コンセントから抜いた方がいい家電は何?待機電力や節電効果も紹介

ライフスタイル
2023年12月3日

現代では、幅広い家電製品が進化を遂げ、私たちの生活を豊かにしてくれています。周りを見渡すと、コンセントだらけのご家庭もあるのではないでしょうか。今回は、たくさんあるなかでコンセントを抜いた方がいい家電についてご紹介します。待機電力や節電効果も合わせて確認していきましょう。

目次

そもそも、なぜコンセントからプラグを抜く必要があるのでしょうか。はじめに、コンセントにプラグを挿しっぱなしにしていることで発生する電力や、本当にプラグを都度抜く必要があるのかについて確認していきます。

待機電力とは

コンセントにプラグを挿したままの状態によって発生する電力を「待機電力」と言います。家電を使用していないにも関わらず、電気代が発生するのはこの待機電力が影響しているのです。

資源エネルギー庁の調査によると、1年間にかかる電気代の内、およそ5.1%は待機電力によって発生した電気代と報告されています。

一世帯の年間電気使用量は4,432kWhという調査結果から、約5.1%にあたる待機電力は228kWhであり、年間7,068円(※)もの電気代が待機電力によって発生していることになります。

※目安単価の1kWhあたり31円で計算

コンセントから抜いた方がいい家電と抜かない方がいい家電がある

待機電力のことを考えると、全ての家電についてコンセントからプラグを抜いた方がいいのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、実際はそんなことはありません。

家電によっては、コンセントからプラグを都度抜くことで、次の起動の際にかえって多くの電気を使用してしまう場合があります。また、家電に設定していたデータが消えてしまうこともあるでしょう。

コンセントから抜くことで電気使用量が増えてしまうのはもちろんのこと、家電を思うように使用できないことは望ましくありません。コンセントから抜いた方がいい家電とそうでない家電があることを理解して、無理なく節電に取り組むことが大切です。

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コンセントからプラグを抜いた方がいい家電の例として、以下のものが挙げられます。

  • ガス温水器
  • テレビ
  • エアコン
  • BD・HDD・DVDレコーダー

これらは待機電力の消費量が多いとされている順に記載しています。給湯機器や映像・音響機器などの待機電力が大きいことがわかるでしょう。

一般的に、待機電力が大きい家電ほど、コンセントからプラグを抜いておくことで節電効果を期待できます。ただし、テレビなどの映像機器で録画予約機能を使用している場合は、コンセントから抜いてしまうと録画ができないなどの問題もあります。

コンセントから抜く家電は、各ご家庭のライフスタイルに合わせて調整することがおすすめです。例えば、エアコンを使用しない季節にプラグを抜いておくことで、待機電力の発生を抑えることができるでしょう。

次に、コンセントからプラグを抜かない方がいい家電の例として、以下のものが挙げられます。

  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • Wi-Fiルーター
  • 電話機
  • プリンター

冷蔵庫や冷凍庫は電力を使用することで庫内の温度をキープし、食品の鮮度を保っています。誤って電源を抜いてしまうと、食品が腐ったり溶けたりしてしまうのでご注意ください。

Wi-Fiや電話機も、コンセントから抜いてしまうとネットワークや回線が使用できなくなります。ただし、家族でしばらく出かける場合は、Wi-Fiのプラグを抜いても問題ありません。留守番電話が入ることもあるため、電話機は抜かない方がいいでしょう。

また、プリンターには目詰まりを防ぐ自動ヘッドクリーニング機能が搭載されています。この機能は稼働時間以外に働くため、コンセントから抜いてしまうとその機能を果たすことができません。

プリンターはヘッド部分を清掃しなければ、目詰まりによって故障する恐れがあります。壊れて買い換える費用を考えれば、待機電力の方が安いと言えるでしょう。

このように、コンセントから抜かない方がいい家電は、常に電源が入っていないと機能しない家電と言えます。コンセントに挿しておくことで本来の役割を発揮するため、抜かないようにしましょう。

コンセントからプラグを抜いて節電を試みる際は、「安全に無理なく」を心がけましょう。

まず、家電の電源を切ったうえでコンセントから抜くようにしてください。電源が入ったままプラグを抜くと、家電の破損や寿命の短縮につながる可能性があります。また、家電の電源が入っている間は電気が流れているので、怪我や火傷の恐れもあるでしょう。

次に、プラグの抜き挿しは適度に行うことが大切です。頻度が多いとバッテリーを消費してしまうこともあり、家電の寿命が短くなってしまう可能性があります。1日に何回も抜き挿しをする家電は、抜かない方がいいと考えられます。

そして、無理な節電意識を持たないことがポイントです。「待機電力を減らさなければ」という義務感がストレスとならないように注意しましょう。あくまで可能な範囲で待機電力の削減に取り組む姿勢が重要になります。

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ここからは、コンセントからプラグを抜かずに電気代を節約できる方法をご紹介します。コンセントから都度抜くのが手間に感じる方は、ぜひ取り入れてみてください。

スイッチ付きの電源タップを使う

複数のプラグをまとめて管理できる「スイッチ付きの電源タップ」は、スイッチを切り替えることでコンセントの抜き挿しと同様の状態を作れます。

テレビやパソコンなど、複数のプラグをまとめることができ、スイッチを切る習慣も付くので手軽に節電に取り組めるでしょう。ただし、長い間使用していると、電源タップが劣化して漏電や火災の原因にもつながるため、定期的に買い換えることをおすすめします。

省エネにこだわった家電に買い替える

家電の買い換えを検討している場合は、省エネ家電に切り替えてみてはいかがでしょうか。省エネ家電を使用すれば、電気使用量を大幅に削減できるかもしれません。

最新の家電は10年ほど前と比較すると、省エネの性能が格段に向上しているといわれています。特に、省エネ性能を示した「統一省エネラベル」の付いた家電がおすすめです。ラベルには年間の電気料金の目安などが記載されています。

家電のスイッチをオフにしていても、コンセントにプラグを挿したままにしていれば、待機電力が発生します。さまざまな節電の工夫が考えられますが、冷蔵庫などはコンセントに挿したまま使用するのが一般的です。

電気代を効率よく節約したいとお考えの方は、電気料金プランの見直しや、思い切って電力会社を切り替えてみることをおすすめします。

各電力会社の公式サイトには、使用量に応じた電気料金のシミュレーション機能などがあり、現在かかっている電気料金と簡単に比較できます。基本料金や従量料金なども掲載されているので、単価をチェックして電気代を安く抑えましょう。

エバーグリーンはユニークなプランが魅力

『エバーグリーン』は、豊富の実績を持つ新電力で、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員です。そんな『エバーグリーン』では、幅広くユニークなプランを取り揃えています。

例えば、でんきと保険がセットになった「保険でんき」や、電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになる「CO₂フリープラン」など、自分のライフスタイルや環境問題への関心に合わせ、お好きなプランを選んでいただけます。

沖縄県と一部離島を除く全国へ電気をお届けしており、地方にお住まいの方でも『エバーグリーン』の電気を使用いただけます。

申し込みはWEBや電話で最短5分で完了し、面倒な手続きなどは必要ありません。詳しいプランの内容やお申し込みの流れに関心のある方は、ぜひ『エバーグリーン』の公式サイトをご確認ください。

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今回は、家電をコンセントから抜いたほうがいい理由や待機電力、節電の工夫についてご紹介してきました。家電には、その機能性に応じてコンセントから抜いた方がいいものと抜かない方がいいものがあることがわかりました。

コンセントから抜いた方がいい家電は、安全に考慮して抜き挿しを行いましょう。また、節電意識がストレスにならないよう、無理なく取り組むことが大切です。都度抜くことで寿命が短くなることもあるため、適度に実施する必要もあります。

なかにはコンセントから抜いてしまうことで機能を果たせない家電もあるため、その場合はどうしても待機電力が発生してしまいます。省エネ家電に切り替えるなど、プラグを抜かない節電方法を模索してみてください。

効率よく電気料金を抑えたい方は、電力会社の切り替えがおすすめです。『エバーグリーン』では、好みに応じてプランをお選びいただけます。ユニークなプランをご用意しているので、ぜひ公式サイトをご確認ください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典)
資源エネルギー庁|平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要

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