円 2,275円 127円 2,204円 9,737円
10~12月 5,200円 2,642円 998円 2,341円 11,181円

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 四半期)

季節ごとに光熱費の平均額を見てみると、1~3月が高くなっていることが分かります。

寒い時期は暖房器具を多く使ったり、お風呂をためる日数が多くなることなどが、光熱費が高くなる理由だと考えられます。

地域別の一人暮らしの光熱費平均は、以下の通りです。

地域 電気代 ガス代 その他光熱費 水道代 合計
北海道・東北地方 6,218円 3,297円 2,546円 2,726円 14,787円
関東地方 4,967円 3,136円 352円 2,210円 10,665円
北陸・東海地方 5,699円 2,831円 636円 2,049円 11,215円
近畿地方 5,131円 2,818円 235円 2,069円 10,253円
中国・四国地方 6,593円 2,824円 684円 2,443円 12,544円
九州・沖縄地方 5,820円 2,842円 370円 2,235円 11,267円

(出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 003 用途分類(総数) 都市階級・地方)

地域別の光熱費の合計を見ると、最も高いのは北海道・東北地方、最も安いのは近畿地方という結果になっています。

お住まいの地域の平均額とご家庭の光熱費を比較してみてください。

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ここからは、一人暮らしの光熱費を節約する方法を見ていきましょう。

無理なく取り入れられるものから始めてみてください。

電気代を節約する方法

電気代を節約する方法は、以下の3つです。

  • 電力会社を見直してみる
  • 電化製品の使い方を見直す
  • 照明をLEDに交換する

電力会社を見直してみる

電力会社の切り替えと聞くと、ハードルが高そうに感じるかもしれません。しかし、今ではWEB上から5分程度で切り替えられる電力会社も増えているので、そこまで手間はかかりません。

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電化製品の使い方を見直す

家庭の中にはさまざまな電化製品があるので、それぞれの使い方を見直すことで、電気代を節約できます。

資源エネルギー庁によると、家庭では、エアコン、冷蔵庫、照明の電力使用量が多く、この3つで全体の50%を超えます。つまり、この3つの使い方を見直すだけでも、電気代を大きく削減できる可能性が高いです。

たとえばエアコンの場合は、設定温度と室温の差が大きくなるほど多くの電気を使うことになるため、電気代を節約するためには温度設定が大切です。

環境省が推奨する室温は、夏が28℃、冬が20℃です。これを目安にエアコンの設定温度を調整しましょう。

冷蔵庫は、ドアの開閉回数を減らすなど、庫内の温度をなるべく上げないことが大切です。

庫内の温度が高くなると、温度を下げるためにたくさんのエネルギーを使うため、その分電気代が高くなります。

照明をLEDに交換する

現在、照明の電球に白熱電球や蛍光ランプを使っているなら、LEDに替えるのがおすすめです。

LED電球は省エネ性能に優れています。

蛍光ランプの消費電力は白熱電球の約4分の1ですが、LED電球はさらにその蛍光ランプの約4分の3です。

たとえば、54Wの白熱電球から9WのLEDランプに取り替えて、年間2,000時間使った場合、電気代は約2,790円も削減可能です。

また寿命に関しても、白熱電球は約1,000時間ですが、LED電球は約40,000時間と40倍も違います。

LED電球は、他のものに比べて購入金額が高いものの、長持ちするので、長い目で見るとおトクです。また、交換する手間を減らせるのも魅力です。

ガス代を節約する方法

続いて、ガス代を節約する方法を見ていきましょう。

ガス代を節約する主な方法は、以下の2つです。

  • キッチンの火力や調理方法を工夫する
  • お風呂の使い方を見直す

キッチンの火力や調理方法を工夫する

ガスコンロを使っている家庭では、調理をする際にガス代がかかります。

調理で発生するガス代を節約する方法としては、下記のようなものがあります。

  • 鍋底の水滴を拭き取ってから鍋やフライパンを火にかける
  • コンロを使う際は鍋から炎がはみ出さないように調節する
  • 圧力鍋などを利用して時短調理をする

また、食器洗いでお湯を使えば、その際にもガス代がかかります。

食器を洗う際に、油汚れをキッチンペーパーなどで事前に拭き取ってから洗えば、お湯の使用量を削減できます。

ビニール手袋を使って洗うと、水の冷たさを感じにくくなるため、お湯の設定温度を下げたり、水で食器洗いができ、ガス代の節約につながります。

お風呂の使い方を見直す

一人暮らしの場合、お風呂をためるよりシャワーの方がコストを抑えられます。

ガス代を節約したいなら、湯船にお湯を張る日数を少なくし、シャワーだけで済ませる日を増やすのが良いでしょう。

また、シャワーを流しっぱなしにせず、こまめに止めることも大切です。

シャワーヘッドを節水機能が付いているものに交換するのもおすすめです。

水道代を節約する方法

最後に、水道代を節約する方法をご紹介します。

水道代の節約で気を付けたいポイントは、以下の3つです。

  • 水を出しっぱなしにしない
  • トイレの洗浄は大と小を使い分ける
  • 洗濯物はまとめて洗う

水を出しっぱなしにしない

家の中では、キッチンや洗面台、お風呂など、水を使う場所が多くありますが、すべてにおいて、水をできるだけ出しっぱなしにしないよう意識しましょう。

当然のことですが、水が出る分、水道代が発生するので、水の無駄遣いの削減を意識することで、水道代の節約が可能です。

節水コマをキッチンや洗面台などの蛇口に取り付けると、水の流出水量を調節できるので節水に効果的です。

トイレの洗浄は大と小を使い分ける

トイレの水を流すレバーには、「大」と「小」がありますが、水道代を節約したいならしっかり使い分けましょう。

「大」と「小」では、流れる水の量が大きく異なります。

トイレは、1日に何回も使うものなので、毎回不必要に「大」ばかりを使うと、無駄な水道代がかかります。

洗濯物はまとめて洗う

洗濯はなるべくまとめてするようにして、回数を減らすのがおすすめです。

洗濯をする際には水を多く使うため、洗濯の回数が増えると、その分水道代がかかります。

1日に出る洗濯物の量が少ない一人暮らしの場合は、何日分かをまとめて洗うことで、水道代を抑えられます。

今回は、一人暮らしの光熱費について解説しました。

光熱費はかならず毎月かかりますが、少し意識を変えるだけで節約可能です。

この記事でご紹介した方法を実践して、光熱費を減らしましょう。

ぜひこの機会にご検討ください。

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