【目次】
5人家族の1ヶ月の電気代は平均いくら?
家庭の電気代が高いのかどうか知りたいときは、世帯人数に見合った一般的な電気代の平均額をチェックしてみましょう。
総務省が発表している家計調査によれば、5人家族の1ヶ月の電気代は平均15,474円となっています。
毎月の電気代が約1,5000円以上なら、普段の電気の使い方を見直した方が良いかもしれません。
ただし、5人家族といっても家族構成は家庭によりさまざま。「両親と幼児3人」の家庭と、「両親・祖父母・中学生の子ども」の家庭では、電気の使い方は大きく異なるでしょう。
そのため、電気代の平均額はあくまで目安として参考にしてください。
季節別の電気代の平均額|5人家族なら冬場は20,000円以上
電気代は季節によっても変動します。5人家族の場合、季節ごとの電気代の平均額はそれぞれ次のようになります。
【5人家族の平均的な電気代(季節別)】
季節 | 電気代 |
---|---|
春(2023年4~6月) | 13,130円 |
夏(2023年7~9月) | 11,124円 |
秋(2022年10~12月) | 14,860円 |
冬(2023年1~3月) | 21,763円 |
1年の中でもっとも電気代がかかるのは冬で、5人家族だと約20,000円以上の出費となります。
冬に電気代が高くなる原因としては、下記のようなものが挙げられます。
- エアコンなどの暖房器具の使用が増える
- 日照時間の短縮により電気の使用時間が長くなる
- かさばる衣服が多く洗濯機・乾燥機の使用が増える
- お湯の使用量が増えることで給湯器の稼働が多くなる
「冬場に電気代が20,000円を超えてびっくりした」という方もいるかもしれませんが、冬であれば特に使いすぎということにはならないでしょう。
一方で、電気代が30,000円を超えるようであれば節電を意識した方が良いと言えます。
電気料金はどうやって決まる?仕組みを知って節約のポイントを押さえよう
そもそも、電気料金はどのように算出されるのでしょうか?
電気料金が決まる仕組みを知れば、節約のポイントを押さえやすくなります。
電気代の計算方法と、電気料金を安くするために知っておきたいポイントを解説します。
電気料金の計算方法
一般的に、電気料金は次の計算式で算出されます。
【電気料金の算出式】
電気料金= 基本料金(最低料金) + 電力量料金 ± 電源調達調整額 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金
この計算式より、電気代は次の4つの要素から構成されていることが分かります。
- 基本料金(最低料金)
- 電力量料金
- 電源調達調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
ひとつずつ見ていきましょう。
基本料金(最低料金)
基本料金とは、使用電力量に関係なく発生する固定料金のことです。電力会社のプランによって金額が異なります。
仮に電気をまったく使用しなかった場合でも、基本料金は支払わなければなりません。
基本料金の決定方法には、アンペア制と最低料金制の2種類があります。
【基本料金の決定方法】
・アンペア制
契約しているアンペア数によって基本料金が異なります。アンペア数が大きいほど料金も高くなります。
・最低料金制
1契約ごとに最低料金が定められています。
例えば「最初の15kWhまでは○○円」といったように、契約アンペア数に関係なく基本料金が設定され、一定の電力量を超えた分が電力量料金として上乗せされます。
電力量料金
電力量料金とは、使用電力量に応じて発生する料金のことで、次の計算式で算出されます。
【電力量料金の算出式】
電力量料金 = 電力量料金単価 × 使用電力量
電力量料金単価はプランごとに異なり、月間の電気使用量に応じて3段階に設定されているのが特徴です。
使用する電力が多くなるほど、電力量料金単価は高くなります。
【電力量料金単価の一例】
最初の120kWhまで(第1段階料金):19.68円
120kWhを超え300kWhまで(第2段階料金):26.21円
300kWhを超えたもの(第3段階料金):30.26円
電源調達調整額
電源調達調整額とは、電源調達にかかったコストに対する料金のことで、算出式は次の通りです。
【電源調達調整額の算出式】
電源調達調整額 = 電源調達調整単価 × 使用電力量
電源調達調整単価 は、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格の平均額に連動して金額が変わります。
市場価格平均が安い場合は、単価がマイナスとなって電気代が安くなりますが、市場価格平均が高騰すれば、単価がプラスとなるためその分電気代が高くなります。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、再生可能エネルギーの導入促進のため、全国一律で負担する料金です。
【再生可能エネルギー発電促進賦課金の算出式】
再生可能エネルギー発電促進賦課金 = 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価 × 使用電力量
再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は、毎年国により設定されます。
2023年度(2023年5月検針分から2024年4月検針分まで)の賦課金単価は、1kWhあたり1.4円です。
例えば、1ヶ月の使用電力量が400kWhの家庭の場合、毎月560円、年間で6,720円の再生可能エネルギー発電促進賦課金を、電気代の一部として負担していることになります。
電気料金の構成要素から見る、節約のポイントとは?
電気代を構成する要素が分かったところで、電気代節約のためのポイントを見ていきましょう。
電気料金を安くしたい場合、「基本料金」「電力量料金単価」「使用電力量」を抑えるのがコツです。
特に、使用電力量は基本料金以外のすべての構成要素に関わっており、電気を使った分だけそれぞれの要素の料金が高くなります。
以下では、「基本料金」「電力量料金単価」「使用電力量」を節約するための方法をご紹介します。
5人家族の電気代を節約するには?
5人家族の電気代を削減するには、次のような方法があります。
- 契約アンペア数を見直す
- 家族の生活スタイルに合うプランに変更する
- 家電の使い方を工夫する
- 電気代が高い家電の節電対策を優先的に行う
- 省エネ機種に買い替える
5人家族の電気代はどうしても家計の負担になりがちです。実践できそうな対策から取り組んで、少しでも月々の出費を抑えましょう。
契約アンペア数を見直す
契約アンペア数を適切なものに見直すことで、電気代の基本料金を安く抑えられます。
40Aで足りるにも関わらず60Aで契約しているなど、必要以上にアンペア数が高いと、その分基本料金の無駄が大きくなってしまいます。
契約アンペア数が家庭の電気使用量に見合っているか、一度確認してみましょう。
家族の生活スタイルに合うプランに変更する
家族の生活スタイルに合わせて契約プランを変更することも、電気代の節約に繋がります。
例えば、日中は仕事や学校などで家に誰もいないことが多い場合は、家族の在宅時間帯である夜間の電気料金がおトクなプランに切り替えることで、電気代が安くなる可能性があります。
働き方の変化や子どもの入学・進級・就職などをきっかけに、家族の生活スタイルは変わるもの。
定期的に電気料金プランを見直して、電気代を節約しましょう。
家電の使い方を工夫する
「契約アンペア数を低くすると、ブレーカーが落ちないか心配」という方もいるでしょう。
ブレーカーが落ちるのは、一度に使う電気の量が契約アンペア数以上になったときです。
つまり、家電を使うタイミングを分散させれば、契約アンペア数を下げてもブレーカーが落ちにくくなります。
ポイントとして、冷蔵庫のように常時稼働させている家電ではなく、一時的に使用する家電の使い方を工夫してみてください。
特に、洗濯乾燥機や電子レンジ、電気ポット、ドライヤーなどの必要アンペア数が高い家電は、できるだけ同時に使用しないようにしましょう。
電気代が高い家電の節電対策を優先的に行う
家電によってかかる電気代は異なります。
電気料金を効率的に削減したいなら、電気代が高い家電の節電対策を優先的に行いましょう。
電気代が高い家電トップ3は次の通りです。
【電気代が高い家電トップ3】
1位:エアコン
2位:洗濯乾燥機
3位:食器洗い乾燥機
例えば、1位のエアコンの節電対策としておすすめなのが、「設定温度と使用時間の見直し」です。
「省エネ性能カタログ2023年版」によると、エアコンの設定温度を1℃変えることによって節約できる電気代は次のようになります。
【エアコンの設定温度の見直しによる節電効果】
設定温度 | 節約できる電気代(年間) |
---|---|
冷房時:27℃→28℃ | 約820円 |
暖房時:21℃→20℃ | 約1,430円 |
※1日9時間使用した場合
エアコンの設定温度を1℃見直すだけで、電気代を年間で2,000円以上節約できる可能性があります。
また、エアコンの使用時間を1時間短くした場合、冷房時で年間約510円、暖房時で年間約1,100円の電気代を削減可能です。
省エネ機種に買い替える
最新機種の家電は、古い機種に比べて省エネ性能が大きく向上しています。
経済産業省が運営する「省エネポータルサイト」によれば、約10年前の機種と比較すると、冷蔵庫は約40%~47%、テレビは約42%、エアコンは約17%省エネ性能がアップしています。
エネルギー効率の良くない古い機種を使い続けていると、電気代がかさむ原因になるので気を付けましょう。
特に、常時電源をONにしている冷蔵庫や、エアコンなどの電気代がかさみやすい家電については、早めに省エネタイプの機種に買い替えることをおすすめします。
5人家族の電気代は高い!安く抑えるには電力会社の切り替えも検討を
5人家族の電気代は、人数が多い分どうしてもかさみやすくなります。
契約アンペア数の見直しや家電の節電対策などは、電気代を節約するためにはもちろん大切ですが、もっと効率良く電気代を削減したいなら、電力会社の切り替えも検討してみましょう。
電力会社の切り替えによって基本料金や電力量料金単価が今よりも安くなれば、毎月の電気代を大きく削減できる可能性があります。
家電などの節電対策は実行しないと節約に繋がりませんが、電力会社の切り替えは、いったん電気代を削減できれば節約効果がずっと続くのがポイントです。
継続的に電気代を節約できるので、家計の負担を減らすのにも大いに役立ちます。
5人家族の高すぎる電気代にお悩みの方は、ぜひ電力会社の切り替えを検討してみましょう。
エバーグリーンへの切り替えで、効率良く節電しよう
「電力会社を切り替えたいけれど、色々な会社があって迷ってしまう」という場合は、ぜひ老舗の新電力『エバーグリーン』を候補のひとつとして検討してみてください。
エバーグリーンは、東証プライム市場上場の「イーレックスグループ」の一員で、20年以上の実績を持つ電力会社です。
エバーグリーンの特徴と、切り替え先に選ぶメリットを見てみましょう。
通常プランの他にもニーズに合わせたさまざまなプランをご用意
エバーグリーンでは、シンプルな通常プランの他にも、お客さまのニーズやライフスタイルに合うユニークなプランをご用意しています。
【エバーグリーンの電気料金プラン】
電気料金プラン | プラン内容 |
---|---|
CO₂フリープラン | 電力使用によるCO₂排出量が実質ゼロになるプラン。「環境に優しい電気」に興味がある場合はぜひご検討を。 |
プレミアムポイントプラン(Tポイント) | 電気料金に応じてTポイントがたまるプラン。ポイント付与率は最大3%で、おトクにTポイントが貯まります。 |
保険でんき | 個人賠償責任保険と電気がセットになったプラン。自治体による自転車保険の義務化にも対応可能です。 |
あるく・おトク・でんき | 歩数に応じて電気代が割引されるプラン。最近健康が気になりだした方や、普段からよく歩く方におすすめ。 |
気になるプランがあれば、ぜひエバーグリーンのホームページで詳しい内容をチェックしてみてください。
毎月の電気料金をLINEでお知らせ
エバーグリーンでは「LINEで電気料金お知らせ」サービスを実施しています。
お申し込みいただくと、LINEから簡単に電気代をチェックできるようになることに加え、毎月の電気料金が50円引(年間で600円引)となります。
紙の検針票を処分する手間が省けるうえに、ちょっとした節約にもなるのがポイントです。
家族や友人にメッセージを送るついでに電気代を確認できるため、月々の料金をしっかり把握でき、家計管理にも役立ちます。
クレジットカードでのお支払いにも対応
エバーグリーンでは、電気料金のお支払方法として、クレジットカードまたは口座振替のどちらかをお選びいただけます。
「おトクにポイントを貯めたいからクレジットカード払いで」「カードの利用限度額を節約するために口座振替で支払いたい」など、お客さまのご都合に合わせてお選びください。
※エバーグリーンのホームページからお申し込みの場合、選択できるのはクレジットカード決済のみとなります
「でんきレスキュー」サービスで急な電気のトラブルも安心
エバーグリーンの低圧電気サービス(従量電灯、低圧電力プラン)をご契約中のお客さまは、「でんきレスキュー」サービスをご利用いただけます。
「頻繁にブレーカーが落ちる」「電気が急に点かなくなった」などのトラブルが発生した場合に、お電話1本でご自宅に駆け付けて、不具合の原因調査と応急処置を実施します。
サービスは無料でご利用可能で、24時間365日お電話を受け付けていますので、万が一の際には安心してご連絡ください。
Webから5分で簡単申し込み
エバーグリーンへの切り替え申し込みは、Webから5分ほどで簡単に行えます。
お申し込みの際には、現在の電気のご契約内容が確認できるもの(検針票)をお手元にご用意ください。
なお、現在ご契約中の電力会社からの切り替え手続きはエバーグリーンが行います。お客さまから電力会社へご連絡いただく必要はありません。
エバーグリーンに手間なく切り替えて、月々の電気代の負担を効率良く減らしましょう。
毎月の電気代を節約して家計に余裕を生み出そう!
5人家族の場合、電気代はどうしてもかさみやすくなるため、普段の生活の中で節電を意識することが大切です。
また、電気代を効率良く安くしたいなら、電力会社の切り替えも検討してみましょう。
場合によっては、これまでと同じ生活をしていても、電気代を大幅に削減できる可能性があります。
さらに、いったん電気代が安くなれば、その後も手間なく節約効果が続くのも嬉しいポイント。
エバーグリーンでは、ご家庭のライフスタイルなどに合うさまざまなプランをご用意しています。
お申し込みもWebから簡単に行えるので、電力会社を切り替える際にはぜひ選択肢のひとつとして検討してみてください。
(出典)
- 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2022年 3-1 世帯人員別
- 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年4~6月期 4 世帯人員・世帯主の年齢階級別
- 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年7~9月期 4 世帯人員・世帯主の年齢階級別
- 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2022年10~12月期 4 世帯人員・世帯主の年齢階級別
- 政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年1~3月期 4 世帯人員・世帯主の年齢階級別
- 経済産業省|再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2023年度以降の買取価格等と2023年度の賦課金単価を設定します
- 省エネ性能カタログ2023年版
- 経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」|機器の買換で省エネ節約