電気代の高い家電ランキング10選|今日からすぐに取り組める節電方法もご紹介

ライフスタイル
2023年11月9日

毎月の固定費として支払う電気代は、少しでも安く抑えたいもの。電気代を効率良く節約するためには、電気代の高い家電から節電対策に取り組むのがポイントです。この記事では、電気代がかかる家電をランキング形式でご紹介します。手軽に実践できる節電方法もあわせてチェックしてみてください。

目次

まずは、電気代が高い家電のランキングをチェックしていきましょう。

電気代がかさみやすい家電トップ10と、年間の電気料金の目安は次の通りです。

【電気代が高い家電ランキングTOP10】

順位 家電の種類 年間の電気代目安
1位 エアコン 約22,000円~66,000円
2位 洗濯乾燥機 約6,800円~25,000円
3位 食器洗い乾燥機 約9,500円~17,000円
4位 冷蔵庫 約7,800円~8,900円
5位 テレビ 約1,500円~11,000円
6位 電気ポット 約6,900円~7,900円
7位 炊飯器 約2,500円~3,400円
8位 ドライヤー 約3,400円
9位 アイロン 約2,200円
10位 照明器具 約1,700円~2,400円

ここからは、それぞれの家電の年間電気代について、具体的な算出例を挙げながら詳しく解説していきます。

なお、各家電の電気代については、年間消費電力量または消費電力量、および電力料金目安単価(1kWhあたり31円)をもとに算出しています。

1位:エアコン

年間の電気代がもっともかさみやすいのが、夏・冬の生活必需品とも言える「エアコン」です。

エアコンにかかる年間の電気代は、約22,000円~66,000円。対応畳数が大きくなるほど、年間の電気代も高くなります。

【エアコンの年間電気代の具体例】

メーカー 機種 対応畳数 年間電気代の目安
日立 RAS-W22N 6畳 22,227円
RAS-W28N 10畳 28,303円
RAS-W40N2 14畳 47,864円
RAS-W56N2 18畳 65,658円

(出典:日立|エアコンフルラインアップ)
(出典:日立|仕様:ルームエアコン Wシリーズ)

エアコンは使用する季節が限定されるものの、「夏場・冬場は24時間つけっぱなし」という家庭も多く、どうしても電気代が高くなる傾向にあります。

2位:洗濯乾燥機

毎日の生活に欠かせない洗濯乾燥機は、エアコンに次いで電気代の高い家電です。

洗濯・脱水容量11kg/乾燥容量6kgの洗濯乾燥機で1日1回洗濯した場合、1年間にかかる電気代は約6,800円~25,000円です。

【洗濯乾燥機の年間電気代の具体例】

メーカー 機種 タイプ 1回の洗濯・乾燥にかかる電気代 年間電気代の目安
シャープ ES-X11B ドラム式 18.6円 6,789円
ES-PW11H 縦型 68.2円 24,893円

(出典:シャープ|洗濯機 ES-X11B) (出典:シャープ|洗濯機 ES-PW11H)

1回の洗濯~乾燥までにかかる電気代は、ドラム式か縦型かで大きく異なり、一般的に縦型の方がより多くのコストがかかります。

ただし、乾燥機能を使用しない場合は、洗濯乾燥機のタイプにかかわらず1回あたり2円~3円程度なので、家庭での使い方によっては電気代がそこまでかからないケースもあります。

3位:食器洗い乾燥機

皿洗いの手間をぐっと減らしてくれる食器洗い乾燥機も、電気代がかさみやすい家電のひとつです。

食器洗い乾燥機を1日2回、毎日使用した場合にかかる電気代は、年間約9,500円~17,000円程度。ビルトインタイプと卓上タイプで電気代が異なります。

【食器洗い乾燥機の年間電気代の具体例】

メーカー 機種 タイプ 洗浄・乾燥1回あたりの消費電力 年間電気代の目安
Panasonic NP-45KD9AP ビルトイン 約0.42kWh 約9,505円
NP-TZ300 卓上 約0.77kWh 約17,425円

(出典:Panasonic|食器洗い乾燥機NP-45KD9AP 取扱説明書)
(出典:Panasonic|食器洗い乾燥機 NP-TZ300)

卓上タイプの場合、一回当たりの消費電力は約0.77kWhで、電気代に換算すると約24円程度です。

ドラム式洗濯乾燥機を1回使用するより電気代がかかるため、頻繁に利用しているとその分毎月の電気代にも響いてしまいます。

4位:冷蔵庫

冷蔵庫にかかる年間の電気代は、約7,800円~8,900円ほどです。

基本的には、冷蔵庫のサイズが大きくなると電気代もかかる傾向にありますが、振れ幅はエアコンの電気代と比較するとかなり小さいのが特徴です。

【冷蔵庫の年間電気代の具体例】

メーカー 機種 容量 年間電気代の目安
三菱電機 MR-B46J 455L 7,750円
MR-WZ50J 495L 8,153円
MR-WZ55J 547L 8,246円
MR-MZ60J 602L 8,866円

(出典:三菱電機|三菱冷蔵庫 MR-B46J)
(出典:三菱電機|三菱冷蔵庫 MR-WZ50J)
(出典:三菱電機|三菱冷蔵庫 MR-WZ55J)
(出典:三菱電機|三菱冷蔵庫 MR-MZ60J)

5位:テレビ

近年ではテレビも随分と省エネ化が進んできましたが、家電の中では比較的電気代がかかるものに分類されます。

テレビ1台あたりの年間の電気代は、約1,500円~11,000円程度です。テレビのサイズが大きくなるほど、電気代もかさみやすくなります。

【テレビの年間電気代の具体例】

メーカー 機種 サイズ 年間電気代の目安
東芝 ハイビジョン液晶レグザ V34 series 24V型 1,488円
32V型 1,798円
40V型 2,449円
タイムシフトマシン搭載4K有機ELレグザ X9900M series 55V型 7,099円
65V型 8,711円
77V型 10,540円

(出典:東芝|REGZA ハイビジョン液晶レグザ V34 series)
(出典:東芝|REGZA タイムシフトマシン搭載4K有機ELレグザ X9900M series)

家の中にテレビが複数台ある場合は、その分電気代も多くかかるため注意しましょう。

6位:電気ポット

普段何気なくお湯を沸かすのに使っている電気ポットも、実はそれなりに電気代がかかっています。

電気ポットにかかる電気代は、年間で約6,900円~7,900円ほどです。

【電気ポットの年間電気代の具体例】

メーカー 機種 容量 年間電気代の目安
タイガー PIM-G220 2.2L 6,851円
PIM-G300 3L 7,905円
PIG-J300 3L 6,231円

(出典:タイガー|蒸気レスVE電気まほうびん PIG-J300)
(出典:タイガー|蒸気レスVE電気まほうびん PIM-G220/G300)

電気ポットの容量によって、かかる電気代は異なります。

しかし、一概に容量が少ないものの方が電気代が安くなるというわけではないので、新しく電気ポットを買う際には、年間消費電力量や1日あたりの消費電力量をしっかりチェックすることをおすすめします。

7位:炊飯器

炊飯器で1日2回ご飯を炊く場合、1年間に約2,500円~3,400円の電気代がかかります

【炊飯器の年間電気代の具体例】

メーカー 機種 サイズ 1回あたりの消費電力 年間電気代の目安
象印マホービン NW-US07 4合炊き 0.11kWh 約2,489円
NW-FB10 5.5合炊き 0.151kWh 約3,417円

(出典:象印マホービン|炎舞炊き NW-US07)
(出典:象印マホービン|炎舞炊き NW-FB)

炊飯器のサイズが大きくなると、電気代も高くなります。

家族が多い場合や育ち盛りの子どもがいる場合は、炊飯器の使用頻度が高くなることが想定されるため、電気代がかさみやすくなるでしょう。

8位:ドライヤー

ドライヤーは美容家電の中でも消費電力が大きく、思いの外電気代がかさみやすいアイテムです。

ドライヤーを1日15分間使用した場合、年間でかかる電気代は約3,400円です。

【ドライヤーの年間電気代の具体例】

メーカー 機種 消費電力 年間電気代の目安
Panasonic EH-NA0J 1,200W 約3,395円

(出典:Panasonic|EH-NA0J)

家族が多い場合や、ロングヘアーで髪を乾かすのに時間がかかる場合などは、さらに電気代がかかります。

9位:アイロン

アイロンも、ドライヤーと同じく消費電力の大きい家電です。

1日10分のアイロンがけを毎日行った場合、かかる電気代は年間で約2,200円です。

【アイロンの年間電気代の具体例】

メーカー 機種 消費電力 年間電気代の目安
日立 CSI-315 1,200W 2,263円

(出典:日立|日立コードレススチームアイロン 取扱説明書)

アイロンはスイッチを入れたときにもっとも電力を消費するため、こまめにアイロンがけをしている場合は電気代が高くなりやすいので気を付けましょう。

10位:照明器具

気が付くとつけっぱなしにしていることも多い照明器具。

1日あたり5.5時間使用した場合、年間で約1,700円~2,400円の電気代がかかります。

【照明器具の年間電気代の具体例】

メーカー 機種 年間電気代の目安
アイリスオーヤマ CL12DL-5.11WFV-M 2,418円
CL6DL-5.11WFV-M 1,705円

(出典:アイリスオーヤマ|CL12DL-5.11WFV-M)
(出典:アイリスオーヤマ|音声操作シーリングライト ウッドフレームタイプ CL6DL-5.11WFV-M)

他の家電と比べてかかる電気代はそこまで高くないものの、外出時や夜間に照明をつけっぱなしにしていると、積もり積もって意外と電気代がかかってしまいます。

また、戸建て住宅などで照明の数が多い場合も、電気代は高くなりやすいので注意しましょう。

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毎月の電気代を抑えるには、日頃から節電を意識して実践することが重要です。

効率良く電気代を節約したいなら、電気代が高い家電から節電対策をしていきましょう

ここからは、家電別にすぐ実践できる節電方法をご紹介します。

エアコンの節電方法

月々の電気代を安くしたいなら、まずは年間にかかる電気代が1番高いエアコンの節電からチャレンジしてみましょう。

エアコンの節電方法には次のようなものがあります。

  • 設定温度を見直す
  • サーキュレーターなどを併用する
  • フィルターをこまめに掃除する
  • タイマーを活用する
  • 室外機の周囲に物を置かない

エアコンの設定温度は、夏場は室温28℃、冬場は室温20℃を目安にすることが推奨されています。

冷房時の室温の目安を28℃にすると年間で約820円の節約に、暖房時の室温目安を20℃にすると年間で約1,430円の節約になります

冷房時の設定温度が低め、あるいは暖房時の設定温度が高めという場合は、一度設定温度を見直してみましょう。

加えて、サーキュレーターや扇風機を併用して、室内の空気を循環させるのもおすすめです。冷暖房効率がアップして、少ない消費電力でも室内を適温に保ちやすくなります。

洗濯乾燥機の節電方法

洗濯乾燥機は毎日使う家電だからこそ、節電を心がけることで月々の電気代を安く抑えることに繋がります。

洗濯乾燥機の節電対策としては、

  • 乾燥機能の使用頻度を減らす
  • 電気代が安くなる時間帯に洗濯乾燥を済ませる
  • できるだけまとめて洗濯する

などが挙げられます。

洗濯~脱水までの場合と、乾燥まで行う場合とでは、1回あたりにかかる電気代が大きく異なります。

1度の洗濯で乾燥まで済ませられるのは大変便利ですが、乾燥まで行うと電気代が一気に跳ね上がってしまうのが難点です。

時間に余裕のある時は外干しするなど、乾燥機能の使用頻度を減らすよう心がけると電気代を抑えられます

夜間に電気代が安くなるプランを契約している場合は、夜のうちに洗濯・乾燥を済ませてしまうのもおすすめです。

食器洗い乾燥機の節電方法

食器洗い乾燥機の節電対策も、使用方法を見直すことが基本になります。

  • 乾燥機能の使用はできるだけ控える
  • 食器はまとめて洗う

など、できることから始めてみましょう。

洗濯乾燥機と同じく、食器洗い乾燥機も乾燥の工程にもっとも電気代がかかるため、乾燥機能を控えることが節電に役立ちます

機種によっては「節電コース」を搭載しているものもあるので、上手に活用していきましょう。

冷蔵庫の節電方法

冷蔵庫の節電方法には、

  • 設定温度を適切にする
  • 中身を詰め込み過ぎないようにする
  • 無駄な開閉をしない

などがあります。

特に、冷蔵庫の設定温度の見直しは節電効果が大きいので、ぜひ実践してみましょう。

例えば、周囲の温度が22℃のときに設定温度を「強」から「中」に変更するだけで、年間で約1,670円の節約になります

中身の詰め込み過ぎを防ぐことも有効で、内容量を半分程度に抑えると1年で1,180円ほど電気代を安くできます

テレビの節電方法

テレビも使い方次第で、消費電力を手軽に削減することができます。

  • 必要以上に画面を明るくしたり、音量を上げたりしない
  • テレビを見ないときは消す

などを日頃から心がけることが節電に繋がります。

32V型液晶テレビの場合、画面の明るさを「最大」から「中」に下げると、年間で約730円の節約が可能です。

明るさの設定変更は簡単にできるので、ぜひ実践してみましょう。

電気ポットの節電方法

電気ポットの節電対策として、次のようなものが挙げられます。

  • 長時間使用しないときは電源コードを抜く
  • 節電タイマーを活用する
  • 保温は低めの温度に設定する

外出などで長時間家を空けるときは、電気ポットの電源コードも忘れずに抜きましょう。電源コードを抜くだけで、年間で約2,900円ほど節約できる場合もあります

また、電気ポットに搭載されている節約タイマーをうまく活用することで、20%~30%程度の電気代を削減可能です。

炊飯器の節電方法

炊飯器の節電対策のポイントは、保温時間をできる限り短くすることです。

  • 1度にまとめて炊いて冷凍保存する
  • 食べる時間に合わせて炊きあがるようにタイマー予約を活用する

などの方法で、保温時間を短縮する工夫をしましょう。

ドライヤーの節電方法

ドライヤーは使う時間はそこまで長くないものの、消費電力が大きいので、気付かないうちに電気代がかかっていることも。

そんなドライヤーの電気代を抑えるためには、次のような対策を実践してみましょう。

  • ドライヤーの前に髪をしっかりタオルドライする
  • 湿度の低い場所で乾かす

お風呂上がりの濡れた髪は、しっかりタオルで水気を拭き取ってからドライヤーで乾かしましょう

ドライヤー中に使えるヘアドライ手袋などを併用すれば、さらに使用時間を短縮できるため、電気代を抑えやすくなります。

アイロンの節電方法

アイロンの節電方法として、次のような対策が挙げられます。

  • まとめてアイロンがけする
  • アイロンがけの順番を工夫する
  • 霧吹きでシワを伸ばしやすくする

アイロンの消費電力がもっとも高くなるのは、スイッチを入れたタイミングです。そのため、こまめにかけるより、数日分をまとめてかけた方が節電になります。

また、始めは低温でもシワが伸びるアクリル系素材の衣類からアイロンをかけて、中温になったらウールやナイロン、最後に高温で綿・麻の衣類をアイロンかけするなど、順番を工夫するのも◎。

アイロンがけの時間を短縮できるので、その分電気代を安く抑えられます。

照明器具の節電方法

すぐ実践できる照明器具の節電方法には、次のようなものがあります。

  • 蛍光灯からLEDに変える
  • つけっぱなしにしない

蛍光灯からLEDに変えることで、電気代を約1,836円安くできます

以前はLEDといえば高いイメージがありましたが、近年ではLEDの普及に伴い価格も下がってきています。

自宅で蛍光灯を使っているなら、この機会にぜひLEDに変えてみてはいかがでしょうか?

ここまで、電気代が高い家電の節電方法をご紹介しましたが、月々の電気代を安く抑えるには、電力会社の見直しも有効です。

家庭に合うプランを提供している電力会社に切り替えることで、これまでと同じ生活をしていても、電気代を大きく節約できる可能性があります

さらに、上記でご紹介した節約術と合わせれば、相乗効果でさらに節約効果が期待できるのも嬉しいポイント。

現在は電力の自由化により、家庭に合う電力会社を自由に選べるようになったので、この機会に電力会社の切り替えもぜひ検討してみてください。

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エバーグリーンへの切り替えは、Webから5分程度で簡単にお申込みいただけます

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毎月の電気代を効率良く節約するためには、エアコンや洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機など、電気代の高い家電から節電対策を行いましょう。

また、節電対策と合わせて、電力会社の切り替えを検討するのもおすすめです。電力会社を見直すことで、電気代を根本から大きく削減できる可能性があります。

エバーグリーンでは、それぞれのライフスタイルや価値観に合わせたプランをご用意していますので、切り替え先の候補としてぜひ検討してみてください。

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(出典)

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