スマートムーブとは?メリットや背景、取り組み方法などについて解説

ライフスタイル
2023年9月1日

通勤、買い物、通院などでの移動手段をエコなものに見直す「スマートムーブ」が推進されていますが、具体的にどのような取り組みなのでしょうか?メリットや背景、取り組み方法などについて説明します。

目次

スマートムーブとは、日常生活の移動において、マイカーを中心とする移動手段を見直す取り組みのことです。

私たちは、通勤・通学、買い物、通院、旅行など、日常のさまざまな場面においてマイカーを利用しています。

マイカーを使う頻度を減らし、賢く利用することで、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO₂)の排出量削減を目指すのです。

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スマートムーブに取り組むことで、次のようなメリットがあります。

  • 環境に良い
  • 体に良い
  • 快適・便利

環境に良い

大勢の人と乗り合う公共交通機関や自転車の利用、徒歩での移動によりCO₂を削減し、環境負荷を減らすことができます。

体に良い

積極的に自転車に乗り、徒歩で移動することは、体を動かすことになります。適度な運動により、健康の維持や体力の向上を図ることができます。

また歩いていると、マイカーや公共交通機関に乗っているときには気付かなかった風景を見られることがあります。新鮮な気持ちになり、精神的にも良い効果が得られます。

快適・便利

バスや電車などに乗ることで、マイカー利用時のような駐車場探しの手間を省くことができます。

特に日本の鉄道網は定時性が高く、自動車のように渋滞に巻き込まれることがありません。

移動手段や方法を工夫することで、特に市街地での移動や長距離の移動の際に早く快適に目的地に着くことができます。

では、どうしてスマートムーブが勧められているのでしょうか?

自家用車からのCO₂排出量が多い

家庭から排出されるCO₂のうち、自動車からの排出量は大きな割合を占めています。

温室効果ガスインベントリオフィスによると、家庭からのCO₂排出量のうち、自動車からの排出量は23.7%です。

照明・家電製品に次いで多く、冷暖房、給湯よりも大きい割合を占めています。

また、1人が1キロ移動する際に排出するCO₂の量は、マイカーの場合は132グラム。

バスの90グラム、鉄道の25グラム、自転車や徒歩の0グラムと比べると突出して多く、ジェット燃料を使う航空機の124グラムよりもたくさんの量を排出しています。

日本人の運動不足

マイカーの普及などにより、日本人はおしなべて運動不足であることが指摘されています。

スポーツ庁の調査によると、1日30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上行い、これを1年以上にわたって習慣的に続けている人の割合は、20歳代以上で27.2%にとどまっています。

また、1日当たりの歩く数は、男性で6793歩、女性で5832歩で、国が定める目標値(男性9000歩、女性8500歩)に遠く及んでいません。

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スマートムーブが推進する取り組みは、次の5つです。

  • 公共交通機関の利用
  • 自転車、徒歩での移動
  • 自動車の利用方法の見直し
  • 長距離移動の際の工夫
  • 地域や企業の取り組みへの参加

公共交通機関の利用

一度に多くの人たちを運ぶ電車やバスなどの公共交通機関は、CO₂排出量が少ない移動手段です。

通勤や通学といった毎日の移動に公共交通機関を使うことで、地球温暖化防止の一助になります。

さらに近年では、既存の電車やバスよりも低炭素な交通機関も誕生しています。

内燃機関に加えて電気モーターの動力源を持ったハイブリッドバスや、ヨーロッパなどの都市交通で採用されているLRT(ライトレールトランジット)などがそれに当たります。

自転車、徒歩での移動

自転車や徒歩での移動は、CO₂を全く排出しないことから非常にエコです。

特に車で混雑する中心市街地では、自転車を使うほうが環境面でも時間面でもおトクになることが多いです。

また、自宅から駅までや駅から目的地までを歩いたり、乗り換えなどにより駅構内を移動したりすることで、健康面でもメリットを得ることができます。

自動車の利用方法の見直し

とはいえ、マイカーでの移動を全くなくしてしまうと、生活が不便になります。

特に公共交通機関が都心部ほど発達していない地方では、マイカーは欠かせない交通手段です。

そこで、マイカーを賢く利用することで、環境負荷を軽減することが推奨されています。

例えば、出発時にゆっくりとアクセルを踏んだり、停車時にアイドリングストップをしたりするエコドライブを心掛けることで、燃料消費量を削減することができます。

また、自家用車を電気自動車やハイブリッドカーに買い換えることで、CO₂の削減に貢献することができます。

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長距離移動の際の工夫

日常の移動に限らず、旅行や出張などの長距離移動においてもスマートムーブは推奨されています。

社用車やマイカーで高速道路を何時間も運転する代わりに、新幹線を利用することでCO₂の削減につながります。

もちろん旅行先でも、バスや電車、自転車などを移動手段に選んではいかがでしょうか。 公共交通機関がない地域への移動の場合は、最寄り駅まで新幹線や列車に乗り、そこから先はレンタカーを使うことも手段の一つです。

地域や企業の取り組みへの参加

市町村などの自治体、そして企業などは、スマートムーブに関するさまざまな施策を展開しています。

例えば「パーク&ライド」は、駅やバス停の周辺に整備された駐車場を利用してもらい、自動車はラストワンマイル(最後の区間)の移動のみにとどめることを促しています。

また都市部では、共用の自転車「コミュニティーサイクル」なども整備されています。

この他、近所の人と同じ車を共有して、必要なときだけ使う「カーシェアリング」の概念も提唱されています。

これらの取り組みに参加することで、スマートムーブを実践することができます。

日本各地では、スマートムーブに向けたさまざまな取り組みが実践されています。

LRTを軸としたコンパクトシティー

富山市は、人口40万人と決して大都市ではありませんが、JR線や私鉄の富山地方鉄道の各路線、路面電車の路線網が張り巡らされており、公共交通機関が充実しています。

さらに、日本で初めての本格的なLRTとされる富山ライトレールが2006年に開通。公共交通機関で便利に移動することができます。

公共交通を活性化させ、その沿線に住まいや商業施設などを集積させることで、車がなくても安心して生活することができるコンパクトなまちづくりが進められています。

コミュニティーサイクルの整備

コミュニティーサイクルは、日本各地の主要都市で整備されています。

車やオートバイに依存しない移動で街を挙げての地球温暖化対策になるほか、公共スペースの有効利用や利用者の健康増進といったメリットが期待できます。

岡山市では、平坦な市街地の地形に加え、温暖で雨の日が少ない「晴れの国」と言われる気候を生かして、コミュニティーサイクルを積極的に整備しています。

地元に伝わる桃太郎伝説にちなみ「ももちゃり」と名付けられており、回遊性が高く、にぎわいにあふれた都市づくりを目指しています。

エコドライブの推奨

日本自動車連盟(JAF)では、走行パターンに応じた具体的なエコドライブの方法を提示し、ドライバーに対し実践するよう推奨しています。

発進時は、アクセルをゆっくりと踏み込んで徐々に車を加速させ、スピードが乗った巡航時にはアクセルを一定にして走ります。

減速の際は早めにアクセルから足を離すことで燃料消費をカットすることができ、信号待ちなどで停止しているときはアイドリングストップを心掛けます。

カーシェアリング

民間企業により、登録を行った会員間で車を共同で使うカーシェアリングのサービスが提供されています。

車の購入費用や維持費がかからず、短い時間であればレンタカーより安くなることが多いことから、家族の送迎や買い物といったちょっとした用事で使うとおトクで便利です。

しかし、返却時間が決まっていることや、予約が埋まっていると借りられない場合があるといったデメリットもあります。

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家庭で使う電気も、スマートなものを採用しましょう。

電力事業20年以上の実績がある『エバーグリーン』は、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員の新電力会社。地球に優しい電気を安心してご契約いただけます。

エバーグリーンでは、実質再エネ100%の「CO₂フリー電気」をすべてのお客さまにお届けしています。

エバーグリーンの電気を使うことで、ご家庭の電力使用によるCO₂排出量がゼロになります。

エバーグリーンへの切り替えによって削減できる年間CO₂排出量は、一般的な家庭で1,562kg-CO₂です。これは杉の木約112本が1年間に吸収する量に相当します。

※ 300kWh/月×12か月×0.434kg-CO₂/kWh(令和3年度全国平均係数)より算出
※ 杉の木一本当たりの年間吸収量14kg-CO₂/年と想定(環境省資料より)

エバーグリーンへの切り替えは、WEBから5分程度で行えます。

気になる方は、ぜひエバーグリーンの公式ホームページをご覧ください。

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移動手段も電気も、現代の生活に欠かすことのできないインフラです。毎日のように使うものだからこそ、地球に優しいものを選びたいものです。

エバーグリーンの電気なら、電力使用によるCO₂排出量がゼロになります。公共交通機関をスマートに乗り換えるように、電気もスマートに乗り換えてみてはいかがでしょうか。

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(出典)

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    1

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    安心・安全の供給体制

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