掃除機の寿命は何年?買い替えのサインや長く使うコツも解説

ライフスタイル
2021年6月30日

掃除機を長く使っていると、寿命がどのくらいか気になってくる方もいるのではないでしょうか。掃除機は電化製品なのでいつかは寿命を迎えるものの、できるだけ長持ちさせたいところです。この記事では、掃除機の寿命や買い替えのサイン、長く使うコツなどを詳しく解説します。

目次

掃除機の寿命は何年くらいだと思いますか?

内閣府の消費動向調査(令和4年3月実施分)によると、電気掃除機の平均使用年数は7.5年です。

買い替え理由の65.4%が「故障」となっており、多くの掃除機が7〜8年で寿命を迎えていることがわかります。

もちろん掃除機の寿命は使い方や機種などによって変わってきますが、およそ7〜8年で寿命がくると捉えておきましょう。

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先ほど掃除機の寿命はおよそ7〜8年とご紹介しましたが、実際に寿命を迎えるタイミングはそれぞれです。

寿命が近づいてくると下記のような症状が現れますので、一つずつ見ていきましょう。

  • 電源が入らない・途中で止まる
  • 吸引力が弱くなってきた
  • コードの巻き取りが悪くなってきた
  • 焦げ臭いにおいがする

電源が入らない・途中で止まる

掃除機の電源が入らない場合、故障や寿命を迎えている可能性があります。

また、電源は入るものの、途中で止まったり、急に動かなくなったりする場合も要注意です。

掃除機内部や電源コードが故障・劣化している可能性があり、修理や買い替えが必要になります。

ただ、掃除機にはモーターの加熱を防ぐための保護装置が搭載されており、その保護装置の機能によって一時的に運転できない状態になっている可能性もあります。

そのため、正常に動いていたのに突然止まってしまった場合は、電源プラグを抜いて30分ほど放置して様子を見てください。

保護装置が原因であれば、少し時間を置くことでモーターが冷え、保護装置が解除されて正常に使えるようになります。

吸引力が弱くなってきた

掃除機の生命線である吸引力は、寿命かどうかを見極めるポイントになります。

以前よりもゴミを吸い取りにくくなったという場合、吸引力が弱っており、寿命に近づいている可能性があります。

ただし、内部にゴミが残っていて吸引力が弱まっているケースもあります。

紙パックやダストカップ、ノズルなどにゴミが溜まっている場合は、一度ゴミを綺麗に取り除いてから再度吸引力を確かめてみましょう。

コードの巻き取りが悪くなってきた

電源や吸引力など目立った異常に注目しがちですが、コードにも寿命のサインが現れます。

コード付きの掃除機は、ボタンを押すと一気にコードを巻き取れるのが正しい状態です。

しかし、中の部品などが故障すると、上手くコードが収納されなくなります。

コードのよじれや偏りが原因で巻き取れなくなっていることもありますが、そうでない場合は修理や買い替えが必要でしょう。

焦げ臭いにおいがする

焦げ臭いにおいがしたり、本体が熱くなっていたりする場合は、すぐに使用をやめましょう。

モーターの寿命が原因と考えられ、そのまま使い続けると発火する恐れもあります

修理が難しい場合もあるので、買い替えを検討するのが賢明です。

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掃除機を長く使っていると、いつかは寿命がきます。

とはいえ、一度買った掃除機はできるだけ長く使いたいものです。

そこでここでは、掃除機をできるだけ長く使うためのコツを5つ解説します。

どれも掃除機の使い方をちょっと変えるだけでできますので、ぜひ取り入れてみてください。

  • なるべく衝撃を与えないように丁寧に使う
  • 内部のゴミをためすぎない
  • バッテリータイプは正しく充電する
  • コードを規定の位置まで伸ばす
  • こまめにメンテナンスする

なるべく衝撃を与えないように丁寧に使う

掃除機は機械であり、強い衝撃によって故障する可能性があります。

小さな衝撃でもダメージが蓄積して、寿命が早くなるかもしれません。

掃除機を使用する際は、壁にぶつけたり、床に勢いよく置かないようにするなど、できるだけ丁寧に扱うことが大切です。

内部のゴミをためすぎない

紙パックやダストカップにゴミが溜まったまま掃除機を使用すると、必要以上にモーターに負担がかかります。

またゴミによって紙パックやフィルターが目詰まりすると、モーターへの負荷だけでなく、吸引力にも影響を及ぼします。

内部にゴミをためないことを心がけ、できるだけこまめにゴミを捨てましょう。

バッテリータイプは正しく充電する

コードレス掃除機はバッテリーを充電する必要がありますが、充電の仕方を誤るとバッテリーが劣化してしまい、寿命が早まるので注意が必要です。

掃除が終わったら、使用時間に関わらず必ず充電するようにしましょう。

充電せずにそのまま放置すると、過放電が起きてバッテリーの寿命が短くなります。

各製品の最適な充電方法は取扱説明書に記載してあるので、確認しましょう。

コードを規定の位置まで伸ばす

コード付きの掃除機には、コードに黄色と赤色のテープが付いています。

赤色のテープは「これ以上コードを引き出さないでください」という印、黄色のテープは「ここまで引き出してください」という印です。

コンセント近くで掃除をするときはそこまでコードの長さが必要ないこともありますが、黄色のテープの位置まで引き出さないと、発熱して故障につながる可能性があります。

掃除機を使う際はいつでも黄色のテープの位置までコードを引き出すようにしましょう。

こまめにメンテナンスする

掃除機を長く使うためには、こまめにお手入れすることが大切です。

掃除するべき場所とその方法は、以下を参考にしてみてください。

  • ヘッドやホースなどの接続部分:接続部分のピンのゴミを取り除く
  • 本体、ホース、延長管:布などで水拭きする
  • 子ノズル:ゴミを吸い取る
  • 手元ブラシ:先端に絡みついたゴミを取る
  • センサー:センサー部分を布で乾拭きする
  • フィルター:ほこりをはたき落とす、または軽く水洗いする
  • バスケット、フィルター枠:軽く水洗いする

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寿命で使用できなくなった掃除機の処分方法はいくつかあります。

まずは不燃ゴミや粗大ゴミとして捨てる方法です。

掃除機は小型家電リサイクル法の対象品目に指定されており、各自治体によって処分のルールが異なります。

お住まいの市区町村のルールを確認してから正しい方法で捨てましょう。

また、リサイクルショップに売ることもできます。

ただし故障や劣化の程度が重い場合は買い取ってもらえない可能性があります。

家電量販店で新しい掃除機を購入する場合は、古い掃除機を引き取ってもらえる場合があるので、お店に確認してみてください

店舗によってサービスが違うので、事前に問い合わせが必要です。

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掃除機に関わらず、最新の家電は省エネを意識しており、経済的な商品が多いです。

掃除機についても同様で、最新の掃除機に買い換えることによって電気代の節約を期待できます。

これまでの掃除機と最新掃除機の省エネ性能の違い

最新の掃除機にはエコ機能が搭載されているものが多くあります。

たとえば『シャープ』から2020年に発売されたキャニスターサイクロン掃除機「EC-VS530」には、自動エコモードが搭載されています。

自動エコモードはフローリングやカーペットなどの床面に合わせて運転を自動制御する機能です。

シャープのホームページでは、自動エコモードによって消費電力を最大約37%削減できると公表しています。

2011年に同じシャープから発売されたキャニスターサイクロン掃除機「EC-CT12-C」にはこのような機能はなく、省エネ性能の向上が見て取れます。

省エネ家電については、こちらの「省エネ家電とは?買い替えで家計にも環境にもやさしい生活を」で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

新しい掃除機に買い換える際のポイント

最新の掃除機に買い換える際に注目したいのは、以下の3つのポイントです。

  • 掃除機の種類
  • ヘッドのタイプ
  • ゴミのため方

掃除機の種類で選ぶ

掃除機には大きく分けて、キャニスタータイプとスティックタイプの2種類があります。

キャニスタータイプは吸引力が安定しており、ゴミやほこりをしっかり吸い取ってくれるのが特徴です

しっかり掃除したいという方に向いています。

一方、スティックタイプは、キャニスタータイプとは違ってスリムな形状で、動かしやすいのがメリットです。

コードレスタイプのものが多く、コードを気にせず掃除できるのも嬉しいポイントでしょう

また、ロボット掃除機という選択肢もあります。

自動で部屋の中を動きながらゴミやほこりを吸い取ってくれ、機種によっては水拭きや乾拭きまでやってくれるものもあります。

ヘッドのタイプで選ぶ

掃除機のヘッドには、モーターヘッドやタービンヘッドなどの種類があります。

モーターヘッドは吸い込み口にモーターが内蔵されており、そのモーターでブラシを強く回転させてゴミを吸い取る方式です。

ゴミを吸い込む力が強く、しっかり掃除できるのが特徴としてあげられます。

一方、タービンヘッドは吸い込む風力によってブラシを回転させてゴミを吸い取ります。

吸引力はモーターヘッドに比べて劣るものの、モーターがない分比較的軽く扱いやすいのがメリットです。

吸引力や扱いやすさに注目して、掃除機のヘッドにもこだわってみましょう。

ゴミの溜め方で選ぶ

ゴミの溜め方には、紙パック式とサイクロン式の2種類があります。

紙パック式の場合は、紙パックの中にゴミがたまっていき、紙パックごと捨てられるようになっています。

ただ、紙パック代がかかる点やゴミがたまると吸引力が落ちやすい点がデメリットです。

サイクロン式は、吸い込んだゴミと空気を遠心力によって分けて、ゴミだけをダストカップに溜めていく仕組みになっています。

フィルターの目詰まりが起きにくいため、ゴミがたまっても吸引力が持続するのが魅力です。

ただし紙パックと違って、ダストカップのお手入れが必要になります。

どちらも一長一短がありますので、自分に合ったタイプを選びましょう。

掃除機の寿命は約7年前後で、寿命が近くなると途中で止まったり、吸引力が弱くなったりするなどの症状が出てきます。

できるだけ長く使うためには、衝撃を与えないようにしたり、ゴミをこまめに捨てたりすることが大切です。

また、最新の掃除機は省エネ性能が高いので、買い替えを検討するのも選択肢のひとつです。

さらに電気代を抑えたいという方には、電力会社の切り替えをおすすめします。

掃除機以外の電気代もまとめて安くなるかもしれませんので、ぜひ検討してみてください。

エバーグリーンのホームページはこちら >>

(出典:内閣府|消費動向調査 令和4年3月実施調査結果)
(出典:Panasonic|掃除機が途中で止まる)
(出典:Panasonic|掃除機の吸い込みが弱い)
(出典:Panasonic|掃除機の音が大きくなった)
(出典:Panasonic|【掃除機全般】 電池は使い切ってから充電したほうが良いの?)
(出典:Panasonic|サイクロン式掃除機のお手入れ)
(出典:テックマークジャパン|【故障予防策】掃除機-1)
(出典:シャープ|掃除機のモーターが寿命になると本体はどうなりますか?)
(出典:シャープ|EC-VS530)
(出典:シャープ|EC-CT12)
(出典:シャープ|掃除機ヘッド(吸込口)の種類を知りたい。)
(出典:シャープ|あなたはどっち派?サイクロン式と紙パック式を比較)
(出典:Joshin webショップ|【2022年】おすすめ掃除機25選!Joshin web家電担当者が機種選びのポイントを紹介)
(出典:埼玉県|小型家電リサイクルについて)

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