【目次】
600W家電の電気代はいくらになる?計算方法をチェック
600Wの家電にかかる電気代は、以下の計算式で求めることができます。
消費電力(W)÷1,000×1日の使用時間(h)×1kWhの電気量料金=電気代
消費電力が600Wかかる電化製品というと、さまざまなものが挙げられます。
たとえば、ドライヤー、電気ストーブ、こたつなどです。
どの家庭にも1台はあるであろう電子レンジにも、「600W」という表示がありますが、これは「定格高周波出力」のことであり、実際の消費電力のことを指してはいません。
電子レンジのメーカーや製品によって消費電力に差はありますが、一般的には600W以上の電力を消費することが多いため、電気代を計算する際には注意しましょう。
電子レンジの場合
前述したように、電子レンジの電気代は、メーカーや製品の消費電力によって異なります。
たとえば、『SHARP』が提供するオーブン電子レンジ「ヘルシオ AX-XA30」の定格消費電力は1,460Wです。
この項目では、ヘルシオ AX-XA30を1日5分使用すると想定し、電気代を計算してみましょう。
なお、1kWhあたりの電気量料金は、目安単価の31円/kWhを使用して計算します。
【1日使った場合】
1,460(W)÷1,000×5(分)/ 60(分)×31(円/kWh)=約3.77円
※60分で割るのは「分(minutes)」から「時間(hours)」へと単位を変更して計算するため。
【1ヶ月使った場合】
3.77(円)×30(日)=約113円
【1年使った場合】
113(円)×12(ヶ月)=1,356円
ただし、あくまでも上記の金額は一例です。
お使いの電子レンジの消費電力によって、かかる電気代は異なります。
自宅の電子レンジの電気代がいくらかかっているのかを詳しく知りたい方は、自宅の電子レンジの説明書などを参考に、上記の計算式に消費電力を当てはめてみましょう。
(出典:シャープ|仕様 / 寸法 | ヘルシオ AX-XA30)
ドライヤーの場合
ドライヤーは、家族みんなで使う家電だからこそ、どのくらい電気代がかかっているのか気になるところです。
消費電力が600Wのドライヤーを1日10分間使うことを想定し、どのくらい電気代がかかっているのかを計算してみましょう。
【1日使った場合】
600(W)÷1,000×10(分)/ 60(分)×31(円/kWh)=約3.1円
【1ヶ月使った場合】
3.1(円)×30(日)=93円
【1年使った場合】
93(円)×12(ヶ月)=1,116円
600Wのドライヤーを1日10分使った場合、電気代は3円ほどです。
ただし、家族みんなが何度もドライヤーを使ったり、長時間使うような家庭では、ドライヤーの電気代が意外と大きな家計の負担になる可能性もあるでしょう。
電気ストーブの場合
寒い時期に活躍する電気ストーブですが、電気代がいくらかかるかご存じでしょうか。
ここでは、600Wの電気ストーブを30分使うと仮定して、電気代を計算してみましょう。
【1日使った場合】
600(W)÷1,000×30(分)/ 60(分)×31(円/kWh)=約9.3円
【1ヶ月使った場合】
9.3(円)×30(日)=279円
電気代が高いイメージのある電気ストーブですが、30分程度の使用なら、上記の通りそこまで電気代は高くありません。
こたつの場合
電気ストーブと同じく、寒い時期に欠かせない暖房器具のひとつがこたつです。
ついつい家族みんなで長く使ってしまう……という方も多いのではないでしょうか。
この項目では、600Wのこたつを1時間使用すると仮定し、電気代を計算してみましょう。
【1日使った場合】
600(W)÷1,000×1(h)×31(円/kWh)=18.6円
【1ヶ月使った場合】
18.6(円)×30(日)=558円
当然ですが、こたつは使用時間が長いほど電気代がかかります。
寒くなると一家団欒でこたつに入って暖まりたいものですが、使用時間と電気代には注意が必要です。
600W家電の電気代を節約する方法
600Wの家電は、使い方によっては家計の大きな負担になることもあるでしょう。
ここからは、代表的な600Wの家電の電気代を節約する方法をご紹介します。
電子レンジの節約術
電子レンジの電気代を節約するコツは、食材の解凍時間を短くすることです。そうすることで、電子レンジの使用時間が短縮され、電気代の節約に繋がります。
たとえば、冷凍肉や魚を使いたいときは、事前に十分に自然解凍しておくと良いでしょう。
あらかじめ使用したい食材が決まっているのなら、室内に置いて自然解凍させるのがおすすめです。ただし、夏場は食材が腐らないように冷蔵庫で自然解凍させましょう。
電子レンジの庫内を定期的に掃除することも、節約のポイントです。
庫内に汚れがあると、温めたいものに対して効率良くエネルギーを届けることができません。
さらに、庫内の汚れを放置していると、発火などの重大事故に繋がる可能性もあります。事故を防ぐためにも、電子レンジの庫内はこまめに掃除するよう心がけましょう。
ドライヤーの節約術
ドライヤーの使用時間を短縮するには、タオルドライが有効です。
お風呂あがりに、まずはしっかりとタオルドライをし、ドライヤーの使用時間を少しでも減らしましょう。
また、ドライヤーを使う場所の「湿度」にも注目です。
お風呂あがりの脱衣所は、浴室からの湯気などで湿度が高くなっています。
湿度が高い場所で髪を乾かすと、髪の水分がなかなか蒸発せず、髪が完全に乾くまで時間がかかることがあります。
髪を乾かす際は、湿度が低いリビングや自室などで行うと、時短に繋がり効率的に髪が乾くでしょう。
ストーブ・こたつの節約術
電気ストーブとこたつは、使い分けを意識すると節約に繋がるかもしれません。
冷えた体をすぐに暖めたいときは電気ストーブ、手足をゆっくり暖めたいときはこたつなど、状況に応じて使い分けることをおすすめします。
電力会社の切り替えも検討しよう
2016年4月より始まった「電力の小売全面自由化」により、私たち一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました。
家庭の電気代が特に高いと感じている方は、電力会社の切り替えによって、電気代の節約効果が見込めるかもしれません。
電気代の負担が気になる方は、ぜひ電力会社の切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
電力会社の切り替えなら『エバーグリーン』
たくさんの電力会社の中から、どれを選べば良いか分からない……とお悩みの方は、新電力の『エバーグリーン』への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
エバーグリーンは、東証プライム市場上場のイーレックスグループの一員で、電力事業20年以上の実績がある老舗の新電力です。
エバーグリーンの大きな特徴は、再生可能エネルギー実質100%の「CO₂フリー電気」をすべてのお客さまにお届けしている点です。
エバーグリーンへの切り替えによって、家庭での電力使用によるCO₂排出量がゼロになるため、いつも通り電気を使っているだけで、地球温暖化防止に貢献できます。
また、エバーグリーンにはユニークなプランもあります。
たとえば、歩けば歩くほどおトクになる「あるく・おトク・でんき」や、個人賠償責任保険と電気がセットになった「保険でんき」などです。
エバーグリーンについて詳しく知りたい方は、ぜひエバーグリーンの公式ホームページをご覧ください。
600Wの家電は家計の負担になることも
普段何気なく使っている600Wの電化製品は、意外と家計の負担になることも考えられます。今からでも節約方法を取り入れて、家計の負担を減らしましょう。
電気代の節約方法の中でも特に効果的なのが、電力会社の切り替えです。新電力エバーグリーンへの切り替えもぜひご検討ください。