エアコンの送風にかかる電気代はいくら?冷房との比較や上手な使い方を解説

ライフスタイル
2023年10月4日

多くのエアコンに送風機能がついていますが、使い方が分からず使っていない方は意外と多いでしょう。実は送風を上手に使えば、電気代を節約できます。この記事では、エアコンの送風にかかる電気代や冷房・除湿、扇風機などの電気代との違いをご紹介します。上手な活用方法も紹介していますので、参考にしてみてください。

目次

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多くのエアコンのリモコンを見ると暖房・冷房・除湿などに並んで送風機能がついていることがあります。

ただ送風機能の使い方がわからないため、使ったことがないという方もいるかもしれません。

送風機能は、言葉の通り「風を送り出す」機能で、一度エアコンの内部に取り込んだ風を温度を変えずにそのまま部屋に送ります。

送風機能には冷暖房の機能はありませんが、上手に使うことで電気代の節約が期待できます。

送風機能が付いていないエアコンを使っている場合は、冷房の設定を最高温度にすれば送風機能の代わりとして使用可能なことが多いです。

室内の温度よりも高い温度に設定すれば、部屋を冷やす必要がないため、エアコンは熱交換機を使わなくて済むことになり、エアコン内部のファンのみが稼働します。

送風機能がついていないという場合は試してみてください。

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エアコンの送風を使うと、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。

電気代は使うエアコンによって異なりますが、ここでは一例としてシャープの「AY-R80X2」での送風の電気代をご紹介します。

【シャープ「AY-R80X2」で送風(16.9Wh)を使った場合の電気代】

  • 1時間あたりの電気代:約0.5円
  • 1日つけっぱなしにした場合の電気代:約12.6円
  • 1日つけっぱなしで30日間使った場合の電気代:約377.2円

1kWhあたりの電気代は電力会社や電気料金プランによって異なりますが、ここでは目安単価の31円で計算しています。

エアコンの送風機能は、1時間あたり約0.5円の電気代がかかります。1日中つけっぱなしにしたと仮定して、1ヶ月ずっと使っても約377円しかかからないことが分かりました。

冷房・暖房の電気代と比較

送風と同じく、シャープ「AY-R80X2」の冷房と暖房にかかる電気代を見ていきましょう。

冷房
(消費電力:2900W)
暖房
(消費電力:2650W)
1時間あたりの電気代 約89.9円 約82.2円
1日つけっぱなしにした場合の電気代 約2157.6円 約1971.6円
1日つけっぱなしで30日間使った場合の電気代 約64,728円 約59,148円

出典:シャープ|仕様 / 寸法 | R-Xシリーズ

エアコンの送風機能は、1ヶ月つけっぱなしにした場合約377円しかかからないのに対して、冷房と暖房はかなり高額になることが分かります。

扇風機・サーキュレーターの電気代と比較

続いて扇風機とサーキュレーターの電気代は、送風機能と比べてどのくらい違うのかをご紹介します。

【扇風機】
シャープ「PJ-R3DS」
(消費電力:20W)
【サーキュレーター】
アイリスオーヤマ「PCF-MKC18-W」
(消費電力:50/44W)
1時間あたりの電気代 約0.6円 約1.6円/約1.4円
1日つけっぱなしにした場合の電気代 約14.9円 約37.2円/約32.7円
1日つけっぱなしで30日間使った場合の電気代 約446.4円 約1,116円/約982.1円

(出典)
シャープ|PJ-R3DS
アイリスオーヤマ|「PCF-MKC18-W」

エアコンの送風機能の1時間あたりの電気代は約0.6円ですので、扇風機とほぼ一緒です。

一方サーキュレーターは、送風機能と扇風機に比べて1時間あたり約1円程度高くなっています。

前述のとおり、エアコンの送風機能は、他の冷暖房器具よりも電気代が安くなることがわかりました。

送風機能のみを使えば、かなり電気代を抑えることができますが、冷暖房機能はないため1年を通して使うのは難しいです。

しかし、エアコンの送風機能は使い方によっては嬉しいメリットも数多くあります。ここでは、エアコンの送風機能の上手な活用方法をご紹介します。

冷房をつける前に使って電気代を節約

冷房をつける前に送風機能を動かして、部屋の中の空気を循環させるのがおすすめです。

冷房を使う際、部屋の温度と設定温度の差が大きいと、エアコンはフル稼働で動くため、消費電力が大きくなります。

冷房をつける前に送風機能をしばらく稼働させることで、室内の温度を外気温まで下げてくれます。

エアコンがフル稼働する時間が減るため、結果的に消費電力を抑えて電気代を節約することにつながります。

冷房を使う際は、送風機能をしばらく付けてから冷房に切り替えることを意識しましょう。

冷房後に使ってエアコン内部のカビ予防

冷房を使った後に1~2時間程度、送風を稼働させることで、エアコン内部のカビや雑菌の繁殖を防いでくれる効果が期待できます。

特に夏場の空気は暖かく、水蒸気を多く含んでいるため、冷房を稼働している間は熱交換機が結露し、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

送風で風を送ることで、エアコン内部が乾燥して、冷房でできた結露を蒸発させることができます。

エアコンの運転効率の維持や衛生面のことを考えて、冷房を使った後は送風運転を動かすのがおすすめです。

扇風機・サーキュレーターの代わりに使う

前述した通り、エアコンの送風機の電気代は扇風機やサーキュレーターよりも安くなっています。

暑さを感じた時に扇風機やサーキュレーターを使うなら、その代わりにエアコンの送風をつける方が電気代が抑えられるのでおすすめです。

送風機能はエアコンを使うため、風の向きを好みに合わせて変えられるので、直接体に当てれば快適に過ごせる環境が作れます。

換気扇と併用する

ジメジメして暑いと感じるなら、エアコンの送風機能を稼働させながら、換気扇を併用するのもおすすめの活用方法です。

換気扇はただ空気を入れ替えるだけでなく、湿った空気を外に出して乾いた空気を部屋に取り込んでくれる効果を持っています。

送風機能は部屋の空気を循環させるので、換気扇を併用することで、湿った空気を外に出す効率もアップします。

梅雨や雨の日などでジメジメした日は、エアコンの送風と換気扇を組み合わせて、電気代をカットしながら快適な環境を作るのがおすすめです。

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エアコンの電気代を節約したいなら、電力会社を切り替えるのもおすすめです。

電力会社を切り替えて、今よりも電力料金の単価が下がると、エアコンだけでなく家庭内の電気代を全体的に抑えられるかもしれません。

魅力的な特徴やプランがある電力会社は数多くありますが、その中でも特におすすめなのがエバーグリーンです。

エバーグリーンは、以下のような電力会社です。

  • 東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員
  • 電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力
  • 沖縄と一部離島を除く、日本全国に電気を供給
  • 初期費用、契約手数料、解約違約金がかからない ※あるく・おトク・でんきを除く
  • ユニークなプランから選べる

エバーグリーンに切り替える際は、ネットから約5分で手続きできるので簡単です。

興味のある方は、ぜひエバーグリーンの公式ホームページを確認してみてください。

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今回は、エアコンの送風機能の電気代についてご紹介しました。

エアコンの送風機能の電気代は、1時間あたり約0.6円しかかからないため、上手に活用することで電気代の節約につながります。

この記事でご紹介した活用方法を上手く組み合わせて、電気代の節約を試してみましょう。

また電気代が気になる方は、電力会社の切り替えも高い効果が期待できます。電気料金自体を安くできれば、家庭全体の電気代が安くなるので、家計の負担を軽くできます。

この機会に、ぜひエバーグリーンへの切り替えを検討してみてください。

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